website Into the Night (2008;1st) Diamonds (2010;2nd) Death By Fire (2013;3rd) From Beyond (2015;4th) Zenith (2019;5th) Nostalgia (2023;6th) |
Olof Wikstrand | Vocal, Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Adam Zaars | Guitar | 1st 2nd |
Joseph Tholl | Guitar, Bass | 1st 2nd 3rd 4th |
Jonathan Nordwall | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Tobias Lindqvist | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th |
Garth Condit | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Jonas Wikstrand | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
INTO THE NIGHT (2008;1st) 8 | |
HA5-5007-2-2 |
バンドの躍動感で攻めるヘヴィ・メタル。少々の粗は勢いでなんとかするエネルギー感がアルバムを通して高出力で放たれていて8点。とにかく疾走し続ける演奏に臆することなく挑みかかるヴォーカルという構図が熱いです。ヴォーカルはナチュラルめの中高音域で決め所ではシャウトも使えます。ギターはオーソドックスなスタイルですが活きの良い弾きっぷりに高揚感が生まれます。ベースは埋もれ気味ですが速い刻みをバキバキ突っ込んでいきます。ドラムはスネアで軽快な疾走感を作りながらシンバルで派手に飾り付けをします。
#1:躍動感あふれる弦楽器隊がラフなヴォーカルとエネルギッシュに疾駆する。#2:よく動くギター・リフが軽快に駆け抜ける足元ではドラムもバンバン叩きまくる。#4:刻みまくる爆走リフにヴォーカルも追い立てられて突撃する。#5:キャッチーなギター・ワークで進行しながらソロでは少々の叙情性も入れてくる。#8:跳ねるリズムに乗って弾きまくるギターが高揚感をガンガン煽ってくる。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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DIAMONDS (2010;2nd) 8 | |
MOSH399CD |
エネルギッシュに爆走するヘヴィ・メタル。ベースも積極的に介入するエネルギッシュなリフにキャッチーなヴォーカルがよく映える楽曲が魅力で8点。叙情メロディとも相性の良いヴォーカルを前に出す曲もリズム隊がしっかりと躍動感を仕込みます。ヴォーカルはナチュラルな高音域でスクリーム気味に伸びあがるシャウトも強烈。ギターは弾くところと引くところのメリハリを付けながらメタリックなフレーズをガンガン叩き込んできます。ベースは盛りだくさんにオカズを入れたいタイプで隙あらばうねりを突っ込んできます。ドラムはエッジは丸めてあるものの十分な硬さのあるスネアとキックで飛ばしまくります。
#1:跳ねるリズムにキャッチーなヴォーカル・メロディを乗せて疾走する。#2:走りまくるベースに忙しないギター・リフも加わって盛大に盛り上げる。#3:叙情メロディをキャッチーに繰り出すヴォーカルを中心にして軽快に駆ける。#7:刻みまくって叫びまくるエネルギッシュな爆走感で走り抜ける。#9:キャッチーなヴォーカル・メロディを中心に立てて弦楽器隊もそれぞれに見せ場を作る。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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DEATH BY FIRE (2013;3rd) 8 | |
NB 3034-2 |
高速で走り倒すヘヴィ・メタル。若干の緩急はありながらも徹頭徹尾攻めまくる高揚感にはメロディもきちんと伴っていて8点。ヴォーカルはトレブリーな金属質ハイ・トーンを響かせてアグレッシヴに吼えまくります。ギターはスピード感を殺さずにメロディ成分を練り込んでくるスタイルで速い刻みの爆走感によくマッチします。ベースはかなり活発に動き回ってリフのメロディを太いサウンドで補完してきます。ドラムは抜けの悪さはありますが跳ねるリズムをバンバンと叩き込んできます。
