website Free Fall (2013;1st) Kingdom Of Rock (2015;2nd) We Are The Night (2020;3rd) Hunt The Flame (2023;4th) |
Magnus Karlsson | Vocal, Guitar, Bass, Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th |
Jaime Salazar | Drums | 1st 2nd |
Anders Köllerfors | Drums | 1st 2nd 3rd 4th |
FREE FALL (2013;1st) 7 | |
FR CD 607 |
マルチ・ヴォーカル体制のメロディック・パワー・メタル。メロディ重視と見せて演奏陣は炸裂音でヘヴィに攻める内容が好感触で7点。ヴォーカルは熱唱系の割合が高く、マイルドな中高音域のMagnusが自分で歌えない曲をフォローしてもらったイメージでしょうか。ギターはメロディを持たせたリフとソロでヴォーカルに負けない存在感を発揮。ベースは結構な破壊力を備えたサウンドでヘヴィネスを担います。ドラムは大部分で埋もれてしまいますがパワフルに叩きまくって踏みまくる様子はしっかりと伝わります。
#1:叙情的なメロディをパワフルに叩きつけるヴォーカルがヘヴィに聴かせる。#2:叙情メロディをメタリックに彩って駆ける金属質ハイ・トーン・ヴォーカルとギターが良い。#3:ヘヴィなベースに牽引されながら柔らかな中高音域ヴォーカルがコマーシャルな叙情メロディを心地よく歌い上げる。#5:ヴォーカルと弦楽器隊が攻撃的な重低音を響かせながらも哀愁を叩きつける。#6:叙情性を帯びた熱唱ヴォーカルをギターがキャッチーに彩る。#7:ネオ・クラシカル臭を帯びたギターとキーボードの美麗なメロディが心を打つ。#9:キャッチーなコーラスのメロディをヴォーカルが上手く盛り上げる。#10:甘く柔らかな高音域ヴォーカルをリズム隊がヘヴィに駆動する。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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KINGDOM OF ROCK (2015;2nd) 7 | |
FR CD 711 |
実力派ゲスト・ヴォーカルを揃えたメロディック・パワー・メタル。キャッチーな叙情メロディをヘヴィに仕立てた楽曲群と、その楽曲それぞれにマッチした人選のヴォーカルが上手く嵌まっていて7点。ヴォーカルはMagnus本人も上手いし、ゲストも人脈的に順当なところに声がかかっていますが、とりわけJoeとTony Martinが意外性もありパフォーマンスもさすがの貫録。ギターはヴォーカルに一歩譲る素振りは見せつつもメタリックにメロディックに弾きまくります。ベースはサポート的な位置にいますがキレの良い低音を響かせます。ドラムは引き気味ですが足数多めに駆動力を叩き込みます。
#1:暑苦しいヴォーカルを厚めのキーボードとメロディックなギターが飾る。#3:ポップなメロディをハスキーなヴォーカルがロックに仕上げる。#4:オカルティックな空気感に哀愁のメロディを乗せて展開する。#6:軽い哀愁を含んだヴォーカル・メロディにテクニカルなギター・ソロが華を添える。#11:ヘヴィな弦楽器隊がキャッチーな叙情メロディを強靭にドライヴする。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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WE ARE THE NIGHT (2020;3rd) 8 | |
FR CD 1032 |
マルチ・ヴォーカルのヘヴィ・メタル。マルチ・ヴォーカルですがつぎはぎ感のないドラマティックな叙情派ヘヴィ・メタル世界が構築されていて8点。全体的にキーボード主導なので叙情メロディ重視の展開になります。ヴォーカルはわりと似たような声質の軽く歪んだ高音域熱唱系ヴォーカルが揃います。ギターはメタリックなエッセンスを仕込むソロに存在感が出ます。キーボードは電子音でリフを担ってコマーシャル成分のある世界観を構築します。ベースは結構ぼやけますが低音域を堅実に埋めます。ドラムはやや膨らんだ重さの方に振り分けたサウンドでパワフルな駆動力を供給します。
#1:熱唱ヴォーカルのアグレッシヴな歌唱に叙情性を練り込むメロディが効く。#2:キーボードを中心に練り上げられるキャッチーな叙情性にヴォーカルが爽快な暑さを加える。#4:スケール感のあるキーボードに導かれてコーラスでアグレッシヴに豹変するヴォーカルが良い。#5:これでもかとハイ・トーンを叩き込んでくるヴォーカルの熱量に負けないギター・ソロも強力。#9:ギターとキーボードのリフが代わる代わるドライヴ感を注ぎ込んでいく。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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Hunt The Flame (2023;4th) 7 | |
FR CD 1311 |
叙情メロディをマルチ・ヴォーカルで贈るメロディック・パワー・メタルですが、基本的には楽曲主導のため概ね似たようなパワフルな中高音域を得意とするシンガーが集まっている感はあります。そのヴォーカルはレーベル・メイトを中心に実績のある人もいますが、まだ無名の人を引っ張り上げる側面もありそうです。ギターはヴォーカルを立てつつメロディックなリフとソロで打って出てくることも多いです。ベースとキーボードはギターの補佐的な役割が主できっちり楽曲を作り上げる印象。ドラムも基本的には堅実ですが見せ場は逃さずにアピールしてきます。
#2:スケール感のある叙情メロディをヴォーカルとギター中心にパワフルに紡ぎ上げる。#3:よく伸びる高音域をクラシカルなクワイアとキーボードが飾る。#6:緩急のついた叙情メロディを歌い上げるクリアーなヴォーカルが良い。#8:オカルティックなキーボードとパワフルに響くヴォーカルをヘヴィなリズム・ワークで駆動する。#9:トリッキーに暴れるドラムを足元に叙情ヴォーカル・メロディを軽快に歌い上げる。
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SONGS
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PERSONNEL
ADDITIONAL
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