Flemming Rønsdorf | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
Søren Adamsen | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
Michael Bastholm Dahl | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
Michael Stützer | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
Jørgen Sandau | Guitar | 1st 2nd |
Morten Stützer | Bass, Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
Kræn Meier | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
Peter Thorslund | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
Carsten Nielsen | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Josua Madsen | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
FEAR OF TOMORROW (1985;1st) B | |
頻繁にリズム・チェンジをしながらザクザクとリフを刻むスラッシュ・メタル。勢い重視で雑然としたところはありますが、それゆえのエネルギー感は悪くありません。ヴォーカルはエフェクトをかけまくった中途半端なガナリ声で魅力的とは言い難いものの、時折発するヒステリックなシャウトには狂気が潜んでいて良いです。荒々しく勇壮なリフを刻むギターは意外にメロディックな面もあって侮れません。ベースはファットにボトムを埋めつつ頃合いを見て一ひねり入れてきます。ドラムもサウンドにバラつきはありますが積極的に叩きまくります。
#2:緊迫感のあるリフに緩急をつけてアグレッシヴに疾走する。#4:速いパートと遅いパートを上手く切り替えながらキャッチーなメロディをブルータルに展開する。#7:メカニカルなギター・リフが耳を惹きますが、ヒステリックにシャウトするヴォーカルも意外な魅力を発揮。#9:暗黒臭を漂わせながら緩急をつけて行軍するギター・ワークが魅力。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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TERROR SQUAD (1987;2nd) B | |
ギター・リフが激しく動き回るスラッシュ・メタル。メロディでリズムを刻むギター・リフの爆走感を前面に出して息つく間もなくメカニカルに展開します。ヴォーカルは悪声中音域をメインに、狂気をコーティングしたヒステリックなシャウトを効果的に織り込んで攻撃性を高めます。ベースはギターのリズム面をボトムで補佐する位置を基本的にキープ。ドラムは薄めのサウンドながらもギターと一緒にリズムを変えながら駆動力を供給します。
#1:ギターとベースがリズミカルに刻み倒すリフ・ワークが強力。#2:ひたすら動き回るギターの破壊力にヒステリックなシャウトも加勢する。#3:ミドル・テンポでヘヴィに跳ねるインスト陣に狂気のヴォーカルが乗る。#6:動き回るリフに畳みかけるヴォーカルが良い。#7:小刻みにリズムを変えながらメカニカルに突き進むインスト陣が魅力。
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BY INHERITANCE (1990;3rd) A | |
メタリックなギターが牽引するスラッシュ・メタル。アグレッションとメロディを上手く混和させて突撃するスタイルに洗練されています。ヴォーカルは狂気の滲む裏声をコントロールして特徴的なパフォーマンスを聴かせます。ギターは少々オリエンタルな匂いのする勇壮メロディとヘヴィなリズムの刻みで楽曲をリードします。ベースは基本的にぼんやりしたサウンドでボトムに潜って主張は弱め。ドラムもインパクトは弱いがストレートに叩きまくるところは良いです。
