Vascé | Vocal | 1st 2nd |
Andrea Marchisio | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
Stefano Droetto | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
Marco Malacarne | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
Diego De Vita | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
Massimiliano Flak | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
Fabio Savello | Drums | 1st |
Luca Pellegrino | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
Alessandro Muscio | Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th 5th |
Emanuele Salsa | Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
Davide Cristofoli | Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
WHEN THE AURORA FALLS... (2001;2nd) 9 | |
TKCS-85020 |
シンフォニックな装いを加えるメロディック・パワー・メタル。疾走するリズムと弾きまくるソロを柔らかなヴォーカルが上手く中和して魅力的に仕立てていて9点。音数は非常に多いですがサウンド面でもまろやかな印象に持って行っている感じもあります。ヴォーカルは柔らかめの中高音域を程よい力の入れ具合で繰り出してきます。ギターはクラシカルな速弾きソロをガッツリと組み込みながらヘヴィなリズムの刻みで駆動力を担います。キーボードは煌びやかな電子音で勇壮メロディを飾りながらソロでは積極的にバトルに参戦します。ベースはややこもり気味のサウンドで激しい動きを入れて疾走感にも貢献。ドラムは全体的に抜けの悪さはありますが重めのキックを敷き詰めた上にスネアとシンバルをガンガン叩き込みます。
#2:高揚感のあるキーボードに煽られる勇壮ヴォーカル・メロディが良い。#3:哀愁の滲むヴォーカル・メロディをヘヴィな弦楽器隊が追い立てる。#4:抑えたテンポでヴォーカル・ワークの魅力をプッシュしてくる。#5:キャッチーな勢いのあるコーラスを躍動感たっぷりにファストに弾きまくる演奏陣が飾る。#6:壮大なオーケストレーションをバックに哀愁メロディを柔らかに歌い上げるヴォーカルが魅力。#7:勇壮メロディに哀愁を練り込んで疾駆するコーラスが強烈。#9:疾走するリズム隊に悲哀に満ちたヴォーカル・メロディが乗る。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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BREATH OF ETERNITY (2002;3rd) 7 | |
TKCS-85044 |
電子音で仕立てたエピック系メロディック・パワー・メタル。勇壮メロディに叙情性を加えて華々しく展開する内容で7点。全体的に演奏陣はヘヴィに攻めていますがメロディやヴォーカルの声質で印象はマイルドになる感じです。ヴォーカルはややヘタレ気味のナチュラルな中高音域で音階が上がっていくと薄くなりがち。ギターはリズム・ワークと速弾きソロでメタリックな攻撃性を出してきます。キーボードは電子音主体でクラシカルなメロディを速弾きソロを交えて放り込んできます。ベースは強めに前に出てきますが輪郭はぼやけ気味で速い刻みは団子になります。ドラムはやや引いた位置で疾走していてシンバルは華やかに響きます。
#2:リズムを刻み倒す弦楽器隊に乗って叙情味のある勇壮ヴォーカル・メロディが走る。#3:クラシックなキーボードを従えてギターとヴォーカルはメタリックに叙情性を放つ。#5:電子音キーボードとヴォーカルが織り上げる叙情メロディが良い。#7:疾走するリズムに乗せてメタリックなギターとプログレッシヴなキーボードがメロディを紡ぐ。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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MEDUSA'S COIL (2004;4th) 7 | |
TKCS-85092 |
煌びやかなキーボードの装飾が効いたメロディック・パワー・メタル。クラシカルな薫りとアグレッシヴなヘヴィネスが同居するスタイルで7点。プログレッシヴな展開を入れることも多く演奏陣主導な雰囲気があります。ヴォーカルはたまに声を裏返しながら少し抜けた中高音域で柔らかくメロディを歌い上げます。ギターはヘヴィなサウンドのリズム・ワークが多めですがソロはクラシカルな速弾きを決めてきます。キーボードは電子音主体で装飾を入れつつメロディをグイグイ押し込んできます。ベースはかなり高めの圧で低音をプッシュする反面速い刻みは団子にはなりがち。ドラムは全体的に奥に引いていて疾走感はスネアを中心に出してきます。
#1:ブリブリ刻みまくる弦楽器隊のリズムにキャッチーなヴォーカル・メロディを載せる。#3:キラキラのキーボードが放つ哀愁をヘヴィなリズム・ワークで駆動する。#6:浮遊感に哀愁を込めるキーボードがダークな弦楽器隊とヴォーカルを飾る。#7:埃っぽく跳ねるヴォーカルが重い弦楽器隊に泥臭い華を添える。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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INSTANT MADNESS (2006;5th) 4 | |
TKCS-85139 |
