Randy Rampage | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
Coburn Pharr | Vocal | 1st 2nd |
Aaron Randall | Vocal | 1st 2nd 3rd |
Joe Comeau | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
Jeff Waters | Vocal, Guitar, Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th 17th |
Dave Padden | Vocal, Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th |
Dave Scott Davis | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th |
Neil Goldberg | Guitar | 1st 2nd 3rd |
Curran Murphy | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
Wayne Darley | Bass | 1st 2nd 3rd |
Russell Bergquist | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
Ray Hartmann | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th |
Mike Mangini | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
Randy Black | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
Tony Chappelle | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th |
Ryan Ahoff | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th |
Mike Harshaw | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th |
Fabio Alessandrini | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th 17th |
ALICE IN HELL (1989;1st) 9 | |
テクニカルなギターが率いるスラッシュ・メタル。キャッチーなメロディをベースにしてテクニカルに弾きまくるリード・ギターが強烈な煽情力を発揮します。リズムの面でもギターとベースがブンブンとのたうちながらアグレッシヴに疾走感をまき散らします。ヴォーカルは湿ったハイ・ピッチの声質でラフに吐き捨てまくるスタイルがカッチリしたリフと対照的で面白いです。ドラムはサウンドは平坦で打数も抑えめですがリズムの肝はしっかりと握ります。
#1:アコースティックの美旋律を軽快に繰り出すイントロ曲。#2:メカニカルにリフを刻むギターが忙しなく楽曲を牽引する。#3:メタリックに駆けまわるリフにヴォーカルも同調する。#4:リフにソロにくるくると小刻みに動きまくるテクニカルなギター・ワークが魅力。#6:緊迫感のある雰囲気の中でキャッチーなメロディをテクニカルに弾きまくる。#8:目まぐるしくテンポを変えながらメタリックな疾走感を刻む弦楽器隊が強力な煽情力をもたらす。#9:偏執的に刻み倒すリズム隊が圧巻。
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PERSONNEL
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NEVER, NEVERLAND (1990;2nd) 9 | |
テクニカルなギターを中心としたヘヴィ・メタル。キャッチーなメロディをメカニカルにキレ良く跳ねるリズムがガツガツと追い立てるような内容。ヴォーカルはハスキーな中高音域をエネルギッシュに張り上げる攻撃的なスタイルが魅力です。ギターはメタリックなメロディを軸にして激しくのたうつリズム・ワークとオカルティックな場面転換を繰り返す構成をファストにテクニカルに弾き出します。ベースはリズム・ギターの陰に隠れがちですがポイントを掴んではうねりを叩き込みます。ドラムは基本の打数を抑えつつフィルとオカズを潤沢に投下してテクニカルに叩きまくります。
#1:勇壮さの中に奇怪さを織り込んでテクニカルに駆けるギター・ワークが強力。#2:リズミカルに動きまくる弦楽器隊がキャッチーな疾走感を作る。#4:キャッチーなドライヴ感を供給するリフ・ワークが魅力。#5:メロディックなギターが哀愁から狂気へと目まぐるしく展開する。#7:パンクの突撃性を持たせたシンプルなギター・リフにもテクニカルな味付けは着実に実施。#8:爆走するドラムをバックに刻み倒す弦楽器隊がキャッチーな駆動力を生む。