#2:メタリックな勇壮メロディのギター・リフにベースが絡みながら突き進む。#3:パワフルに走るドラムにヴォーカル・ラインがフックを加える。#4:ヘヴィなドライヴ感で駆ける弦楽器隊にヴォーカルもノリ良く合わせる。#5:枯れた哀愁と勇壮さを生み出すギター・ワークが魅力。#6:緩急をつけて駆けるヴォーカルとギターをボトムで支えるベースも良い。#7:忙しなく走り回るツイン・ギターが生む緊迫感が良い。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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B.A.C.K. (1999;4th) A+ | |
ヒステリックな悪声ヴォーカルが突撃するスラッシュ・メタル。そこかしこに狂気を振り撒きながら同時にフックも仕掛けるファルセット主体のヴォーカルが強力な印象を与えます。正統派メタル寄りのキャッチーなメロディを忙しなく刻みまくるギター・ワークも大きな魅力で、豊富な打数でパワフルに疾走感を叩き込むドラムも主役級の働きをします。ベースは基本的にギター・リフの裏にいますが、時折オカズを携えてビキビキした音で別行動をとります。
#1:勇壮さを生むリフとドラムに狂気のヴォーカルが乗る。#2:緩急をつけて走り回るリフをドラムがハイ・スピードで追い立てる。#3:テンポ良く刻まれるメロディックなギター・ワークが跳ねるヴォーカルと一緒にキャッチーに響く。#5:ストレートに爆走するギターとドラムをベースがドライヴする。#6:緩急をつけて暗黒成分を入れてくるギターをキャッチーなリズムで駆動するドラムが魅力。#8:ヘヴィな弦楽器隊がメカニカルにうねりまくる。#9:ポップな印象を与えるメロディの弦楽器隊がアグレッシヴに走る。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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WHEN DEATH COMES (2009;5th) A | |
アグレッシヴなハイ・トーン・ヴォーカルを擁するスラッシュ・メタル。所々に Mike Howe を思い出させるクリアーな高音域をハイ・ボルテージで繰り出すヴォーカルが魅力的なメロディを歌い上げます。ファストな刻みの中に特徴的なフレージングを織り込むギター・ワークも攻撃的に展開します。ベースは少し奥に引いていますがリズムを支えて厚いうねりを投下してきます。ドラムも明瞭感には欠けますが躍動感を持って叩きまくります。
#1:アグレッシヴにリズムを刻む弦楽器隊にキャッチーなヴォーカル・メロディを叩きつける。#2:コーラスの勇壮メロディを雄々しく歌い上げるヴォーカルが魅力。#3:叙情性を潜ませたリフ・ワークに乗ってヴォーカルが良いパフォーマンスを披露する。#6:枯れた哀愁を弾き出すギター・ワークが良い。#8:うねるベースを中心に展開するヘヴィなリフにキャッチーなひねりを加える。#10:キャッチーなコーラスのメロディに合わせてヘヴィなリフもフックをつけてくる。
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PERSONNEL
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MY BLOOD (2011;6th) B+ | |
メタリックなギター・ワークが激走するスラッシュ・メタル。キャッチーなヴォーカル・メロディの印象的にはパワー・メタルと呼んでも差支えなさそうです。そのメロディをアグレッシヴに叫ぶハイ・トーン・ヴォーカルが高揚感を煽ります。ギターはファストに動き回るリフを交えながらも正統派寄りのスタイル。ベースはぼんやりとボトムを埋めていて陽は当たりませんが低音域の厚みには貢献。ドラムも明瞭さには欠けますが圧力のある駆動力を生みます。
#1:オリエンタルな味付けのギター・リフでアグレッシヴに駆ける。#2:ゴリゴリとリズムを刻みながらもキャッチーなフックを仕掛けるギターに乗ってヴォーカルが吼える。#5:哀愁を漂わせるヴァースから徐々にキャッチーさを増していくメロディ・ラインが魅力。#7:パンキッシュな攻撃性を伴ってギターが激走する。#10:軽い叙情性を添加しつつフックを仕掛けたヴォーカル・メロディをキャッチーに走らせる。
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PERSONNEL
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LEGIONS (2013;7th) C+ | |
メロディを歌うスラッシュ・メタル。メカニカルなギター・リフにスラッシュの面影が残りますが、メロディック・パワー・メタルと呼んでも差支えのないような方向性。ヴォーカルはクリーンなハイ・トーンでパワーもあって良いです。ギターはメロディやリズムのクセが結構強めに出てしまって既視感がちょくちょく出てくるのはマイナス。ベースは埋もれがちですがたまにギターのメロディのサポートに浮上してきます。ドラムは硬めにはじけるエナジー感で楽曲を引っ張ります。
