website The Flag Of Punishment (2003;1st) Advance To the Fall (2005;2nd) Beyond the End Of Despair... (2006;3rd) One For All - All For One (2007;4th) Reincarnation (2008;5th) Resurrection (2010;6th) Phoenix Rising (2011;7th) Angel Of Salvation (2012;8th) Vetelgyus (2014;9th) Under the Force Of Courage (2015;10th) Ultimate Sacrifice (2017;11th) Into the Purgatory (2019;12th) |
Yama-B | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th |
Sho | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
Syu | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
Tsui | Bass | 1st 2nd 3rd |
Yu-to | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th |
Taka | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
Junichi | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
Fumiya | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
Yuhki | Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
RESURRECTION (2010;6th) 9 | |
VPCC-81664 |
テクニカルなギターとキーボードが牽引するメロディック・パワー・メタル。クラシックの薫りをさせながらボルテージ高く弾きまくる演奏陣にヴォーカルの熱も程よく加わって9点。各々のアピールはかなり強いですがメロディもまた魅力的であるので聴き疲れしないのが良いです。ヴォーカルはあっさり風味でもよく伸びていくハイ・トーンで哀愁から勇壮までメロディを魅力で気になぞります。ギターはクラシックのエッセンスも含みつつテクニカルな弾きまくり志向でガンガン攻めてきます。キーボードは電子音を使ったソロ楽器の印象が強く積極的に前に出てきます。ベースはファットにぼやけたサウンドでボトムを動き回っていてよくメロディにも絡みます。ドラムは奥の方にいて少々聴き取りづらい部分もありますが金物でエッジ感を出してきます。
#2:哀愁を練り込んだ勇壮メロディを歌い上げるヴォーカルを軸に演奏陣もボルテージ高く疾走する。#3:爽快なキーボードのリフとヴォーカル・メロディをエネルギッシュに支える弦楽器隊が良い。#4:強力な煽情力を放つ叙情メロディをフックを仕込んだリズムに乗せて繰り出す。#5:ビッグ・バンドなゴージャス感をメタリックに料理して走らせる。#9:ダークなヘヴィネスを放つ弦楽器隊にオルガンの音色が映える。#10:疾走ドラムによく動く弦楽器隊と情感あふれるヴォーカルが載る。#11:琴線に触れるメロディをしっとりと弾き出すギターが凶悪。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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PHOENIX RISING (2011;7th) 6 | |
VPCC-81711 |
クラシカルなエッセンスをプッシュするメロディック・パワー・メタル。コマーシャルなヴォーカル主導の曲でも手を緩めない演奏陣が強烈で6点。リズム隊の爆走力が遠慮なく発揮されるというところにガッツを感じます。ヴォーカルはクリアーに伸びていくハイ・トーンで勇壮メロディを暑く歌い上げます。ギターはクラシック基調のテクニカルなプレイを惜しげもなく詰め込んで披露していきます。キーボードは基本的には電子音でのクラシカルな方向性ですがオルガンなども交えて空気感に変化を付けてきます。ベースは膨らんだサウンドで判別性は今ひとつですが動きの激しさはわかります。ドラムは音抜けの悪さでディティールはつぶれ気味ですが豊富な手数足数をパワフルに叩き込んできます。
#2:哀愁成分も練り込んだ勇壮ヴォーカル・メロディをクラシカルにギターとキーボードが飾って駆ける。#3:コマーシャルな展開の中ソロで本性を現す演奏陣の技巧が暑い。#6:ヴォーカルとギターが紡ぐ哀愁メロディをしっとりとヘヴィに聴かせる。#7:緩急を見せながら弾きまくるギターとキーボードを爆走ドラムが牽引する。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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ANGEL OF SALVATION (2012;8th) 7 | |
VPCC-81749 |
勇壮メロディが疾走するメロディック・パワー・メタル。キーボードとヴォーカルが放つメロディがヘヴィなリズム・ワークに乗って突き進む高揚感が素晴らしく7点。演奏はクラシックが基調になっているのでたまにヴォーカル・メロディとの乖離も感じますがそれはそれでアクセントになっているように思います。ヴォーカルは薄口ハイ・トーンを伸び上がらせて情感と高揚感を高めていきます。ギターはテクニカルに弾きまくるスタイルでリフよりはソロに注力しているようなイメージがあります。キーボードはシンフォニックな装飾を施しつつリフを積極的に担っていきます。ベースは響く太い低音がボトムをブーミーに埋めていてメロディや刻みも感じ取れます。ドラムは金物以外が埋もれていますが豊富な打数は強靭な疾走感を生みます。
#2:スケール感のあるキーボードに乗って揚々と歌うヴォーカルの足元ではベースが動きまくる。#4:ドライヴ感のある弦楽器隊の勢いにヴォーカル・メロディの高揚感も増す。#6:ヴァースでは主張激しめのギターとキーボードをコーラスではヴォーカルが抑えてキャッチーなメロディを飛ばす。#7:煽情力に満ちたコーラスのヴォーカル・メロディを引き継いでテクニカルなソロへ移行する流れが熱い。#9:ドラマティックに叙情メロディを歌い上げるヴォーカルと別ベクトルでシンフォニックに突き進むキーボードが意外とマッチする。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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VETELGYUS (2014;9th) 8 | |
