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Elisa C. Martin | Vocal | 1st 2nd 3rd |
Alfred Romero | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
Enrik García | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
Albert Maroto | Guitar | 1st 2nd 3rd |
José Garrido | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th |
Anan Kaddouri | Bass | 1st 2nd 3rd 4th |
Dani Fernández | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
Mario García | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
Jorge Sáez | Drums | 1st 2nd 3rd |
Andy C. | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Roberto Cappa | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
Roberto Peña de Camús | Keyboard | 1st 2nd 3rd |
DARK MOOR (2003;4th) A | |
クラシック基調のメロディック・パワー・メタル。シンフォニックな装飾を強めにかけながらもメタリックな弦楽器隊がしっかりヘヴィに牽引する楽曲は魅力的でA評価。ヴォーカルはやや声の厚みに欠けるところもありますが、ソフトで甘い高音域は楽曲との相性も上々で良いです。ギターはクラシカルなメロディはキーボードと分担しつつ攻撃的な速弾きとヘヴィなリズムを担います。ベースはファットなサウンドで活発な動きを組み込んで楽曲のヘヴィネスに貢献。ドラムはエッジが緩いわりに張りのあるアタックで駆動力を供給します。 #1:緊迫感を煽るストリングスとヴォーカルをヘヴィな弦楽器隊の刻みが追い立てる。#2:クラシカルなフレーズをアクセントに加えながら叙情メロディがアグレッシヴに疾走する。#3:扇情力に満ちたギター・ワークとヘヴィにうねるベースがヴォーカルの繰り出すキャッチーな叙情メロディを強力にプッシュする。#5:ストレートにメタリックなリフを走らせるギターにキーボードとヴォーカルが叙情性を添加する。#8:アグレッシヴに畳み掛けてくるインストにクワイアを伴ったヴォーカルが緊迫感を添加する。#12:オペラティックに展開する耳馴染みの良いヴォーカル・メロディが強力な求心力を発揮する。 |
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PERSONNEL |
Alfred Romero | Vocal | → Ref. |
Anan Kaddouri | Bass | → Ref. |
Andy C. | Drums | → Ref. |
Enrik García | Guitar | → Ref. |
José Garrido | Guitar | → Ref. |
Isabel García | Piano, Keyboard | |
Beatriz Albert | Vocal | #6,10,12 |
BEYOND THE SEA (2005;5th) C+ | |
シンフォニックなキーボードの装飾を施すメロディック・パワー・メタル。ヴォーカル・メロディが今ひとつ不完全燃焼気味であり、悪くはないものの地味な印象は拭えないためC+評価。ヴォーカルは中音域に力みを入れてヘヴィな方向に進もうとしていますが、やはり魅力は甘く伸びるハイ・トーン。ギターは叙情メロディを気にしつつもメタリックな勇壮リフを中心にクラシカルなフレーズを交えて攻めてきます。ベースはリフの低音域を積極的に補完しながらうねりも加えるよい仕事をします。ドラムも良い叩きっぷりですがオカズ部分のサウンドがやたら奥に引いているのが残念。 #1:ヘヴィなベースがブリブリと駆動する勇壮なヴォーカル・メロディが魅力。#5:ヘヴィなベースとソリッドなドラムの土台の上でシンフォニックな装飾がヴォーカル・メロディをサポートする。 |
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PERSONNEL |
Alfred Romero | Vocal, Guitar | |
Andy C. | Drums, Piano | |
Dani Fernández | Bass | → Ref. |
Enrik García | Guitar |
TAROT (2007;6th) B+ | |
女声ヴォーカルを積極投入するクラシック系メロディック・パワー・メタル。キャッチーなヴォーカル・メロディとわかりやすいクラシックの引用をヘヴィな装いで繰り出す構成が好感触でB+評価。ヴォーカルは滑らかな中高音域を効果的に絡みつかせながら甘い叙情メロディを歌い上げます。ギターはややリズムの刻みに偏る印象で、その分ソロはクラシカルなフレーズを弾きまくっていきます。メロディ成分はオーケストレーションによって厚めに展開されるので順当なのかもしれません。ベースはかなりファットなサウンドで前に出てきますが、芯は抜いてあるのでそこまで混濁感はありません。ドラムは弦楽器に埋もれますがバスの疾走感はしっかりと叩きつけてきます。 #2:混声ヴォーカルで叙情性と勇壮さを持ったメロディを歌い上げる。#3:クラシカルなメロディをハードに疾走させる演奏陣に柔らかなヴォーカルを乗せる。#6:折角のコーラスの凶悪な煽情力を間延びさせるアカペラ・パートが無駄。#8:哀愁の滲むヴォーカル・メロディを厚めのベースがヘヴィに駆動する。 |
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PERSONNEL |
Alfred Romero | Vocal | |
Dani Fernández | Bass | |
Enrik García | Guitar, Orchestration | |
Roberto Cappa | Drums | → Ref. |
