website Change Direction (1997;1st) Wings Of Time (1999;2nd) Dreamland (2001;3rd) Hidden Place (2003;4th) Misplaced (2004;5th) Different Shapes (2007;6th) Frame (2009;7th) Momentum (2013;8th) The Passage (2016;9th) Tragic Separation (2020;10th) Life (2023;11th) |
Luciano Regoli | Vocal | 1st 2nd |
Titta Tani | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Mark Basile | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th |
Diego Reali | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th |
Simone Mularoni | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th |
Marco Marchiori | Bass | 1st 2nd |
Andrea Arcangeli | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th |
Gianfranco Tassella | Drums | 1st |
Fabio Constantino | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th |
Maurizio Pariotti | Keyboard | 1st 2nd 3rd |
Fabio Sanges | Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th 5th |
Emanuele Casali | Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th |
DREAMLAND (2001;3rd) 8 | |
MICP-10268 |
テクニカルなギターがガンガン攻めるプログレッシヴ・メタル。メタルからジャズからクラシックと手広くテクニカルなギターを中心に劇的な展開を聴かせる演奏陣が素晴らしく8点。全体的にソフトな仕上がりの音像は壮麗なメロディが作る世界観とマッチしています。ヴォーカルは甘めのナチュラルな中高音域でまったり感が過剰な感じもありますが叙情メロディによくフィットします。ギターはメタリックなリフからクラシカルな速弾きまでメロディとテクニックを上手く両立した圧巻のパフォーマンスが魅力です。キーボードはシンフォニックな装飾でスケール感を増す働きがメインですがソロはしっかり電子音で弾き切ります。ベースは輪郭緩めの肉厚なサウンドで細かなアタックは団子になりますが足元をヘヴィに支えます。ドラムは奥に埋もれてしまっていますがたまに爆発的にキックを踏みまくる様子が観測されます。
#1:メタリックなギターのイントロからキーボードがガラリと曲調を変えて劇的な叙情路線へ展開する。#2:叙情性を織り込んだ勇壮メロディの劇的な展開をヘヴィなリズム隊が支える。#3:クラシカルな速弾きギターをスパイスにキャッチーなヴォーカル・メロディを叙情的に放つ。#5:スリリングなメロディをテクニカルに放つ楽器隊を走らせながらヴォーカルは叙情性を取り込みに行く。#7:ヘヴィに疾駆するドラムが発射するギターとキーボードの荒ぶるソロ・バトルにも勇壮メロディがあって良い。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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HIDDEN PLACE (2003;4th) 7 | |
MICP-10364 |
ギターとキーボードが競り合うプログレッシヴ・メタル。キーボードを効かせた煌びやかな叙情性を中核とした世界観が魅力で7点。ヴォーカル・メロディが高音域に差し掛かると苦しさが見え隠れするものの演奏陣が織り成すメロディの応酬に聴き所があります。ヴォーカルはナチュラルな中高音域でレンジの狭さを感じさせる部分もありますが柔らかな声質に魅力があります。ギターはソロにはクラシカルな速弾きスタイルを採りますが全体的にはメロディ重視のプレイです。キーボードは電子音とピアノを切り替えながらメイン・メロディから装飾まで常に存在感を発揮します。ベースは膨らみ気味なサウンドで少々追いにくいですがよく動いて躍動感をボトムから作ります。ドラムは程よい速度感のキックで駆動力を供給しながらテクニカルに叩き散らします。