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PERSONNEL
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SET THE WORLD ON FIRE (1993;3rd) 8 | |
キャッチーなメロディをテクニカルに走らせるヘヴィ・メタル。コマーシャルとも言えるヴォーカル・メロディを前面に出しながら、並走するギターがメカニカルな疾走感をねじ込みます。ヴォーカルは鼻にかかった粗めの中高音域で叙情的なメロディからハードな攻撃性まで手広くしっかりとこなします。ギターはクリーンなトーンでの叙情メロディを中軸にしてリードを弾き、リズム・ギターはメカニカルな中にグルーヴを仕込みます。ベースは底の方まで伸びる太めのサウンドでリフを強固に支えます。ドラムはあまり目立つところにはいませんが堅実。
#1:緊迫感あふれるソリッドなリズム・ワークが強力。#2:キャッチーなヴォーカル・メロディを軽快にドライヴするギター・ワークが魅力。#4:跳ねるリズム隊に乗ってコマーシャルなメロディを送り出すヴォーカルとギターが耳を惹く。#6:ゴリゴリと動きまくるベースが強力な駆動力でポップに跳ねるヴォーカルを引っ張る。#7:クリアーに澄んだギターが産業ロック的なヴォーカル・メロディの叙情性を飾る。#10:雰囲気は狂気じみたお遊びでも核のメロディとギター・ワークはキチンと格好良い。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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KING OF THE KILL (1994;4th) 7 | |
ギター・リフがテクニカルに駆け抜けるスラッシュ・メタル。メカニカルに跳ねるリズム・ギターはファットに迫り来ますが、音の隙間があるためか楽曲自体はわりとシンプルに走る印象を受けます。ヴォーカルは意外に歌えていて、軽く歪んだナチュラルな中高音域はスラッシュに相性が良いです。ベースはリズム・ギターの補完的な位置にいますが分厚い存在感はしっかりしています。ドラムはサウンドは軽めですが軽快にリフを追い立てます。
#1:メカニカルなギター・リフがリズミカルに疾駆する。#2:ファットなベースが作るうねりに乗ってギターとヴォーカルがメロディックに駆ける。#4:速いテンポで小気味よく疾駆するリズム・ワークとヴォーカル・ラインが魅力。#7:シンプルなリフでハイ・エナジーに疾走する。#11:厚めのリズム隊が生み出す軽快なリズムにキャッチーなメロディが乗る。#12:クリアーなトーンのギターで紡がれる哀愁のメロディが凶悪に響く。
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PERSONNEL
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REFRESH THE DEMON (1996;5th) 2 | |
メカニカルにグルーヴするリズム・ワークが先導するスラッシュ・メタル。しかしそのリズム・ワークは多くが単調に延々と繰り返され、リード・ギターのメロディのサポートも薄く、聴き所に苦しむ印象が強いです。速度緩めのヘヴィなグルーヴが好みであれば印象は変化すると思いますが。ヴォーカルは軽く歪ませた中音域でメロディにも対応しつつ悪くない働き。ギターはファットなリズムをキレよく刻み、時折クリーンなトーンのソロも入れますがぬるい印象。ファットなベースはリズム・ギターをさらに分厚くコートするように動きます。ドラムは奥に引き気味ですがヒットはそれなりに重いものを飛ばしてきます。
#1:リズム隊が刻むヘヴィなリズムに緊迫感のあるギター・リフが乗る。#9:ルースな雰囲気は悪くないが淡白。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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IN COMMAND (LIVE 1989-1990) (1996;Live) 7 | |
#1~5が1989年のニュー・ヨーク、#6~14が1990年サン・アントニオでのライヴでヴォーカルが違います。なので2回のオープニングと曲の被りがあります。悪声でパンキッシュな攻撃性を発揮する Randy と歌えるシャウターな Coburn のそれぞの魅力がしっかりと出ています。若干前のめり気味のスピードでテクニカルに弾きまくるギターが圧巻。ベースは1本目のテイクでは奥に埋まっていますが、2本目ではリズムに絡む様子がよく聴こえます。荒々しく突撃するドラムのパワー感はライヴ盤の方が一枚上です。
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PERSONNEL