VPCC-81813 |
ヒロイックなメロディをシンフォニックに飾るメロディック・パワー・メタル。全体的に快活な陽の空気感が漂う内容でコマーシャルな魅力にあふれていて8点。コマーシャルといいながらも演奏陣のアピールは強くただポップなだけではないというところが良いです。ヴォーカルは薄めのハイ・トーンでメロディの爽快さを増幅するパフォーマンス。ギターはクラシカルに弾き倒すソロのイメージのままにリフの合間にもリックを差し込んできます。キーボードは基本的にはクラシックで攻めてきますが電子音でのプログレッシヴな装いも頻度高め。ベースはモコついてはいますが強めの圧で激しく動きながら低音域を突き付けてきます。ドラムは豊富な手数足数で爆走しますが音に埋もれる感もわりと強いです。
#2:疾走ドラムに乗せて勇壮ドラマティック世界を壮大に練り上げる。#3:爽快メロディをキャッチーに歌い上げるヴォーカルをシンフォニックに飾る。#5:リズミカルに走るリズム隊に乗せてクラシカルな叙情メロディが軽やかに響く。#6:クラシカルな装いのキーボードが牽引するメロディがキャッチーに疾走する。#7:牧歌的な情景のアクセントを入れつつギターとキーボードでテクニカルに弾き倒す。#8:本編をしっとりと染めるキーボードとヴォーカルからギター・ソロに移行して感情を爆発させる。#9:ダンサブルなリズム・ワークとスケール感のあるキャッチーなメロディ・ラインの足元でベースの主張も激しい。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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UNDER THE FORCE OF COURAGE (2015;10th) 9 | |
VPCC-81852 |
勇壮メロディで疾走するメロディック・パワー・メタル。ヴォーカルとギターとキーボードによる勇壮メロディの応酬が頭からお尻までテンションを保って繰り広げられる様が素晴らしく9点。ヴォーカルは細めにヘタレたハイ・トーンを高音域に伸ばしながら煽情力を練り上げます。ギターはテクニカルな速弾きを随所に決めながらメタリックなメロディを紡ぎます。キーボードは主には装飾を担いますが劇的な曲では積極的にリフに絡みます。ベースはブーミーな低音をボトムに敷き、たまに浮上してテクニカルにうねってリフの流れをサポートします。ドラムは埋もれがちですが重めのキックで駆動力を供給。
#3:勇壮なヴォーカル・メロディを軸にしてギターとドラムがアグレッシヴに疾走する。#4:キラキラとキーボードに彩られながら暴れまくるギターとドラムが強力。#5:キーボード主導でダークなメロディを劇的な展開の中に弾き出す。#6:跳ねる硬いドラムに載せてキャッチーに伸びるヴォーカルが求心力を発揮する。#7:グロウルで捻りを入れながらシンフォニックな味付けのクラシカルなメロディを走らせる。#9:疾走ドラムに張り合って刻みまくる弦楽器隊を相手にヴォーカルが勇壮メロディを歌い上げる。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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ULTIMATE SACRIFICE (2017;11th) 9 | |
WPCL-12714 |
勇壮メロディで疾駆するメロディック・パワー・メタル。アルバム全編を通してクオリティの保たれたメロディが惜しみなく投下される内容が素晴らしく9点。序盤抑え気味のギターが徐々にこらえきれずに弾きまくる様も良いものです。ヴォーカルは薄口のハイ・トーンを伸びやかに操って高揚感をこれでもかと掻き立ててきます。ギターは若干メロディ・メイカー寄りのスタイルですがここぞのときのテクニカルなプレイはさすが。キーボードは電子音でのテクニカルなソロが強烈に耳を惹きますがリフへの関与も抜かりないです。ベースはボトムの厚みを増しますがぼやけがちで音を追いにくいです。ドラムは硬めに作られたサウンドのスネアを中心に疾走感を供給しますが弦楽器隊が出てくると埋もれます。
#2:クラシカルな装いのメロディを背景にコーラスで炸裂する哀愁を込めた勇壮メロディに高揚する。#3:勇壮メロディを紡ぎ出すギターを横目にテクニカルに弾きまくるキーボードが良い。#4:軽快に跳ねながらマーチするリズムにヴォーカル・メロディが情感を加える。#6:歌謡曲のようなリズム感の甘いメロディにやや違和感を感じるもこれはこれで好きなので困る。#8:ヘヴィに弾きまくるギターを前面に出しつつ勇壮メロディを伸びやかに歌い上げるヴォーカルも良い。#9:エンディングを飾るヴォーカルの圧巻の煽情力をここ一番でパワー感を増したドラムが支える。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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INTO THE PURGATORY (2019;12th) 8 | |
WPCL-13137 |
劇的な勇壮メロディが展開するメロディック・パワー・メタル。上手いヴォーカルとテクニカルな演奏で組み上げる良質のメロディとヘヴィネスが魅力で8点。一方でソロにしばしば入れる遊び心のような部分はそれが完成度を損なう結果になっているように受け取りました。ヴォーカルは最高域で若干苦しさを見せつつもよく伸びるハイ・トーンで叙情メロディを歌い上げます。ギターはテクニカルは速弾きを随所に叩き込みながらザリザリとリズムも刻み倒します。キーボードは手広いスタイルのごった煮感が良いのですがクラシック要素は少し浮いた感じ。ベースは底の方で膨らむので団子っぽくなりますが音数の多い激しい動きが魅力です。ドラムは広がりのある炸裂音を派手に鳴らしますがそれほど前には出てこないです。
#1:荒ぶるキーボードと悲壮なギターがオープニングを盛り上げる。#2:ボルテージ高い演奏陣を切り裂いて勇壮メロディを高らかに歌い上げるヴォーカルが強力。#3:キーボード主導のユニークなソロがインパクト強い。#5:テクニカルなオカズを入れながらメタリックに弾きまくるギターが良い。#6:ベースの暴れっぷりがわりと聴こえやすい形で浮かび上がる。#9:ヴォーカルを軸に放たれる勇壮と哀愁をミックスさせたメロディを疾走ドラムが追い立てる。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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