#1:ギターとキーボードのテクニカルなリフを存分に走らせてソロ・バトルへと展開する。#2:ガンガン踏みまくるドラムに乗せた哀愁交じりの勇壮ヴォーカル・メロディをキーボードが飾る。#3:弾きまくるギターの足元で積極的にうねるベースが良い。#5:哀愁のメロディを歌い上げるヴォーカルとそれをサポートするピアノの音色が良い。#7:中高音域をメインにした叙情メロディを歌い上げさせるとヴォーカルの魅力が光る、ギター・ソロも鮮烈。#9:唐突なジャズは狙い過ぎの感があるも演奏陣の魅力に溢れる構成。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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MISPLACED (2004;5th) 7 | |
MICP-10486 |
演奏陣が爆走するプログレッシヴ・メタル。肩に力が入りまくったヴォーカルとギターが繰り出すメロディの高揚感が強烈で7点。聴かせ所となるヴォーカルとギターの高音域を強調した結果なのか、再生環境によっては耳に突き刺さってくるプロダクションは少しきつい感じ。ヴォーカルはナチュラルな中高音域をベースにコーラスでは声を張り上げて高音域を頑張ります。ギターは強い弾きまくり傾向を持ちますがメロディもしっかりと伴っていて破綻させないところは腕です。キーボードはソロでギターに張り合う弾きっぷりを披露しますがリフはややおとなしめ。ベースは音圧で負けがちですがテクニカルによく動きまくってアピールします。ドラムはキックを中心に一定ペースをキープする感じですがオカズはテクニカルに色々と盛り込んできます。
#1:ブリブリと動くベースに乗ってメタリックな叙情メロディが疾駆する。#3:ギターとキーボードで展開するキャッチーなメロディにヴォーカルが叙情性を添加する。#4:歌劇的な展開が少々忙しすぎるもピアノとヴォーカルのもたらす煽情力は抜群。#7:パワフルな哀愁メロディを繰り出すヴォーカルをギターとキーボードで飾る。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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DIFFERENT SHAPES (2007;6th) 8 | |
MICP-10646 |
テクニカルな演奏を矢継ぎ早に繰り出すプログレッシヴ・メタル。メロディックではあるものの快活な攻撃性を絶やさない演奏陣が強力で8点。攻めるところではヘヴィネスを増すだけでなくテンポも速めてくるので緩急もついてアグレッシヴな効果が増すイメージ。ヴォーカルはキャッチーなメロディ・ラインを力んで歌うスタイルが目立ち、少々の粗さは気にせず突き進みます。ギターはリフはメタリックでメロディ重視な傾向が強くソロになるとガンガン弾き倒していきます。キーボードは電子音での装飾が主ですがピアノによる哀愁成分の添加やソロ・バトルでの攻撃性など幅広く活躍します。ベースは圧力高く前に出てきてメロディに積極的に絡んで動きまくっていきます。ドラムは豊富な打数で叩きまくるわりとストレートな攻撃性でもって楽曲を支えます。
#1:テクニカルに走る勇壮なギターとキーボードにヴォーカルとベースがキャッチーなメロディを絡めていく。#3:爽快なメロディ・ラインの裏ではベースがブリブリと動き回る。#4:美しいピアノの導入から徐々にボルテージを上げながらキャッチーな叙情メロディを走らせていく。#5:爽やかな叙情性を放つバラードのラストで弾きまくるギターもまた魅力。#7:キーボードを中心に爽快なメロディを走らせるがギターとのソロはガチバトル。#8:キラキラしたキーボードとスリリングなギターと動きまくるベースがテクニカルにメロディを紡ぐ。#9:爆走するリズム隊の破壊力が強烈に響く。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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FRAME (2009;7th) 8 | |
MICP-10816 |
アグレッシヴに弾きまくるプログレッシヴ・メタル。メロディにキャッチーな明るさを保ちながら弾きまくる演奏陣のパフォーマンスが強烈で8点。ヘヴィネスもかなり効いているのですが、メイン・メロディが高めのトーンなので全体的にアッパーな空気感になります。ヴォーカルは少々金属質な癖のある澄んだ高音域を武器にボルテージの高い歌いっぷりが強烈です。ギターはクラシックからのインプットも交えながら所かまわす弾きまくっていきますがメロディにも配慮は忘れません。キーボードは電子音の装飾の傍らでギターとの激しいソロ・バトルの機会は逃しません。ベースはぼやけた感じでボトムの方に張り付きますがリズムを刻むときはわりと存在感があります。ドラムはインパクト強めのキックを中心にパタパタと軽快な疾走感を叩き込みます。
#1:アグレッシヴに弾きまくるギターとキーボードを向こうに回してヴォーカルが勇壮なメロディ・ラインをボルテージ高く歌い上げる。#2:徹底的に弾き倒す弦楽器隊にソロでキーボードも参入してきて大変。#3:小洒落たジャズ臭をハイ・スピードでテクニカルに弾き出す演奏陣の勢いが止まらない。#6:キラキラと明るいメロディを緩急を付けつつも高速で弾き倒すブレなさが良い。#7:スペーシーな装いのパワー・バラードでもギターとキーボードは弾きまくり、ヴォーカルのハイ・トーンも冴える。#9:ギターが哀愁を滲ませればキーボードが横で弾きまくる。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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MOMENTUM (2013;8th) 8 | |