勇壮メロディを軽快に飛ばすヘヴィ・メタル。ヘヴィネスを効かせたアグレッシヴな方向性にはありますがヴォーカルの稚拙さが浮き上がってしまっていて4点。演奏もリズム感に違和感があってよくわからない不安定さがあります。ヴォーカルは中高音域で声を裏返しながらメロディをなぞりますが声の薄さと微妙な音階の振れに物足りなさが目立ちます。ギターはオーソドックスにヴォーカルを立てるバッキングが中心でソロには妙な引っ掛かりを少々感じます。キーボードは電子音の装飾をメインにしつつピロピロとソロに絡んできます。ベースは結構な圧で前に出てきてヘヴィネスを供給。ドラムは控えめながらも疾駆するキックにスネアを載せてビートを叩き込みます。
#2:軽快に疾走するリズム・ワークにドラマティックな情感を載せる。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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THE DEATH OF THE ARTISTS (2009;6th) 7 | |
RBNCD-1027 |
軽快に叙情メロディを走らせるヘヴィ・メタル。キラついたキャッチーなメロディがアグレッシヴに疾走する楽曲が魅力で7点。演奏陣がヘヴィめに攻めてくるためヴォーカルの薄さが強調されるところはありますが曲は良いのです。ヴォーカルは妙な薄さを感じさせることもあるハイ・トーンでメロディを紡ぎます。ギターはバッキングは控えめにソロとリックに力が入ります。キーボードは電子音メインでリフを担うことが多いです。ベースは力強く響くところもありますが基本的には速い刻みが埋もれます。ドラムは硬く弾けるスネアをシンバルとタムで飾りながら走ります。
#1:スペーシーなキーボードをバックに叙情的なヴォーカル・メロディを打ち出す。#3:ヘヴィネスを絞り出す感のあるヴァースからコーラスで解き放たれるキャッチーなヴォーカル・メロディが良い。#6:明るくキャッチーに攻めるギターの躍動感が良い。#8:デジタルなヘヴィネスを打ち出すリズム・ワークの疾走感に乗ってギターとキーボードのソロが暴れ倒す。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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THE WARNING AFTER (2013;7th) 8 | |
P18R 056 |
ギターとキーボードが牽引するヘヴィ・メタル。ヘヴィネスを強めたサウンドにヴォーカルとキーボードの叙情メロディを載せるスタイルが魅力で8点。攻撃性と叙情性をギターとキーボードで振り分けるような傾向は感じられます。ヴォーカルは妙に分離した薄い高音域で少々シャープしながらキャッチーなメロディをなぞります。ギターはメタリックにエッジを効かせたリフとソロでガンガンに攻めてきます。キーボードは電子音でプログレッシヴな空気感を入れつつ叙情メロディを補強します。ベースは分厚い低音を結構な圧力でプッシュしてきます。ドラムは硬いスネアとタムの重量感で駆動力抜群のビートを打ち出します。
#2:哀愁を滲ませながらキャッチーに走るメロディ・ラインが強力。#3:分厚い低音に大げさにねちっこく絡んでいくヴォーカルが意外に悪くない。#5:分厚く響く弦楽器隊の低音を炸裂音のドラムがバンバン煽っていく。#6:ブリブリ動くベースにキャッチーな躍動感を載せるヴォーカルとキーボードが良い。#9:キャッチーなメロディを走らせながらもキーボードが哀愁を練り込んでくる。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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HIC SUNT LEONES (2016;8th) 6 | |
MAS CD0947 |
キャッチーなメロディをアグレッシヴに叩き出すヘヴィ・メタル。ギターとキーボードが牽引するメタリックな楽曲が魅力で6点。シンフォニックな装いのクラシカルな方向性も匂わせつつヘヴィネスを利かせたダーク寄りの演奏陣が中心になります。ヴォーカルは薄めのハイ・トーンをエフェクトをかけて響かせますがパワー感が今ひとつ。ギターはメタリックな弾きまくり傾向でソロで大暴れします。ベースは細かく刻むスタイルでメロディにも絡みつつボトムで爆走します。ドラムは音がかなり潰れて聴き取りづらい中でも手数の多さは披露。
#3:勇壮メロディにキーボード主体の叙情性を練り込んでドラマティックに突き進む。#5:勇壮メロディを軽い叙情性で飾るコーラスが良い。#6:テンポを落としたスリリングなメロディ・ラインが耳を惹く。#9:明るい激しさを持って飛ばしまくる演奏陣にヴォーカルが映える。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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FREAKIN' OUT OF HELL (2022;9th) 5 | |
RSCD155 |
キャッチーなメロディ・ラインをドラマティックに繰り出すヘヴィ・メタル。場面展開も多い劇的な構成の楽曲を揃えますがヴォーカルのパフォーマンスに物足りなさもあって5点。演奏陣の煽情力はなかなか高いのですが、どうにも決め所に煮え切らなさの残る印象で熱くなれません。ヴォーカルは鼻にかかった中高音域でやけにプレーンなプロダクション。ギターはヘヴィにゴリゴリとリズムを攻めつつソロにはメタリックなメロディを叩き込んできます。キーボードは電子音中心にプログレッシヴな薫りもするメロディを構築して楽曲の空気感を作ります。ベースは太く弾力のあるサウンドでボトムで力強いうねりを繰り出します。ドラムは豊富な打数のキックが疾走感をリードしますがやや埋もれがち。
#3:ヴァースとコーラスでガラリと雰囲気を変えながらヘヴィな爽快感を放つ。#5:キーボードが紡ぐスケール感のある叙情性にヴォーカルが映える。#6:しっとりとした叙情メロディをギターとピアノで紡ぐ足元はベースが支える。#7:キーボードととギターが展開する勇壮メロディが強力に響く。#9:緊迫感を刻むアグレッシヴなギターをキーボードがブーストする。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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