Andy C. | Drums | |
Hendrik J. De Jong | Guitar | |
Manda Ophuis | Vocal |
AUTUMNAL (2008;7th) A | |
オーケストレーションを前面に押し出したクラシック基調のシンフォニック・メタル。白鳥の湖を一曲目に持ってくるのは大失敗だと思いますが、それ以降はヘヴィネスに彩られた叙情メロディが魅力的でA評価。ヴォーカルは甘く絡みつく高音域を主体にして芝居がかった歌い回しなども使って表現力を増します。ギターは基本的には引き気味の位置でリズムを刻み、ソロで前に出てきてクラシカルな速弾きを決めるスタイル。オーケストレーションのキーボードがリフと装飾を主に担います。ベースは太めのブーミーな音で細部は混濁しますが圧力は十分。ドラムは乾いた張りのあるアタックをここぞのポイントで畳みかけてきます。 #2:ずっしりとした重量感の弦楽器隊とオーケストレーションに哀愁のヴォーカル・メロディが映える。#3:分厚くスリリングなオーケストレーションに叙情性を勇壮さを備えたヴォーカル・メロディをぶつける。#7:地下臭のするダークなメロディを伴って勇壮に走るヴォーカルが良い。#9:ギターとオーケストレーションで織り上げる重厚な哀愁メロディをヘヴィなベースが支えて邁進する。 |
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PERSONNEL |
Alfred Romero | Vocal | |
Dani Fernández | Bass | |
Enrik García | Guitar, Orchestration | |
Roberto Cappa | Drums |
Itea Benedicto | Vocal |
ANCESTRAL ROMANCE (2010;8th) S | |
クラシック基調のメロディック・メタル。フック満載のキャッチーなヴォーカル・メロディとそれを歌い上げるヴォーカルのパフォーマンスが圧巻でS評価。ヴォーカルは艶っぽい中高音域から声楽的な仰々しい中音域まで表現力豊かなパフォーマンスが強烈。ギターはメタリックなスタイルのリズム・ワークからソロでクリアーな速弾きへ移行するスタイル。キーボードはクラシカルな世界観の構築に寄与しますが比較的控えめ。ベースはボトムに埋もれることもありますがよく動き回っていて良いです。ドラムは芯のある乾いたアタックで打数豊富に疾走感を持ち込みます。 #1:高揚感あふれる勇壮メロディにオペラティックな仰々しいヴォーカルがよくマッチする。#2:コーラスでの柔らかな響きのヴォーカル・メロディが魅力。#3:スリリングなギターとオーケストレーションのメロディに乗って混声ヴォーカルが仰々しく走る。#4:芝居がかった雄々しさを持って高らかに歌うヴォーカルが良い。#5:冒頭のハンド・クラップとヴォーカルに感じる色物臭が徐々にメタリックな魅力に変わっていく。#6:コーラスでヴォーカルとギターが殺傷力に富んだ哀愁メロディを炸裂させる。#7:勇ましさを前面に出すメロディにスペイン語の語感がかっこよく響く。#10:悲哀を感じさせるヴァースから穏やかなブリッジへ入り力強く爆発するコーラスへ展開する劇的な構成にヴォーカルの魅力が存分に発揮される。 |
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PERSONNEL |
Alfred Romero | Vocal | |
Enrik García | Guitar, Orchestration | |
Mario García | Bass | → Ref. |
Roberto Cappa | Drums |
Berenice Musa | Vocal |
ARS MUSICA (2013;9th) C+ | |
シンフォニックな装飾に力を入れるメロディック・メタル。大仰な叙情メロディは魅力的な一方で、ストレートなハード・ロック曲がどうにも薄めなのでC+評価。ヴォーカルは抜群の表現力でプロダクション面でも最前面にプッシュされています。ギターはメロディックなソロに注力して、リフは基本的にオーケストラでゴージャスに飾ります。ベースも音に埋もれてしまいがちですがボトムで堅実に動いているのは判別できます。ドラムも控えめな位置にいますがメタリックな駆動力の発現には一役買います。 #2:ドライヴ感のあるギター・ワークが勇壮なメロディを軽快に走らせる。#6:キャッチーに跳ねるリズムで叙情メロディをハードに引き立てる。#9:重厚なオーケストレーションにスペイン語の絡みつくような発声が親和性良く響く。 |
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PERSONNEL |
Alfred Romero | Vocal, Guitar | |
Enrik García | Guitar, Piano, Orchestration | |
Mario García | Bass | |
Roberto Cappa | Drums |
Berenice Musa | Vocal | |
Luigi Stefanini | Piano Keyboard |
#3 #6 |
PROJECT X (2015;10th) E | |
ポップなヴォーカル・メロディで展開するメロディック・ハード・ロック。もしかしたら QUEEN
にでもなりたいのか、ポピュラー・ロックなクワイア・チームの導入などソフトな当たりの楽曲を揃えていますがとにかく退屈でE評価。ヴォーカルは中高音域をメインに使って妙なところで力んだりと自ら魅力を殺します。ギターは弾きすぎずのメロディ・メイクで地味な印象。ベースは底に埋もれて判別性が悪いです。ドラムは響きの中に芯があるサウンドで安定のパフォーマンス。 #7:メロディは悪くないけれどヴォーカルのパフォーマンスがうまくかみ合わない。#9:ヘヴィなイントロは良いがヴァースで一転ソフト路線に転換しちぐはぐな印象ばかり残る。 |
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PERSONNEL |
Alfred Romero | Vocal | |
Dani Fernández | Bass | rejoin |
Enrik García | Guitar | |
Roberto Cappa | Drums |
Luigi Stefanini | Keyboard | |
Ricardo Moreno | Bass |