Udo Dirkschneider | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th |
David Reece | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th |
Mark Tornillo | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
Wolf Hoffmann | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
Jörg Fischer | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
Herman Frank | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th |
Uwe Lulis | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
Philip Shouse | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
Peter Baltes | Bass, Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th |
Martin Motnik | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
Frank Friedrich | Drums | 1st |
Stefan Kaufmann | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
Stefan Schwarzmann | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th |
Christopher Williams | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
ACCEPT (1979;1st) 4 | |
SPV 076-69762 CD |
軽快なギター・リフのハード・ロック。プログレッシヴ・ロックのようなファルセットのクワイアを絡めたキャッチーなメロディをノリ良く走らせます。ヴォーカルは細かな音程が甘い中音域がメインで音抜けの悪さもあって印象は良くないです。そこを補うようにツイン・ギターがキャッチーなメロディを投下していきます。ベースは時折存在を主張するような小技を入れてきますが基本的には縁の下です。ドラムはサウンドが細いので目立ちませんが結構私好みの感じにオカズを加えて叩いています。
#4:ゆったりとしたリフの裏でドラムが頑張って走る。#7:哀愁を滲ませるギター・ワークをベースが緩急つけて支える。#9:ノリよくストレートにロックするギター・リフが魅力。
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PERSONNEL
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I'M A REBEL (1980;2nd) 5 | |
UICY-20240 |
キャッチーなギターが牽引するハード・ロック。ヴォーカルはヒステリックな金属質のダミ声をメインにしてメロディのレンジは狭くともエネルギー感を前面に出してきます。セカンド・ヴォーカルのPeterの振り撒く枯れた哀愁もワン・ポイントとして良いです。ギターはシンプルながらツボを押さえたメロディのリフ・ワークが大きな魅力。ベースはたまにポップスっぽい雰囲気になりますが存在感はあって良いです。ドラムも割と打ち込みっぽいスタスタしたサウンドで無機質に進行します。
#2:ノリ良く走るキャッチーなギター・リフにコマーシャルなベースが絡む。#4:ギター・リフとヴォーカルがキャッチーに跳ねる。#7:切々と爪弾かれるギターに哀愁のメロディがブーストされる。
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PERSONNEL
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BREAKER (1981;3rd) 8 | |
UICY-20241 |
ハイ・ボルテージの金属質ヴォーカルが牽引するヘヴィ・メタル。ヒステリックなダミ声を張り上げるヴォーカルが潤沢な攻撃性に貢献しています。ギターはオーセンティックなスタイルのキャッチーなリフを中心としますがクラシカルな要素も時折絡めてきます。ベースもあまり主張はせずにベーシックなリズムを弾き出す印象。ドラムも輪郭の緩さでアタック感が殺がれていますが張りはあるのでテンポの良い駆動力は出せています。
