website Bring the Thunder (2009;1st) Knock You Down (2011;2nd) Sultans Of Sin (2012;3rd) Renatus (2014;4th) Titanic Mass (2016;5th) Firesign (2018;6th) The Dark Delight (2020;7th) Final Advent (2022;8th) |
Nils Molin | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th |
Rob Love Magnusson | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th |
John Berg | Guitar | 1st |
Mikael Lavér | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th |
Joel Fox Apelgren | Bass | 1st 2nd 3rd 4th |
Jonathan Olsson | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th |
Georg Härnsten Egg | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th |
TITANIC MASS (2016;5th) 9 | |
SPINE774582 |
キャッチーなメロディをアグレッシヴに繰り出すヘヴィ・メタル。メロディックかつアグレッシヴに真っ向勝負を挑む楽曲がメタルの熱さを体現する充実の内容で9点。ヴォーカルはやや演奏に埋もれがちな印象を受けるものの、甘めの高音域を力ませる魅力的な歌唱で良いメロディを発します。ギターは基本的にヘヴィなリズム・ワークに徹して控えめですがその分ソロは思い切りよく弾き倒します。キーボードはキラキラとした叙情性をヴォーカルの裏に供給する働き。ベースはファットにぼやけながらも深いところまで伸びて粘りのある土台がヘヴィネスを支えます。ドラムは全体的に細身で奥に引いたように聴こえますが、硬めのヒットは十分な駆動力を生み出します。
#1:緊迫感のある勇壮メロディを飾るキーボードとヴォーカルが高揚感を煽る。#2:ヘヴィな弦楽器隊が作り出す疾走感にヴォーカルがパワフルに響く。#3:叙情性を含んだメロディを快活に繰り出すコーラスが強力。#4:重厚なヴァースから発射されるコーラスのメタリックな暑さをヴォーカルのシャウトが強烈にブーストする。#7:キャッチーなメロディを繰り出すヴォーカルとキーボードをドラムがガツガツとドライヴする。#10:爽快感を感じさせるメロディをヴォーカルとギターが放つ。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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FIRESIGN (2018;6th) 8 | |
AFM 699-9 |
パワフルなヴォーカルを中核としたメロディック・パワー・メタル。キーボードを多用した劇的な装いの勇壮メロディをメタリックな熱さで繰り出すスタイルが魅力で8点。決め所のメロディにやや類型化は感じられますが、この高揚感の前には粗探しレベルでの話ではあります。ヴォーカルは適度な甘さの残るパワフルな中高音域でキャッチーなメロディを歌い上げます。ギターはメタリックなリズム・ワークの方に力を入れてメロディはキーボードに託した感じがあります。キーボードはストリングス系の電子音でクラシカルなメロディを展開。ベースは結構深くまで沈む厚めの低音を放ちますが判別性はやや悪いです。ドラムは基本的に埋もれてますが出番が来ると重いヒットを飛ばしてきます。
#2:劇的で大仰なキーボードをバックにメロディを高らかに歌い上げるヴォーカルも負けていない。#3:重めのリズム・ワークから発射される爽快な叙情メロディを放つコーラスが良い。#4:リズミカルに跳ねるヴォーカルが厚めに重なる叙情メロディを先導する。#6:ヘヴィに響くリズム・ワークを軽やかに乗りこなすヴォーカルがキャッチーに走る。#8:ヴォーカル・ワークにフックを仕込みながらヘヴィな弦楽器隊がゴリゴリ突き進む。#11:哀愁を湛えながらもキャッチーなメロディをヴォーカルとキーボードで紡ぐ。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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THE DARK DELIGHT (2020;7th) 7 | |
AFM 742-9 |
キャッチーなメロディで展開するメロディック・パワー・メタル。キラキラとコマーシャル性のあるメロディをヘヴィなリズム隊が送り出す構成が魅力で7点。アルバムを通してメロディと歌い回しに既視感を覚えるところもあるにはありますが高揚感はしっかり発揮されます。ヴォーカルは高音域を絞り出すように哀愁交じりの勇壮メロディをパワフルに歌い上げます。ギターはキーボードの助けを借りつつ煌びやかな音色のリフとソロを武器に軽快に飛ばしまくります。ベースはボトムに太いラインを描いてヘヴィネスを力強く支えます。ドラムは埋もれてしまって抜けの悪さが残念ですがビートはパワフル。
#2:煌びやかで壮大なキーボードを交えて爽快なヴォーカル・メロディが走る。#4:叙情メロディを放つギターとヴォーカルをボトムまでしっかり伸びるベースがヘヴィに駆動する。#6:リズミカルなキーボードのリフに乗ってヴォーカル・メロディもギター・ソロもキャッチーに走る。#7:コマーシャルな展開のわりにリズム隊の一癖あるヘヴィネスが良い。#9:フォーキーなサウンドとメロディのリフが妙な高揚感を持ち込む。#10:アグレッシヴなギターとヴォーカルの裏でブリブリ動きまくるベースが効く。#13:シンフォニックな装飾を盛ってパワフルなヴォーカルを更にプッシュする。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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FINAL ADVENT (2022;8th) 7 | |
AFM 797-9 |
勇壮メロディを走らせるメロディック・パワー・メタル。キーボードを多用する劇的路線をキャッチーにパワフルに送る内容で7点。メロディ・ラインの類型化は今に始まったことではありませんがそこだけはネガティヴ。ヴォーカルは若干曇るハイ・トーンをパワフルに繰り出して高揚感を煽り立てます。ギターはあまり派手なアピールはありませんがメロディをっしかり紡いできます。ベースは裏方に回りそうでいて結構響く低音が耳に届きます。ドラムはやや埋もれ気味にはなりますが響きを強めたサウンドの重さが飛んできます。
#1:キャッチーな勇壮メロディをキーボードとギターでヒロイックに彩る。#2:芝居がかったスリルを重めのタッチで繰り広げる。#3:キャッチーなメロディを歌い上げるコーラスの盛り上がりが良い。#6:ドラマティックな哀愁メロディに起伏をつけてパワフルに押し出す。#8:ドラマティックな展開でコーラスのヴォーカル・メロディを盛り上げる。
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PERSONNEL
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