CRYPTOPSY

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Blasphemy Made Flesh (1994;1st)
None So Vile (1996;2nd)
Whisper Supremacy (1998;3rd)
And Then You'll Beg (2000;4th)
Once Was Not (2005;5th)
The Unspoken King (2008;6th)
Cryptopsy (2012;7th)
The Book Of Suffering (2018;EP)
As Gomorrah Burns (2023;8th)
PLAYERS
Lord WormVocal1st 2nd3rd 4th 5th
Mike DiSalvoVocal1st 2nd 3rd 4th
Matt McGachyVocal1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th
Jonathan LevasseurGuitar1st 2nd 3rd 4th5th 6th 7th
Steve ThibaultGuitar1st
Miguel RoyGuitar1st 2nd 3rd
Alex AuburnGuitar1st 2nd 3rd 4th 5th 6th
Chris DonaldsonGuitar1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th
Martin FergusonBass1st
Eric LangloisBass1st 2nd 3rd 4th 5th 6th
Olivier PinardBass1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th
Florent MounierDrums1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th
Maggy DurandKeyboard1st 2nd 3rd 4th 5th 6th
Blasphemy Made Flesh (1994;1st) 6

D-00054
 硬いスネア・ドラムが牽引するデス・メタル。ぼんやりとした低音域の中から浮かび上がる圧巻のドラムのパフォーマンスが強力で6点。ヴォーカル・スタイルやサウンドの印象とは裏腹にキャッチーな部分もあって聴きやすい内容だと思います。ヴォーカルはブレスもおぼつかない感じで言葉かどうかもわからないラフすぎる唸り声をひり出します。ギターは劣悪な音質で細かなタッチは消えますがメロディは意外にあります。ベースは注意して聴けばぼんやりと実体はつかめますが音に埋もれると見失います。ドラムはカンカンと甲高いスネアが耳に付きますがキックも凄まじい踏みっぷりで圧巻のパフォーマンス。
 #1:ドラムとギターがヘヴィに爆走するなかに放り込まれるベースの合いの手がキャッチー。#3:ヘヴィな弦楽器隊が這いずり回る上にスネアが甲高く鳴り響く。#5:弦楽器隊もヴォルテージ高く弾き倒しますが、ひたすら叩きまくるドラムがまた強烈。#7:ギター・リフにキャッチーな側面も見せながら緩急を付けて疾駆する。#8:ドラム・ワークにフックを仕込んで爆走リズムで聴かせる。
SONGS
#songnotes
1Defenestration
2Abigor
3Open Face Surgery
4Serial Messiah
5Born Headless
6Swine Of The Cross
7Gravaged (A Cryptopsy)
8Memories Of Blood
9Mutant Christ
10Pathologucal Frolic
PERSONNEL
Florent MounierDrums
Jonathan LevasseurGuitar
Lord WormVocal
Martin FergusonBass
Steve ThibaultGuitar

ADDITIONAL
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None So Vile (1996;2nd) 9

VICP-64346
 超絶打数のドラムが先導するデス・メタル。暴虐の限りを尽くすドラムを楽しむのが基本ですが、弦楽器隊も刻むだけでは終わらないキャッチーさがあって9点。アスレチックに叩きまくるドラムにそこまでの関心がなければ点はもっと落ちますね。ヴォーカルは発声どころかテンポも無茶苦茶ですがとにかく唸ります。ギターはヘヴィにメカニカルなフレーズで刻みまくりますがメロディ成分を抽出すると意外に正統派メタルのスタイルでキャッチー。ベースはギターの底で分厚い土台を構築しつつたまにアクセント的な使われ方もします。ドラムはただひたすらに圧倒的な打数で何かに憑かれたかのような暴力性を発現します。
 #1:圧巻の勢いで叩きまくり踏みまくるドラムにメカニカルなリフが乗る。#2:トレモロで刻み倒すと思いきやメロディはしっかりと確保されているギター・ワークが良い。#3:インスト陣が重なり合う重量感が強烈に響く。#5:弦楽器隊の地を這うヘヴィなリフに軽いフックを仕込んでドラムの爆走をサポートする。#6:クラシカルな哀愁を感じさせる弦楽器隊の唸りの横ではドラムが飛ばしまくる。#7:弦楽器隊のメカニカルな低音を轟かせながらリズムにフックを仕掛ける。
SONGS
#songnotes
1Crown Of Horns
2Slit Your Guts
3Graves Of The Fathers
4Dead And Dripping
5Benedictine Convulsions
6Phobophile
7Lichmistress
8Orgiastic Disembowelment
PERSONNEL
Eric LangloisBass
Flo MounierDrums
Jon LevasseurGuitar
Lord WormVocal

ADDITIONAL
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The Unspoken King (2008;6th) 2

