website Calling the Earth To Witness (2007;1st) Where Stories End (2010;2nd) Human (2019;3rd) |
Henrik Båth | Vocal, Guitar | 1st 2nd 3rd |
Markus Sigfridsson | Guitar | 1st 2nd 3rd |
Karl Wassholm | Bass | 1st |
Simon Andersson | Bass | 1st 2nd 3rd |
Tobias Enbert | Drums | 1st 2nd 3rd |
Magnus Holmberg | Keyboard | 1st 2nd 3rd |
CALLING THE EARTH TO WITNESS (2007;1st) 6 | |
ULTCD006 |
ソリッドなギターが牽引するプログレッシヴ・メタル。長尺曲メインというところで焦点がぶれる感覚はありますがヴォーカルを中心にキャッチーなメロディを満載しており6点。ミドル・テンポ主体でテクニックを誇示する感じでもないのでぱっと聴きのインパクトが薄いのは弱点です。ヴォーカルはマイルドな中高音域でときに声を張り上げてアグレッシヴに叙情メロディを歌い上げます。ギターはヘヴィながら歯切れのよいサウンドでメロディもリズムも刻みまくりながらテクニカルなソロはメロディックに決めます。キーボードは電子音主体の装飾に勤しみますがソロではテクニカルなバトルに積極的に参戦。ベースは重心低くどっしりと構えてミドル・テンポ主体の楽曲を強固に支えます。ドラムは硬いスネアとシンバルを中心にあまり派手には叩き散らすことはしませんがテクニカルなリズムの骨格を作ります。
#3:ベースを効かせた重い空気感の中でキャッチーなメロディを展開するヴォーカルが魅力。#4:リズム・ワークでアグレッシヴに攻めつつも叙情的なヴォーカルとピアノのメロディが耳を惹く。#5:ピアノを従えたヴォーカルが放つ哀愁メロディが強力。#6:シンフォニックなキーボードをバックにヘヴィな刻みからメロディックなソロまで緩急をつけてギターが弾きまくる。#8:キャッチーな叙情性を放つヴォーカル・メロディの魅力が発揮される。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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WHERE STORIES END (2010;2nd) 7 | |
ULTCD016 |
ダークな叙情メロディが展開するプログレッシヴ・メタル。キーボードが作り出す大仰な叙情メロディとヘヴィな駆動力を放つ弦楽器隊にナチュラルなヴォーカルが上手く噛み合っていて7点。オカルティックな雰囲気が強いですが歯切れのよいリズム・ワークで過剰に鬱々しないのが良いところだと思います。ヴォーカルはナチュラルな中高音域でやや薄めなところもありますが甘い響きが魅力的です。ギターはソリッドな質感のリズム・ワークに注力する印象がありますがソロはメロディックに弾きまくります。キーボードは電子音でシンフォニックな装飾を行いながらギターの分までメロディを叩き込んでいきます。ベースはややぼやけ気味な感じではありますがよく動いて積極的に前面に出てきます。ドラムはミックス的にもあまりガンガン出てくる感じではないですがちょくちょくオカズを入れてきます。
#2:ギターとベースがゴリゴリと牽引するリフに叙情的なヴォーカルとキーボードが映える。#4:キーボードがピアノからストリングスまで多彩なサウンドで幅広く紡ぐ哀愁成分を横目にギターはメタリックなメロディを跳ねるように弾き出す。#5:ヘヴィにうなるリフ・ワークに軽い勇壮さを添加した叙情メロディが載る。#6:叙情的なヴォーカル・メロディの裏で跳ね回るヘヴィな弦楽器隊が駆動力を発揮する。#9:シンフォニック色を強めたキーボードが叙情性と浮遊感をブーストする。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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HUMAN (2019;3rd) 8 | |
ULTCD042 |
ダークな情感を漂わせるプログレッシヴ・メタル。透明感のある哀愁のメロディをヘヴィにドライヴする楽曲の破壊力が見事で8点。ゆったりとしたテンポの中にもテクニカルなパーツをしっかりと盛り込むところが心憎い。ヴォーカルは軽く鼻にかかった中高音域を軽く力ませながら哀愁を込めたメロディ・ラインとのマッチングの良さを活かしたパフォーマンスが魅力。ギターは淡々と無機的なリフを弾いていきますがソロは冷徹な哀愁をガンガン叩き込んでいきます。キーボードは電子音メインで最前面に立ち厚めにリバーブのかかったゴージャスな装飾を施してアルバムの世界観を作ります。ベースは厚みのあるボトム・ラインを構築する一方で前に出てくるとソリッドな質感も加えてアグレッションを高めます。ドラムは重さを重視したサウンドで膨らみ気味に処理されますが打数は豊富に攻めてきます。
#1:ベースによるダークなヘヴィネスを効かせながらキーボードが起伏のある哀愁を注ぎ込む。#2:オリエンタル風のスリリングなメロディ・ラインにヴォーカルもラフにダークさを組み込んでくる。#4:キラキラと軽快に走るギターとキーボードの裏でテクニカルなベースが乱れ飛ぶ。#5:スケールの大きなキーボードを従えてしっとりと哀愁を炸裂させるヴォーカルが良い。#7:荒廃感のあるダークなヴァースから爽やかメロディを伸びやかに歌い上げるコーラスへと展開する。#9:キーボードのゴージャスな装飾を受けたヴォーカルが際立つが盛大に鳴り響くベースも強力。#10:勇壮さの中に哀愁を秘めたメロディを劇的な展開で送る。
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PERSONNEL
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