#1:軽快に走るギター・リフにエネルギッシュなヴォーカルがぶつかる。#2:ヴォーカルとギターのスピード感が魅力。#5:若干のダークな雰囲気を出しながらミドル・テンポでキャッチーに突き進む。#7:ノリ良くうねる弦楽器隊のリフにヴォーカルが絡みつく。#8:ポップなヴォーカル・メロディをベースが支える。#9:Peterのヴォーカルが枯れた哀愁を引き立てる。#10:キャッチーなメロディのギターとヴォーカルを載せてベースがテンポよく跳ねる。
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PERSONNEL
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RESTLESS AND WILD (1982;4th) 8 | |
EK 39213 |
ツイン・ギターのキャッチーなメロディで展開するヘヴィ・メタル。ヴォーカルのヒステリックな金属質ヴォイスは更にトレブリーな方向へシフトし、コーラスに中音域クワイアを組み入れてフックを設けていきます。ギターはリフ以上にメロディックなソロに磨きがかかり、ツイン・ギターのハーモニー・プレイも魅力的にこなします。ベースはボワついたサウンドで基本的にはあまり押しは強くありません。ドラムもサウンド的にはインパクトが弱いですが良いテンポで走ります。
#1:疾走するリズム・ワークに乗ってヴォーカルとギターがキャッチーなメロディを叩きつける。#3:小気味よく刻まれるリフにリズミカルなヴォーカル・ラインがフックをつける。#5:ヘヴィなベースが重々しい雰囲気のギターとヴォーカルを引き連れて進む。#7:無機的に突き進むリズム・ワークにヴォーカルがキャッチーに絡む。#9:キャッチーなメロディを軽快に繰り出すギターが良い働き。
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PERSONNEL
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BALLS TO THE WALL (1983;5th) 8 | |
74321 93214 2 |
金属質ハイ・トーン・ヴォーカルを中心にしたヘヴィ・メタル。アグレッションよりはメロディに軸足を置いたアップ・テンポの楽曲の割合を多めにしつつも弦楽器隊がヘヴィネスを確保。ヴォーカルはヒステリックなシャウトと肩の力を抜いた中音域を使い分けてボルテージの調整をしますが、やはり中音域の音階は怪しい。ギターは太めのヘヴィなサウンドでドライヴ感のあるオーソドックスなリフ・ワークを堅実に展開。ベースは存在感に波がありますが、芯のある音でリフを支えます。ドラムもたまにデジタル・エフェクトをかけながらオカズ供給も含めて良いテンポで安定稼働。
#1:野太いバック・ヴォーカルを引き連れて重量感たっぷりに行軍する。#2:キャッチーなリズム感で重さをあまり感じさせずにミドル・テンポで突き進む。#4:叙情性を込めたメロディ・ラインをヘヴィに繰り出す。#5:メロディックに駆ける叙情的なギター・ワークとヴォーカル・メロディが上手く絡む。#8:メタリックな攻撃性を伴って走るインスト陣にヴォーカルも加勢する。
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PERSONNEL
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METAL HEART (1985;6th) 9 | |
74321 93213 2 |
ツイン・ギターが牽引するヘヴィ・メタル。レンジが狭い範囲で限定される金属質ハイ・トーン・ヴォーカルを載せて駆けるリフがヴォーカル・メロディの単調さを上手くカバーします。キャッチーなメロディを奏でるリフとそこから一段アグレッションを増すソロのトレブリーなギター・ワークが魅力的、クラシックの引用は成功しているとはあまり思いませんが。ベースはぼやけた輪郭ながらギター・リフに追従して厚みを増します。ドラムは薄く尖った感じのサウンドになっていますが、軽快な駆動力を発揮しています。
#1:ギター・リフとコーラスのバック・ヴォーカルが強力な高揚感をもたらす。#2:キャッチーな陽性ギター・ワークが魅力的。#3:ベースが生み出すドライヴ感に乗ってキャッチーなリフとヴォーカルが走る。#4:リズミカルに駆けるギター・リフがヴォーカルを牽引する。#5:コマーシャルなメロディのギター・リフがポップなヴォーカル・ラインを爽やかに彩る。#6:明るくロックするギター・リフとコーラスのバック・ヴォーカルが軽快な疾走感を生む。#8:ジャズっぽいベースとスリリングなギターがハード・ボイルドな雰囲気を作り上げる。#9:憂いを含ませたヴォーカルとギターのメロディが強力。
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PERSONNEL
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RUSSIAN ROULETTE (1986;7th) 5 | |
74321 93212 2 |
無骨なバック・ヴォーカルが煽情的なヘヴィ・メタル。力押しで走らせるときにベストのパフォーマンスを発揮する金属質ハイ・トーン・ヴォーカルのメロディ面の弱さを補うバック・ヴォーカルが良い働きをします。ギターはヴォーカルに遠慮したような印象を受けるほどにバッキングに寄ったリフが大半を占め、ベースも今ひとつ存在感に欠けます。このあたりに少々楽曲が弱くなったマイナス印象を受ける気がします。ドラムはエコー過多気味ですが仕事は堅実にこなします。