#2:明るく弾きまくる爆走弦楽器隊にヴォーカルもボルテージを上げて応える。#3:前のめり気味に突っ込んでいくギター・ワークにリズム隊も引っ張られて駆ける。#5:ヴォーカルを重ねるコーラスのポップな叙情メロディが狙い通りに刺さる。#8:後半のギター・インスト・パートのストーリー性のある叙情メロディが効く。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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FROM BEYOND (2015;4th) 6 | |
NB 3416-0 |
メタリックに弾きまくるギターが先導するヘヴィ・メタル。飛ばしまくるラフな攻撃性も心地よく響きますが一方で速い曲の構成が大体似たような感じになるので6点。テンポを落とす曲で緩急のバランスはつけますが我慢できなくなって走り出すような雰囲気自体は悪くないです。ヴォーカルはトレブリーなシャウトを響かせながらアグレッシヴに駆け抜けます。ギターはリフ自体は伝統的なスタイルですがソロまで最前面に出て来て弾きまくって勢いを作ります。ベースは時にメロディの主導権を握りながら忙しなく動き回ります。ドラムはキレよりは圧の方を重視したサウンドで目論み通りのパワフルなビートを叩きつけます。
#1:弾きまくりうねりまくるギターが強力な煽情力を発揮する。#5:しっとり叙情味溢れるメロディと展開にもヴォーカルの暑さは隠せない。#7:イントロのファンキーなギターに度肝を抜かれるもそのあとはいつもの格好良いメタル。#9:刻みまくる爆走チューンに奇妙なメロディでフックを付けるギターが良い。#10:劇的な印象をまとう不穏なメロディを奏でるギターの裏でベースもよく動く。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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ZENITH (2019;5th) 5 | |
NB 4918-2 |
キャッチーなメロディで攻めるヘヴィ・メタル。オーソドックスにヴォーカル主体で展開する楽曲はメロディにクオリティは備えているものの決め手に欠ける点も感じられて5点。速ければいいとも思いませんが、速くない曲に聴き所が少ないのが痛いです。ヴォーカルは薄くトレブリーに伸びていく高音域を飛ばして高揚感をもたらします。ギターはベーシックなリフ・ワークであまり主張はないですが、随所にツボを押さえたメロディを練り込んできます。ベースは若干引き気味ですがよく動き回って勢いのある土台を作ります。ドラムはこもった感じのサウンドで重いリズムをキープします。
#1:軽い哀愁を滲ませながらリズミカルにキャッチーなメロディを叩き出すヴォーカルが良い。#2:叙情性メロディを緩く放つ序盤から徐々に熱量を上げて展開する。#5:ギターが奏でる哀愁を帯びた勇壮メロディのスケール感が増すコーラスが良い。#7:キャッチーな躍動感をキーボードで飾りながら軽快に走る。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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NOSTALGIA (2023;6th) 8 | |
NBR65202 |
キャッチーで快活なメロディを弾き出すヘヴィ・メタル。高揚感を真っ向から叩きつけてくるド直球のハード・ロックが気持ちよく響いていて8点。勢いよくメロディを弾き出すヴォーカルとギターを軽快なリズム隊が支える王道スタイルの良さを伝えてきます。ヴォーカルはメタリックに歪む中高音域をヒステリックなスクリームで飾りながらハイ・パワーで突き進みます。ギターは薄く歪ませたサウンドでリフもソロも忙しなく動き回って高揚感を煽ります。ベースはメロディに積極的に絡んでくるスタンスでボトムを埋めながらもアピールを飛ばしてきます。ドラムはこもったポコポコしたサウンドに打ち込みっぽさも出てしまいますがパフォーマンスは軽快。
#2:よく動くベースに乗ってギターが軽快に飛ばしまくる。#3:ボルテージを上げまくった弦楽器隊に煽られるヴォーカルもアグレッシヴに応える。#4:ポップなフックのあるヴォーカル・ラインを駆動するベースも心なしか華やか。#8:軽やかなメロディ・ラインに若干の叙情性もにじませるヴォーカルとギターが良い。#10:騒がしいギター・ワークが陽性のキャッチーなフックを仕掛けまくる。#12:特異的にすっきりしたギター・サウンドに奇妙な産業ロック臭が漂う。
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PERSONNEL
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