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REMAINS (1997;6th) 1 | |
インダストリアルな打ち込みリズムで進行するスラッシュ・メタル。リフのアイディア自体はスラッシュに属しますが、メロディやアグレッションではなくダンサブルであったりグルーヴィーであったりすることに意識を向けた楽曲が大半を占める内容は退屈で魅力がありません。
#10:高速で刻み倒すヘヴィな弦楽器隊がストレートに猛進する。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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CRITERIA FOR A BLACK WIDOW (1999;7th) 6 | |
ヘヴィに刻み倒すリズム・ギターが牽引するスラッシュ・メタル。キャッチーなメロディも絡めながらテクニカルに突っ切るギター・ワークが魅力です。ヴォーカルはダーティーでアグレッシヴな咆哮を割とマイ・ペースに垂れ流します。ベースはブーミーに膨らんでいますが聴かせどころではソリッドなアタック感を出します。ドラムもこもり気味なサウンドが難点ですが叩きっぷりは流石。
#1:激しくうねるヘヴィな弦楽器隊がリズミカルに疾走する。#2:高速で刻みまくるリズム・ギターを土台にキャッチーなメロディが疾駆する。#4:リズム隊の緊迫感ある駆動力が魅力。#8:ドロドロとヘヴィにうねる弦楽器隊を土台にしてメロディックな展開で気を惹く。#9:疾走するギターとドラムを支えるベースがアクセントに良い働きをする。
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PERSONNEL
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CARNIVAL DIABLOS (2001;8th) 6 | |
ヘヴィに歪んだギターがテクニカルにリフを刻むヘヴィ・メタル。疾走感よりは重量感にシフトしたような印象が強く、昔のグルーヴ色が若干出てきています。ヴォーカルは基本的にはダーティーな中音域のシャウターですが、高音域に入ると Bruce Dickinson 系統のパワフルなクリーン・トーンや金属質スクリームも出せる幅の広さが魅力。ギターはメタリックなリフの合間に挿入するテクニカルなソロがメロディ面の魅力を添加します。ベースはかなりファットに膨らんでギター・リフのバックアップに入る印象。ドラムはシャープネスに欠けるのは残念ですがヘヴィな弦楽器隊をドライヴするパワーがあります。
#1:ダークな雰囲気のメカニカルなリフをアグレッシヴに弾き出す。#3:弦楽器隊が刻みまくるリズムにギター・ソロもテクニカルに絡む。#5:ギターとベースによるロックン・ロール色の強いシンプルなリフが跳ねる。#10:あからさまに IRON MAIDEN に似せてきた煽情力の高いツイン・ギターとエネルギッシュなヴォーカルがメタリックな魅力を放つ。
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PERSONNEL
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WAKING THE FURY (2002;9th) 6 | |
ノイジーに歪んだインダストリアルなリズム・ワークで走るスラッシュ・メタル。ヘヴィネスを重視した方向に向かっている感じですが、リード・ギターはしっかりとテクニカルにメロディを投下していきます。ヴォーカルは歌えるシャウターとしてアグレッシヴな咆哮とクリーンな中高音域を上手く使います。ベースはエッジは緩いですが押しの強い音でソリッドなギター・リフを支えてうねります。ドラムは音の深みは物足りませんが、打数豊富にドライな駆動力を叩き出します。
#2:メタリックなギター・ワークとヴォーカル・メロディが魅力。#3:焦燥感を振り撒きながら疾駆するメロディックなギターをヘヴィなリズム隊がドライヴする。#4:メロディックに疾走するギター・リフを追いかけてヴォーカル・ラインも駆ける。#7:メカニカルなリズム・ワークに乗ってヴォーカルがエネルギッシュに吼える。#10:イーヴルなリフをヘヴィに疾走させる弦楽器隊とそれをアグレッシヴに支えるドラムが良い。
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PERSONNEL
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ALL FOR YOU (2004;10th) 4 | |
デジタルな硬さを持つスラッシュ・メタル。ヴォーカルがナチュラルな中音域でメロディを歌うスタイルが主なのでヘヴィ・ロックという枠に入れてもいいかもしれません。問題はこのヴォーカルに魅力が乏しいことで、素朴で薄っぺらい存在感が個人的な好みから外れます。シャウター・スタイルの時はまだ聴けるのですが。ギターは随所にメロディックなプレイを挿し込みますが、全体的にはヘヴィな刻みに注力する印象。ベースもリズム・ギターと一緒にヘヴィに走り抜けます。ドラムはエフェクトがかかっている感じのシャープな炸裂音を先陣にして疾走感を叩き込みます。