#1:キャッチーに跳ねるギター・リフとヴォーカル・ラインが魅力。#4:リード・ヴォーカルは全く歌えていないもののコーラスでバック・ヴォーカルが良いサポートをするパワー・バラード。#5:エネルギッシュにキャッチーなヴォーカル・メロディを走らせる。
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PERSONNEL
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DEATH ROW (2004;10th) 4 | |
MOCCD 13026 |
ヒステリックな金属質ハイ・トーンを中心としたヘヴィ・メタル。ミドル・テンポ主体の楽曲でヘヴィなグルーヴ感を意識した展開が多いように感じます。ヴォーカルは力んだダミ声をリズミカルに繰り出し、バック・ヴォーカルもメロディというよりは掛け合いのリズムを補完している印象。ギターもうねりを意識したようなリフが多いですが、メロディックなプレイも忘れません。ギター・リフをフォローするベースはあまりインパクトのないぼやけたサウンドですが、存在自体ははっきりしています。ドラムも引っ込み気味のサウンドながら堅実に仕事をこなします。
#2:ドライヴ感のあるヘヴィなリフ・ワークがキャッチーに駆ける。#7:少々の緊迫感を持ってキャッチーなメロディが駆ける。#9::コマーシャルな明るさを持ってメロディックなギターとドライヴ感のあるベースが軽快に走る。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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PREDATOR (1996;11th) 4 | |
MOCCD13598 |
ブルーズ調のギターが先導するヘヴィ・メタル。スタンダードなロックンロールからダークなヘヴィネスまで幅広く手を出すもそれほど熱くなれる感じもなく4点。ブルージーなスタイルで弾く弦楽器隊がポイントではあるのですけどそれだけでは、という印象。ヴォーカルはUdoは金属質の濁声にメタリックな色を出すも、Peterのブルージーな太い中音域では空気感が変わります。ギターはブルーズやロックンロールのレトロなスタンスを取りますがメロディの基底には勇壮メタルがあります。ベースは浮き沈みしながらもメロディにしっかり絡んでブルータリティの生成に貢献。ドラムはやや主張が少なく映りますが堅実に仕事はしっかりこなします。
#2:ヘヴィなリフ・ワークにスリリングな空気感を込めるが叙情メロディもしっかり欠かさず。#6:ヘヴィにブルーズするヴォーカルとベースにギターが緊迫感を加えて行く。#12:インダストリアル・ミュージックでもギターのメロディを聴くとWolfだとわかるのがある意味凄い。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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BLOOD OF THE NATIONS (2010;12th) 8 | |
NB 2605-2 |
ツイン・ギターが牽引するヘヴィ・メタル。アルバム前半はヘヴィネス重視な印象があり、後半に進むにつれてキャッチーな正統派ヘヴィ・メタル色が強まって行きます。新加入のヴォーカルはヒステリックな金属質ダミ声でパワフルにシャウトできる見事な人選、時折聴かせる歪ませないナチュラルな歌唱も悪くないです。適度に速弾きを加えながらメロディックに弾き出されるギター・ワークはオーセンティックながらも高揚感を煽るさすがのクオリティ。基本的にはファットにボトムを埋めるベースとエッジは緩めでも芯のあるアタックを叩き出すドラムは派手さはないもののしっかりとアクセントは付けてきます。
#2:ゴリゴリと刻まれるヘヴィなリフにパワフルな金属質シャウトが響く。#4:勇壮なギター・リフとマッチョなクワイアが強力な煽情力を発揮する。#6:ヘヴィに激走するインスト陣にヴォーカルがアグレッシヴに挑みかかる。#7:ギターを泣かせるブルージーな濃いバラード。#8:メタリックなギター・リフが軽快にヴォーカルをドライヴする。#9:王道展開の中にもコーラスに仕掛けられたフックが効いている。#11:緊張感と叙情性を持ったメロディをリズム隊が先頭に立って牽引する。
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PERSONNEL
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STALINGRAD (2012;13th) 8 | |
NB 2846-2 |
