website The Red In the Sky Is Ours (1992;1st) With Fear I Kiss the Burning Darkness (1993;2nd) Terminal Spirit Disease (1994;3rd) Slaughter Of the Soul (1995;4th) At War With Reality (2014;5th) To Drink From the Night Itself (2018;6th) The Nightmare Of Being (2021;7th) |
Tomas Lindberg | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
Anders Björler | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th |
Alf Svensson | Guitar | 1st 2nd |
Martin Larsson | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
Jonas Stålhammar | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
Jonas Björler | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
Adrian Erlandsson | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
TERMINAL SPIRIT DISEASE (1994;3rd) C | |
メタリックなギター・リフに牽引されるメロディック・デス・メタル。ミックス的にはヴォーカルが前に出てきますが、叙情性を潜ませたメロディを弾き出すギター・ワークが肝。ヴォーカルは絶叫型ハイ・ピッチのデス声で、アグレッションに調子の波があるのが難点。ギターは速度は抑え目にメロディを弾くリフ・ワークで勝負します。ベースはファットなぼやけた音でボトムを埋めます。ドラムもバスのサウンドが鈍いですが豊富な打数で強力な突撃性を生み出します。
#2:叙情性を込めながら展開していくギター・リフをリズム隊がヘヴィに支える。#4:哀愁を多分にたたえるギター・ワークを叩きっぷりのよいドラムがドライヴする。
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PERSONNEL
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SLAUGHTER OF THE SOUL (1995;4th) A | |
叙情的なギター・リフで展開するメロディック・デス・メタル。アグレッションの面ではスラッシュ寄りとも言えますが、よりメロディックなアプローチをします。ヴォーカルはあえぐようなハイ・ピッチのデス声の押しの弱さが難点。ギターは叙情性を含んだメロディを弾き出す一方、破壊力のある音の刻みでアグレッションの供給も欠かしません。ベースはぼんやりと底に沈んていますが動きはあります。ドラムは安定感のあるバスを基礎にしてパワフルなヒットでガツガツと攻めてきます。
#2:軽い哀愁を伴ってリズミカルに繰り出されるギター・リフが魅力。#3:勇壮メロディに哀愁を添加するギター・ワークが良い。#6:跳ねるリズムで突撃するインスト陣が強力。#7:ブルータルなリズム・ワークにもメロディックな側面を添加する。#10:リズムをちょこちょこ変えながらパワフルに叩きまくるドラムが強烈。
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PERSONNEL
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AT WAR WITH REALITY (2014;5th) C+ | |
ブルータルな重量感で突き進むスラッシュ・メタル。スピードよりはメカニカルなリフ・ワークに主軸が置かれ、セールス・ポイントには少々欠ける印象。ヴォーカルは喘ぐようにのどから絞り出すピッチ高めの声質が良くも悪くも特徴的。ギターは不穏な空気感をもたらすリフを刻み、ソロでは哀愁をまとわせたメロディ・ラインを構築します。ベースはファットに膨らむサウンドでボトムを厚く埋めます。ドラムは打数豊富でパワフルな叩きっぷりを披露しますが、どちらかといえば安定して走るタイム・キーパー的な面が耳につきます。
#2:緊迫感と重量感を叩きつけてくる弦楽器隊のリフが強力。#8:ブラックなメロディのトレモロ・リフをリズム隊がブルータルに駆動する。#11:破壊衝動と共に跳ね回るリズム・ワークのブルータリティが良い。
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PERSONNEL
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TO DRINK FROM THE NIGHT ITSELF (2018;6th) 4 | |
19075846382 |
ギターが先導するメロディック・デス・メタル。曇った音像と落ち着いたテンポのメロディがあと一歩心を震わすには至らず4点。叙情性も勇壮性も随所に感じられますが、アトモスフェリックに行きたいのかブルータルに行きたいのかどっちつかずな印象。ヴォーカルはハイ・ピッチの喘ぎ声を絞り出すようなスタイルで攻撃性よりは息苦しさが勝るのが難点。ギターはブラックなトレモロ・リフで疾走感を作りながらダークなメロディへ展開していく傾向が強いです。ベースはボトムでブーミーに響いて重量感を供給。ドラムはわりと浅めで折角のキックも周囲の音に埋もれ気味で不完全燃焼気味。
#5:ダークな叙情性をミドル・テンポでじっとりと紡ぐリフからメロディックなギター・ソロへの流れが良い。#6:スピーディーに流れるギター・リフをベースが強力に支える。#7:ブラックな叙情性を奏でるギター・リフからのテクニカルなギター・ソロへの流れが良い。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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THE NIGHTMARE OF BEING (2021;7th) 7 | |
19439864942 |
メロディックなギターが牽引するメロディック・デス・メタル。ブラックな暗黒メロディを突き詰めて暴力性はあくまで添え物としたような印象の内容で7点。率直に言えばヴォーカルは好みではないのですが楽曲が素晴らしくてそこまで気になりませんでした。ヴォーカルは喉を絞り上げるような喘ぎ声で息苦しさが優勢します。ギターはダークな叙情メロディを中心にして暴力性よりも感情に訴えかけてくるタイプの攻め方をします。ベースは基本的にはボトムに沈みますがポイントを捉えては浮上してきてアピールします。ドラムは埋もれた感じにはなっていますが金物を上手く絡めてビートを刺してきます。
#2:緊迫感に勇壮成分を添えたギター・ワークが突き進む。#3:禍々しさと哀愁が同居するギター・ワークにベースの重さも加勢する。#4:じっとりとしたダークなメロディをサックスのトーンでデコレートして妖しさをブーストする。#6:オーケストラも入れた哀愁メロディにベースが良いアクセントを加える。#9:ギターとベースのクールなトーンのリフとスポークン・ヴォーカルの組み合わせが強烈な印象を与える。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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