#2:オカルティックな雰囲気を作りつつ弦楽器隊のリフでメロディックに駆ける。#6:テクニカルなインタールードを入れながら歌劇的にキャッチーなメロディが展開する。#9:ベースを効かせたホラー・タッチの世界観をインダストリアルに展開する。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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SCHIZO DELUXE (2005;11th) 5 | |
ヘヴィに歪んだギターが先導するスラッシュ・メタル。ヘヴィ・ロック的なミドル・テンポのパートに煮えきらなさを感じますが、全体的な重量感とメロディ成分はそれなりに確保しています。ヴォーカルはボルテージを上げてシャウターになると悪くないですが、普通に歌うとのったりして魅力半減以下。ギターはクリーンなトーンのソロとヘヴィにリズムを刻むリフでカラーを統一した印象です。リフが速いけれども単調になりがちなところは好き嫌いありそうです。ベースは輪郭の緩いファットなサウンドでリズム・ギターを包みます。ドラムは軽量ながらソリッドなインパクトで切れ味鋭く疾駆します。
#2:ヘヴィな炸裂音を轟かせて疾駆するリズム・ワークが強力。#5:コマーシャルな雰囲気も匂わせるヴォーカル・ラインを横目に弦楽器隊がガツガツと飛ばしまくる。#7:ヴォーカル・メロディを上手い具合に煽っていくギター・リフが魅力。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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METAL (2007;12th) 3 | |
ヘヴィなリズム・ワークが牽引するヘヴィ・ロック。全体としてアグレッションよりもヴォーカル・メロディに比重を置いた結果、まあまあな出来のヘヴィ・ロックになりました。ヴォーカルはその方向性に乗って中音域でメロディを歌いますが、やはり魅力には乏しいです。ギターはあまりテクニカルに主張することは少ないですが、ソロ・パートではゲストを大量に投入してテクニカルに攻めており、その中でもしっかりと特徴が出ていて面白いのは Alexi Laiho と Michael Amott あたり。ベースはギター・リフのブースター的な位置。ドラムはスイッチが入ると強烈な叩きっぷりを披露して気を吐きます。
#2:キャッチーなヴォーカル・メロディを前面に出してコマーシャルに攻める。#6:曲はイマイチでもドラムの叩きっぷりは魅力。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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LIVE AT MASTERS OF ROCK (2009;Live) 8 | |
2008年チェコでのライヴ、初期の名曲に近作のライヴ映えする曲を交ぜた選曲はベスト盤的な見方もできる良いチョイス。所々で速度は意識して抑え目にしているような印象を受けます。映像でDave Paddenがリズム・ギターを弾いているところを初めて見ましたが上手いです。ヴォーカリストとしては大したことないと思っていますが、このリズムを弾きながら歌えるとなると話は変わってきます。そのヴォーカルもライヴではいい感じに荒れた声になっていてそこまで悪くはないです。逆にギターはライヴでもカッチリと弾いて流石のテクニックを見せつけます。ベースは芯のあるサウンドで刻み中心のギター・リフをしっかりと支えます。ドラムもちょっと遠いですがパワフルなヒットを叩き込みます。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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ANNIHILATOR (2010;13th) 6 | |
ヘヴィなギターがリズミカルに疾走するスラッシュ・メタル。アルバム前半は力でねじ伏せるような感じですが聴き進めるにしたがって展開に色彩を増していきます。メロディックなソロを組み入れながらも主役は高速リズム・ワークであり、ヴォーカルもリズムを意識してフックを仕込むような内容になっています。ギター、ベースに共通して結構ファットな低音域に仕上げたサウンドは折角のリズムのキレが悪くなるデメリットもあるように感じます。サウンド自体は不明瞭気味でも確実に圧をかけてくるドラムも悪くないパフォーマンス。
#2:ボルテージの上がるリフの刻みにキャッチーなメロディを練り込む。#4:ヘヴィなベースを土台にしてギターとヴォーカルがキャッチーに跳ねまわる。#5:コミカルさを交えて緩急をつけるヘヴィなリズム隊が良い。#7:軽快に跳ねるドラムに弦楽器隊もリズミカルに応戦する。#9:ブルータルな低音をうならせながら不穏なメロディとリズムが練り歩く。