勇壮なギター・リフが牽引するヘヴィ・メタル。オーソドックスな構成のギター・ワークでありながら強大な煽情力を発揮するところは流石としか言いようがありません。ヒステリックな金属質シャウトを轟かせながらパワフルに叩きつけられる濁性ヴォーカルもメロディや節回しが非常にキャッチー。バック・コーラスは頻度は少ないですが良いアクセントを加えます。ベースはぼんやりとしたサウンドで縁の下に入った印象。ドラムもシャープさのない平面的なサウンドですがベースと共にアクティヴにボトムを支えます。
#3:緊迫感のあるダークなリフをリズミカルに走らせながらキャッチーなソロを投下するギターが良い。#4:焦燥感を振り撒きながら激走するインスト陣にヴォーカルがスクリームを叩きつける。#5:哀愁のメロディをパワフルに練り上げる。#6:リズミカルに駆けるギター・リフに呼応するようにフックを仕掛けながら跳ねるヴォーカルが魅力。#7:勇壮さの中に憂いを含んだコーラスのヴォーカル・メロディが強力。#9:素直にハード・ロックの王道路線を行くキャッチーなギター・ワークが聴き所。
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PERSONNEL
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BLIND RAGE (2014;14th) 7 | |
NB 3195-0 |
勇壮メロディで突き進むヘヴィ・メタル。アグレッションの傍らに添えられた枯れた哀愁成分が効いています。ヴォーカルは金属質シャウトを響かせながらも全体的にボルテージは抑えている印象。ギターはソロにクラシカルなエッセンスをしつこいくらいの結構な頻度で導入しながらメロディックなフレーズを弾き出します。ベースは底の方で蠢いてあまり浮かび上がってくることはないです。ドラムは音抜けの悪さがパワフルなヒットをスポイル気味。
#1:軽快なスピード感でヘヴィなアグレッションを叩き込む。#3:音の隙間を活用しながら叙情的なヴォーカル・メロディを活かすギター・ワークが良い。#4:淡々と叩き込まれるヘヴィな哀愁が沁みる。#5:疾駆するリズム隊を勇壮な哀愁成分を抱えるギター・ワークが追いかける。#7:キャッチーなヴォーカルの掛け合いをメタリックなギター・リフが飾る。#10:枯れた哀愁を漂わせるヴォーカル・メロディをか細いギターが煽る。
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PERSONNEL
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THE RISE OF CHAOS (2017;15th) 9 | |
NB 4012-2 |
勇壮メロディで突き進むヘヴィ・メタル。メタル脳が熱くなるツボを心得たヴォーカルとギターのメロディの応酬が凶悪な煽情力を発揮していて9点。目新しいことはないですが、だからこそ伝わるメタルの魅力に満ち溢れています。ヴォーカルはパワフルな金属質高音域にヒステリックなシャウトも交えて魅力的な歌唱、バック・ヴォーカルも高揚感を煽る熟練のアレンジ力。ギターは勇壮さとスリル感をたっぷりと練り込んだリフ・ワークが耳を捉えて放しません。ベースはギターのサポート的な位置にいて仕事はしっかり。ドラムは奥に引く感が強いですが圧自体はあるのでふとした時にガツンと駆動力を高めます。
#2:スリリングなギター・リフにコーラスで加勢するヴォーカル・ワークも良い。#3:リズミカルに跳ねるギターとヘヴィに支えるベースの弦楽器隊が良い。#4:ヴォーカル・ラインに巧妙に仕掛けられたフックがあるのでシンプルなリフが主導するミドル・テンポでもダレない。#5:リズミカルな駆動力を叩きつけるドラムと弦楽器隊が強力。#6:ブリッジからコーラスにかけてのヴォーカルの掛け合いに流石の煽情力を持たせる。#7:哀愁を滲ませながらもエネルギッシュに走るヴォーカル・メロディをヘヴィなリズム・ワークで支える。#9:スピード感を持ってキレ良く走るギター・ワークが格好良い。
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PERSONNEL
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TOO MEAN TO DIE (2021;16th) 4 | |
NB 5541-2 |
勇壮メロディで突き進むヘヴィ・メタル。ストレートにヴォーカルとギターをプッシュする正統派メタル路線で悪くはないのですがこれというキラーなポイントがなく4点。クラシックからの引用ギター・ソロは流れが途切れるので本当に必要なのかと思います。ヴォーカルは金属質の濁声をパワフルに絞り出してアグレッシヴに吼え倒します。ギターはメタリックなメロディを弾き出してはいますが3本いる必要はなさそうな感じです。ベースは厚めの低音であまり前に出る感じはなくボトムを支えます。ドラムは金物が煌びやかに響いて明るめの印象を残します。
#1:若干のホラー要素を加えたギター・リフで展開しつつも最終的には勇壮メロディが支配的。#3:跳ね回るヴォーカルとギターがポップな空気を振り撒く。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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