|
website Fascinating Violence (2013;1st) Black Bride (2015;2nd) Northern Hell Song (2017;3rd) Asian Chaos (2019;4th) |
PLAYERS
| Ryoji Shinomoto | Vocal, Guitar, Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th | Shinkai | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th |
| Shogo | Vocal, Bass | 1st |
| Aruta Watanabe | Bass | 1st 2nd 3rd 4th |
| Shuji Shinomoto | Drums | 1st 2nd 3rd |
| Hannya | Drums | 1st 2nd 3rd 4th |
| FASCINATING VIOLENCE (2013;1st) 6 | |
 CR 032 |
テクニカルなギターが牽引するメロディック・デス・メタル。アグレッションよりはキャッチーなメロディの方に軸足を置いた方向性を実現するギターに聴き応えがあって6点。ヴォーカルはハイ・ピッチのヒステリックなデス・ヴォイスを主体としますがゲストでV系のノーマル・ヴォーカルを交えて幅を広げます。ギターはクリアーなトーンでテクニカルに煽情的なメロディを弾き出します。ベースはモコモコしていてあまり判別性は良くありませんがボトムを埋める様子はわかります。ドラムは打数豊富な叩きっぷりの良さが魅力ですがサウンドはやや細め。
#1:叙情性と共にテクニカルに走るギター・ワークにデス・ヴォーカルを厚めに重ねて疾走感を増す。#2:メカニカルにうねるリフにクリーンなリード・ギターとヴォーカルでキャッチーな響きを加える。#5:アグレッシヴに爆走するリズム隊とヴォーカルをギターがメロディックに飾る。#10:わかりやすい勇壮メロディでヴォーカルとギターが駆け抜ける。
|
|
PERSONNEL
|
ADDITIONAL
|
| ⇐HOME ⇑TOP |
| BLACK BRIDE (2015;2nd) 6 | |
 CR 037 |
テクニカルなギターを擁するメロディック・デス・メタル。コーラス・パートにフックを仕込もうとする所に少々据わりの悪さを感じますが、全体的にはメロディは良いので6点。ヴォーカルは細い湿ったデス声がメインですがナチュラルな中音域ノーマル・ヴォイスでコマーシャル成分も加えます。ギターはネオ・クラシカルなフレーズを主体とした速弾きとメロディックな勇壮リフに魅力を発揮。ベースはしっかりと奥底にいますがもうひとつ存在感を出せません。ドラムは抜けの悪さで損していますが豊富な打数をパワフルに叩き込みます。
#1:コマーシャルな勇壮メロディをトレブリーに奏でるギターとキーボードが耳を惹く。#4:弾きまくるギターを先頭にしてアグレッシヴなリズム・ワークが疾走する。#5:西洋東洋の叙情メロディをミックスさせてアグレッシヴに走らせる。#7:哀愁のメロディをバックにアグレッシヴなヴォーカルとドラムが暴れる。#9:クラシックをベースにした叙情メロディをアグレッシヴなドラムが猛烈に追い立てる。
|
|
PERSONNEL
|
ADDITIONAL
|
| ⇐HOME ⇑TOP |
| NORTHERN HELL SONG (2017;3rd) 8 | |
 UICN-1089 |
トレブリーなギターが牽引するメロディック・デス・メタル。クラシックからメロディック・パワー・メタルまで表情豊かに弾きまくるギターが強烈で8点。ヴォーカルは金属感の強い細い声質でボルテージ高く吼えまくるもミックスで奥の方に押し込まれがちです。ギターとキーボードは澄んだサウンドで鋭利な空気感を創出しますが、ピーキーすぎる音は再生環境によっては致命傷になるかも。ベースはよく聴けばメイン・メロディにも絡んでいますが判別性が悪いです。ドラムは深みのない炸裂音にエフェクト臭さを感じてしまいますが、アグレッシヴな叩きっぷりはもっとプッシュされていいはず。所々に配された素人臭さがあるか細いクワイアは作品の完成度を落としているように聴こえて残念。とは言え煽情力の高いメロディが矢継ぎ早に繰り出され、ライヴの盛り上がりも容易に思い浮かぶ快作であることに間違いはないです。
#1:勇壮さと哀愁を撒き散らすギター・ワークにギャング・コーラスが高揚感を加える。#2:ギターとキーボードによる欧州メロパワ系統のキャッチーな勇壮メロディを携えて疾走する。#3:ヴォーカル・チームに弱さを感じるがキラキラしたキーボードと不穏感をかもし出すギターが上手くまとめあげる。#4:北欧風のフォーキーなリフに高揚感を漲らせて突き進む。#7:クラシックを土台にしてポップな雰囲気の高揚感を駆り立てる。#11:スケール感大きめのサウンドの演奏が高揚感を煽り、ギャング・コーラスでライヴ映えしそうなフックを仕掛ける。
|
|
PERSONNEL
|
ADDITIONAL
|
| ⇐HOME ⇑TOP |
| ASIAN CHAOS (2019;4th) 7 | |
 VICL-65212 |
ギターを中心に勇壮メロディを叩きつけるメロディック・デス・メタル。劇的な展開を作りつつ和洋折衷なフォーク・メロディを軽快な疾走感で送り出す方向性で、ノーマル・ヴォイスがちょっとしっくりこなくて7点。キーボードやゲストの雅楽陣で和風の味付けを行うのが特徴的ですが、欧州系のフォーク・メロディとのマッチングも良好。ヴォーカルは高いピッチの絶叫スタイルで暴力性というよりはエネルギー感に振ったような印象。ギターはクリーンなトーンで勇壮メロディを弾き出してアルバムの空気感をキャッチーな方向に持っていきます。ベースは芯はないですが太めでボトムに沈み込むような響きで土台を作ります。ドラムは埋もれがちでエッジも丸めなので打数豊富ですが団子になってしまう感じです。
#2:軽い哀愁を含んだ勇壮メロディを和楽器でフォーキーに繰り出す裏で弦楽器隊の速い刻みが駆ける。#3:アグレッシヴなヴォーカルを押しのけて勇壮メロディを叩き込んでくるギターが強力。#5:クラシカルな味付けがされたフォーキーなメロディを勇ましくトレブリーに繰り出す。#6:和テイストのポップな哀愁メロディがキラキラと走る。#9:淡々と疾走するドラムに乗ってギターとヴォーカルが織り上げるアグレッシヴな叙情メロディが劇的に展開する。
|
|
PERSONNEL
|
ADDITIONAL
|
| ⇐HOME ⇑TOP |