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PERSONNEL
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FEAST (2013;14th) 6 | |
テクニカルなリズム・ワークが疾走するスラッシュ・メタル。随所にコマーシャルなメロディを入れ込んで、多少コミカルな香りもさせる傾向があります。ヴォーカルも遊び心を入れた歌い回しが頻繁に聴かれます。ギターはキャッチーなメロディとヘヴィなリズムを織り交ぜて来ますが、やはりメロディ成分が多めな印象。ベースはボトムをしっかりと埋めてヘヴィネスを支えます。ドラムは良いテンポで派手すぎないオカズを加えながら駆動力を供給します。
#2:コマーシャルさを漂わせながらインスト陣がリズミカルに駆ける。#3:高速の刻みでアグレッションは確保しつつポップなメロディを繰り出す。#8:激走するドラムに乗ってギターもぐるぐると暴れまわる。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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SUICIDE SOCIETY (2015;15th) 3 | |
ヘヴィに走るギターが牽引するスラッシュ・メタル。ヘヴィな演奏と軽いヴォーカルがミスマッチでどっちつかずの中途半端感が強くなりD+評価。ヴォーカルはクリーンな中高音域でポップ・パンクのようなファニーな雰囲気も持ち込みますがこれが個人的には悪印象。ギターはメロディの焼き直しが目立ちますがテクニカルなリズム・ワークは依然魅力的。ベースはファットにブンブンと低音域を埋めてグルーヴを作ります。ドラムは埋もれがちでも打数豊富にエネルギッシュな叩きっぷり。
#2:ファストに突撃するリズム・ワークが高揚感をもたらす。#6:重量感のあるイーヴルなギター・ワークは魅力。#9:哀愁を滲ませながら徐々にアクセルを開けて走る。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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FOR THE DEMENTED (2017;16th) 4 | |
キャッチーな側面を見せながら走るヘヴィ・メタル。序盤のメタリックな攻撃性には惹かれるも徐々に迷走していく内容で4点。ポップなグルーヴ・メタルがやりたいことのようにも聴こえますが、一方で旧来のメカニカルなリズム・ワークも捨てきれないために曲ごとの落差が激しく散漫な印象だけが残ります。ヴォーカルは中音域主体のコマーシャルさ感じさせるスタイルですが魅力には欠けます。ギターはエネルギッシュに跳ね回るリズム・ワークに力が入ります。ベースはギターの裏でのたうち回って楽曲のエネルギー感を強めます。ドラムはサンプリングだからか抜けの悪いサウンドですが、クレジットに記載がなければもはや打ち込みとは気付けません。
#2:軽快に飛ばしまくるギターとベースがメタリックな攻撃性を発揮。#4:哀愁を感じさせつつもキャッチーな印象を残すギター・ワークに情感を加えるヴォーカル・ラインを当てる。#5:ベースをバックにしたスポークン・ヴォーカルはヴァースの焼き直し感は酷いがコーラスは悪くない。#7:忙しなく動き回るリズム・ワークの疾走感が良い。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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BALLISTIC, SADISTIC (2019;17th) 7 | |
SLM066P06 |
アグレッシヴにギターが駆けるスラッシュ・メタル。ヴォーカル廻りにポップな側面も見せながらとにかくギターが弾きまくるエネルギッシュな展開が魅力で7点。メカニカルに刻みまくる弦楽器隊が一貫して供給する攻撃性がコマーシャルなメロディも必要以上に甘くしません。ヴォーカルはたまにメロディを組み込みつつナチュラルな中音域をガナりながら吐き棄てるスタイル。ギターはボルテージ高く刻みまくるリズムが圧巻ですがメロディックなソロにも力が入ります。ベースは重さと芯のあるサウンドで曲の流れを構築します。ドラムは硬くはじけるスネアとキックにパワーを込めて疾駆します。
#1:ドライヴ感のある弦楽器隊の刻みがキャッチーに飛ばしまくる。#2:トレブリーに弾きまくるギターが強力な一方でヴォーカルがやたらパンク。#3:ワチャワチャとポップな響きのあるメロディをリズミカルに爆走させる。#6:グルグルとうねるベースをお供にメロディックなギター・ソロが走りまくる。#7:ヴォーカルにリズミカルなフックを仕込む傍らでやたら弾きまくるギターを放つ。#9:別タイトルのリアレンジと思しき聴き覚えのあるメロディックなベースの格好良さが向上。
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