website Crimson Glory (1987;1st) Transcendence (1988;2nd) Strange and Beautiful (1991;3rd) Astronomica (1999;4th) |
Midnight | Vocal | 1st 2nd 3rd |
Wade Black | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th |
Jon Drenning | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th |
Ben Jackson | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th |
Jeff Lords | Bass | 1st 2nd 3rd 4th |
Dana Burnell | Drums | 1st 2nd |
Ravi Jakhotia | Drums | 1st 2nd 3rd |
Steve Wacholz | Drums | 1st 2nd 3rd 4th |
CRIMSON GLORY (1987;1st) 8 | |
RRCY-2020 |
強烈なスクリームを誇るヴォーカルを擁するヘヴィ・メタル。ヴォーカルの強烈なパフォーマンスに耳が行きがちですがギター・ワークも素晴らしくて8点。ヴォーカルは狂気を帯びて鋭く伸びるハイ・トーンを響かせて楽曲のボルテージをガンガン上げてきます。ギターはあまり積極的に前に出てくる風でもありませんがメロディ・ラインにはたっぷりと叙情性を湛えた良いプレイ。ベースはボトムに埋もれがちですがしっかりとメロディを持った基礎を構築します。ドラムはソフトに加工されたサウンドがわりと悲惨なことになっていますがプレイ自体は普通。
#1:叙情成分を練り込むギターとドライヴ感を作るベースを従えてヴォーカルがハイ・トーンを響かせる。#2:キャッチーな勇壮メロディを弾き出すギターに乗ってヒステリックなシャウトを響かせるヴォーカルが強烈。#3:アコースティックからエレクトリックへとギアを変えながらそれぞれに哀愁のメロディを弾き出すギターが良い。#4:泣きの入った勇壮メロディを叩き出すツイン・ギターにヴォーカルのボルテージも上がる。#6:テンポを落とした展開にヴォーカルの強烈なスクリームが際立つ。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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TRANSCENDENCE (1988;2nd) 6 | |
RRCY-2021 |
ギターが牽引するヘヴィ・メタル。王道メタル路線を行くメロディにヴォーカルが一つまみ加える狂気がスパイスとして効いていて6点。弦楽器隊を中心にした楽曲はあまり派手さはないですが、メロディのクオリティは良いのです。ヴォーカルはヒステリックな超高音域を決め所で使いながら勇壮メロディを歌い上げます。ギターは緊迫感を持たせながらも勇壮なメロディを丁寧に紡ぎます。ベースは引き気味ながらも厚みのあるサウンドでリフとリズムの足元でよく動きます。ドラムはやや軽いですが叩きっぷりの良さは楽曲の勢いに大いに貢献。
#2:ヴォーカルの鬼気迫るパフォーマンスに耳が行くが勇壮メロディを弾き出すギターも良い。#3:哀愁の滲むメロディをじっくりと歌い上げるヴォーカルが魅力。#7:ギターとベースの掛け合いにフックを作りながら劇的な叙情メロディを展開する。#9:スリリングに疾駆する弦楽器隊を追いかけてドラムもアグレッシヴに叩きまくる。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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ASTRONOMICA (1999;4th) 8 | |
KICP 688 |
金属質ハイ・トーン・ヴォーカルを核としたヘヴィ・メタル。高揚感を煽るリフを弾き出す弦楽器隊にスリルと狂気を加えるヴォーカルが強力な相乗効果を発揮していて8点。アルバム後半はメロディの緊迫感が減退するので息切れ気味にも聴こえますが、ベースを中心に魅力はキープします。ヴォーカルは金属質に歪んたヒステリックなスクリームを武器に強烈な緊迫感を発現します。ギターはベーシックながらもツボを押さえたメロディでしっかりと耳を捉えてきます。ベースはバキバキにエッジの立ったサウンドでよく動いてリフにも絡んできます。ドラムは重さはありますが引き気味で、主に金物の響きでリズムを刻みます。
#2:ヴォーカルの金属質スクリームでガツンとやりつつベースが良い動きをする。#3:メカニカルな弦楽器隊のリフをバックに強烈なスクリームを放つヴォーカルが凄い。#4:ノリ良く走るギター・リフも良いがビキビキと響くベースも良い。#5:ブルージーに枯れた哀愁を垂れ流すギターとヴォーカルが魅力。#9:ねっとりとダークな展開をするヴァースから一気にボルテージを上げるヴォーカルが良い。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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