CM 8495-2
 リズムを頻繁に弄るデスコア。ヴォーカルを前面に出してコマーシャルなアプローチを取りますが楽曲としてはガチャガチャ忙しいだけで心に響くところはなく2点。とはいえ演奏はカッチリしているし、デスコアが好みのジャンルであれば悪くないアルバムなのかなとも思いますけれど。ヴォーカルは深めの咆哮系とハイ・ピッチの絶叫系の二系統で攻めてきて、このヴォーカルで空気感が決まるような印象。ギターはメカニカルなリフを刻みますがあまり前面には出てこない印象。ベースはボトムで動き回りますが判別性はやや悪め。ドラムは緩急をつけたプレイで、パート毎でリズム・キープか暴走か分かれるような感じです。
 楽曲単位では特筆することないです。
SONGS
#songnotes
1Worship Your Demons
2The Headsmen
3Silence The Tyrants
4Bemoan The Martyr
5Leach
6The Plagued
7Resurgence Of An Empire
8Anoint The Dead
9Contemplate Regicide
10Bound Dead
11(Exit) The Few
PERSONNEL
Alex AuburnGuitar
Chris DonaldsonGuitar
Eric LangloisBass
Flo MounierDrums
Maggy DurandKeyboard
Matt McGachyVocal

ADDITIONAL
Gabriel McCaughryVocal
Yourri RaymondVocal
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Cryptopsy (2012;7th) 6

CR007
 ドラムがリードするテクニカル・デス・メタル。メカニカルなリズム・ワークで爆走する一方でギターのメロディにはわりとキャッチーな志向があって6点。メカニカルだったりトライバルだったりとリズム・ワークにごった煮感がありますがメロディの添加で上手くまとめ上げます。ヴォーカルは深い咆哮をメインに使いながらときにはピッチを上げて絶叫スタイルに移行。ギターはジャズからインダストリアルまで間口の広いスタイルでテクニカルなメロディを中心に担当。ベースは金属的に歪むエッジでリズムを作ります。ドラムはリズムに緩急こそつけるものの終始叩きっぱなしの圧倒的な仕事量。
 #1:デジタル風味の不穏なメロディの刻みを入れるギターをリズム隊がガツガツと追い立てる。#3:唐突なジャズもアクセントとしては面白いがきちんと爆走するところは爆走する。#7:緩急の中にも偏執的に音を詰め込みまくってくるインスト陣が強烈。#8:爆走するドラムに乗ってメカニカルな暴力性を突っ込んでくるギター・ワークが良い。
SONGS
#songnotes
1Two-Pound Torch
2Shag Harbour's Visitors
3Red-Skinned Scapegoat
4Damned Draft Dodgers
5Amputated Enigma
6The Golden Square Mile
7Ominous
8Cleansing The Hosts
PERSONNEL
Chris DonaldsonGuitar
Flo MounierDrums
Jon LevasseurGuitar
Matt McGachyVocal
Olivier PinardBass

ADDITIONAL
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The Book Of Suffering (2018;EP) 7

VICP-65529
 テクニカルに爆走するデス・メタル。ダイナミックに緩急をつける楽曲には忙しすぎる印象も受けますが、緩いパートにもダレを感じさせない勢いがあって7点。一曲の中でもジャンルというかスタイルをコロコロ変えてきますが、ドラムが軸になって安定した爆走感を供給するのが効いていると思います。ヴォーカルは高いピッチの絶叫と低い唸りを織り交ぜて暴力的なパフォーマンスを聴かせます。ギターは焦燥感を掻き立てるメカニカルなリフを中心にわりとクリーンな音でメロディを繰り出します。ベースは基本的にぼんやりした音でジャズ臭を出しながらボトムを蠢きますが前に出てくるときの圧は強いです。ドラムは豊富な打数を正面からぶつけてくる風でいて随所に変態的なひねりを加えて来ます。
 #2:高速でドロドロとうねり倒す弦楽器隊をドラムがソリッドに駆動する。#3:ボトムでドロドロと蠢くベースが爆走するドラムとヴォーカルを支える。#4:リズムを変えまくるブラックなトレモロ・リフの裏ではジャズっぽいベースがマイペースで蠢く。#5:テクニカルなメロディを交えて忙しなく刻みまくるギターを乱舞するドラムが駆動する。#7:テンポは落としながらも音数や打数は減らさない演奏が強力。
SONGS
#songnotes
1Detritus (The One They Kept)"THE BOOK OF SUFFERING - TOME I (2015;EP)"
2The Knife, The Head And What Remains"THE BOOK OF SUFFERING - TOME I (2015;EP)"
3Halothane Glow"THE BOOK OF SUFFERING - TOME I (2015;EP)"
4Framed By Blood"THE BOOK OF SUFFERING - TOME II (2018;EP)"
5The Wretched Living"THE BOOK OF SUFFERING - TOME II (2018;EP)"
6Sire Of Sin"THE BOOK OF SUFFERING - TOME II (2018;EP)"
7Fear His Displeasure"THE BOOK OF SUFFERING - TOME II (2018;EP)"
8The Laws Of The Flesh"THE BOOK OF SUFFERING - TOME II (2018;EP)"
PERSONNEL
Chris DonaldsonGuitar
Flo MounierDrums
Matt McGachyVocal
Oli PinardBass

ADDITIONAL
Ludovic DaoustKeyboard
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As Gomorrah Burns (2023;8th)

FLAC 44.1kHz 24bit
 
 
SONGS
#songnotes
1Lascivious Undivine
2In Abeyance
3Godless Deceiver
4Ill Ender
5Flayed The Swine
6The Righteous Lost
7Obeisant
8Praise The Filth
PERSONNEL
Christian DonaldsonGuitars
Flo MounierDrums
Matt McGachyVocals
Olivier PinardBass

ADDITIONAL
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