SC 233-0 |
ギターが弾きまくるプログレッシヴ・メタル。キャッチーなヴォーカルを立てながらもバラエティ豊かなスタイルで弾きまくるギターが引っ張る明るめの楽曲群が魅力で8点。サウンドもかなりヘヴィに仕上げていますがメロディがはっきり主張するのでむしろ軽快に聴こえます。ヴォーカルは高音域で詰まる感じはありますが軽快さを感じるパワフルな歌唱が魅力です。ギターはソロは勿論のことリフでも容赦なく弾きまくってメタリックな攻撃性を叩き込みます。キーボードはリフでこそ裏方に回りますがソロではバトルに参戦して爆発的に弾きまくります。ベースは輪郭がぼやけて底の方にいるのはわかりますが動きはさほど追えず。ドラムはややこもり気味のサウンドですが豊富な打数をパワフルに押し出して楽曲の骨格を作ります。
#1:リフからソロまで弾きまくるギターとキーボードにヴォーカルもパワフルに立ち向かう。#2:キャッチーなメロディを軽快に放つヴォーカルの脇でギターもポップな味付け。#3:陽性の高揚感を中心にした起伏のある楽曲展開でもソロはとにかく弾きまくる。#4:ドライヴ感にあふれるギター・リフが格好良く駆け抜ける。#5:落ち着きのないギターがこれでもかとアピールしてくる様が非常に良い。#9:キャッチーなメロディを弾き倒すギターとキーボードを疾走ドラムが支える。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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THE PASSAGE (2016;9th) 6 | |
FR CD 746 |
陽性の空気感で突き進むプログレッシヴ・メタル。テクニカルな演奏を叩きつけながらもヴォーカルを中心とした叙情メロディをプッシュする内容で6点。コマーシャル性を強めたかったのか、曲の中でテンポを落としすぎる傾向があるのが不満と言えば不満。ヴォーカルは軽く力みながらも爽快感のある中高音域でキャッチーなメロディを歌い上げます。ギターはメロディからリズムまで弾きまくり傾向を示して聴き所をたくさん仕込んでいきます。キーボードは基本的に装飾の位置にいますがソロでは張り切ってバトルに参加。ベースは底の方で動きはありますが少々聴き取り辛い位置です。ドラムは躍動感のある叩きっぷりが魅力ですが埋もれ気味。
#1:キャッチーな叙情メロディを展開しながらも隙を見つけてはギターが弾きまくる。#3:リズミカルに走るメロディックなギター・リフが明るく爽快なヴォーカルを盛り立てる。#5:爽快感もある叙情ヴォーカル・メロディをドラムと弦楽器隊がゴリゴリ駆動する。#9:ファンキーにドライヴ感あふれるヴァースのギター・リフが格好良いがゆるゆるのコーラスで一気に醒める。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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TRAGIC SEPARATION (2020;10th) 7 | |
FR CD 1062 |
演奏陣が躍動するプログレッシヴ・メタル。楽曲の構成はアルバムを通して似通った感じではありますが、それでボルテージの高いパフォーマンスの良さは霞まず7点。ヴォーカル・メロディの緩急の付け方などはほとんど同じなのですがそこを押し切れるメロディとテクニックがあります。ヴォーカルは鼻にかかった中高音域をエネルギッシュに張り上げて存在をアピールしてきます。ギターはソロもリフもメカニカルに速く弾き倒すスタイルですがキャッチーなメロディも疎かにしないスタンス。キーボードはソロでのバトルに主戦場を求めますが装飾もそつなくこなします。ベースはやや埋もれるものの速い動きでリフを支えて土台を固めます。ドラムは鋭さよりも重さを打ち出すサウンドでパワフルな駆動力を生みます。
#1:テクニカルなギターがアグレッシヴに先導しながら泣きのメロディもソロにしっかり入れてくる。#2:爽快メロディをキャッチーに繰り出すヴォーカルを軸にポップに駆ける。#3:全体的なテンポに緩急を付けつつもギターとベースはガンガンに弾き倒す。#5:ピアノとヴァイオリンのしっとりとしたイントロからギアを上げてキャッチーなギターが駆ける。#7:キーボードのデジタルな浮遊感にヴォーカルとギターで叙情性を加算していく。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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Life (2023;11th) | |
FLAC 44.1kHz 24bit |
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SONGS
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