#4:キャッチーに疾走するリズム・ギターの裏でベースがヘヴィに蠢く。#8:哀愁を帯びたヴォーカル・メロディを引き立てるギター・ワークが強力。#9:ツイン・ギターのキャッチーなリフをリズム隊がヘヴィに駆動する。
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PERSONNEL
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PENALTY BY PERCEPTION (2016;8th) A | |
メロディックに突撃するスラッシュ・メタル。歌えるヴォーカルを中心にして演奏陣はヘヴィに刻まれるリフに注力するスタイルで攻め切っていてA評価。ヴォーカルはわりと素直な声質ですが、演奏に力負けしそうなところでも踏ん張れるパワーがあります。ギターはやたら前に出てくるサウンドで勢いよく刻み倒すリズム・ワークに得意のメロディを叩き込みます。ベースはギターのサポートでボトムを埋めに回る感じですがドロドロとした音圧は十分。ドラムは丸めのサウンドでやや引っ込みますが豊富な打数の叩きっぷりの良さは魅力的。
#1:コーラスのキャッチーなヴォーカル・メロディが生む疾走感が魅力。#3:ヘヴィな弦楽器隊の高馬力の駆動力が楽曲を牽引する。#6:ガツガツと重い刻みにヴォーカルがキャッチーに乗る。#8:高揚感を煽りまくるリズム・ワークが強烈。#11:典型的なスケールのギター・リフを軸にして突撃する。
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PERSONNEL
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THE FACE OF FEAR (2018;9th) 8 | |
3984-15611-0 |
メロディを刻むギターが先導するスラッシュ・メタル。リズム・ワークの明るめにはじけるような重さが魅力で8点。オカルティックな空気を生むメロディと破壊力のあるリズムが組み合わさって強大な煽情力を発揮します。ヴォーカルはナチュラルめの中高音域でマイルドですが力は込めます。ギターは粗く歪んだリズムの刻みを快活に飛ばしまくりながら勇ましいメロディも積極的に織り込んできます。ベースは動きこそ激しくはないですが厚い骨格をしっかりと形成します。ドラムは圧のあるキックは埋もれがちですが硬めのスネアが軽快にアグレッションを叩き込みます。
#1:キャッチーなヴォーカル・メロディの裏で軽く呪術臭を湛えたリフが走る。#2:メカニカルな爆走感を放つ演奏陣に乗ってヴォーカルもエネルギッシュに吼える。#4:ヴォーカルそっちのけで飛ばしまくるリズム・ワークが強力な駆動力を叩き込む。#5:隙間を活かしたノリ良いロックンロールもギターがヘヴィに仕立てる。#6:中東風の妖しさをまとわせた緩めのテンポのメロディに乗ってヴォーカルが突き進む。#9:暴力的にエッジを効かせて爆走する演奏陣の駆動力が強烈。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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X (2021;10th) 6 | |
3984-15764-2 |
メロディックに攻めるスラッシュ・メタル。スラッシュ・メタルの攻撃性の中にメロディのあるギター・リフと歌うヴォーカルがメタリックな魅力を備えていて6点。全体的にヴォーカル・メロディの引き出しが少ない感じはありますが楽曲の構成である程度のバリエーションは提示されます。ヴォーカルはレンジの狭さを勢いで突っ切る中高音域で少々類型的になってくるところもあります。ギターはオリエンタルなメロディを練り込みつつメタリックな攻め口も交えてきます。ベースはぼやけますが厚みのあるボトムをブーミーに響かせます。ドラムはやや詰まり気味ですがパワフルな叩きっぷりのスネアとキックで攻め倒します。
#2:オカルティックなメロディをアグレッシヴに弾き出すギターがヴォーカルを引っ張る。#3:ドライヴ感のあるギター・リフとアグレッシヴなヴォーカルが軽快に飛ばす。#5:リズミカルにヘヴィな刻みを投下する弦楽器隊がキャッチーな駆動力を生む。#6:哀愁を振り撒きながらコーラスでギアを上げるヴォーカルが良い。#12:歴代シンガー揃い踏みでパワフルに情感を歌い上げる。
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