James Christian | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th |
Lanny Cordola | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th |
Michael Guy | Guitar | 1st 2nd |
Dennis Chick | Guitar | 1st 2nd 3rd |
Jimi Bell | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th |
Chuck Wright | Bass | 1st 2nd 3rd 4th |
Sean McNabb | Bass | 1st 2nd 3rd |
Jeff Kent | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Chris McCarvill | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
Chris Tristram | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
Ken Mary | Drums | 1st 2nd 3rd 4th |
Tommy Aldridge | Drums | 1st 2nd 3rd |
BJ Zampa | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
Johan Koleberg | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th |
Gregg Giuffria | Keyboard | 1st 2nd 3rd |
Mark Mangold | Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th |
HOUSE OF LORDS (1988;1st) 7 | |
MOCCD 13027 |
コマーシャルなメロディをハードに紡ぐメロディック・ハード・ロック。熱唱ヴォーカルとスペーシーなキーボードのコントラストが互いを引き立て合っていて7点。埃っぽいロックンロールの割合も多めで方向性は広いですがヴォーカルのカラーで上手くまとめ上げます。ヴォーカルはアグレッシヴに力む中高音域でソウルフルな情感をプッシュします。ギターはテクニックの片りんを随所に聴かせながらもわりと抑え気味に進行します。キーボードは爽快電子音でプログレッシヴな薫りをさせつつリフに飛び込んできます。ベースは弾力のある太めのサウンドが跳ねるメロディとの相性の良さを発揮します。ドラムは軽快なスネアとシンバルが目立ちますがキックもそこそこの重さがあります。
#1:爽快キーボードに暑苦しいヴォーカルとギターがパワーをぶち込む。#3:エネルギッシュなヴォーカルのパフォーマンスが叙情メロディを引き立てる。#4:跳ねまくるベースとドラムが埃っぽい躍動感を生む。#6:ボルテージ高くロックする演奏陣がヴォーカルを追い立てる。#9:コマーシャルなパフォーマンスの裏で雷鳴のように鳴り響くドラムが良い。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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SAHARA (1990;2nd) 7 | |
2170-2-R |
ハードに攻めるギターが牽引するハード・ロック。ラフな勢いのあるギターとヴォーカルがガンガンに牽引する方向性の内容で7点。全体的にはアッパーなエネルギー感を放散するスタイルですがキーボードが入ると叙情性が立ち上がってくる感じです。ヴォーカルは軽くかすれた中高音域でパワフルに情感を叩きつけます。ギターはゲストがやたら豪華でソロもリックも弾きまくっていて奏者当てもやれそうな色を出してきます。キーボードはさほどの存在感を示してきませんが爽快感のある電子音はたまに放り込んできます。ベースは弾力のあるサウンドでメリハリをつけて元気に動き回ります。ドラムはシンバルで華やかさを出しつつ重く響くアタックで軽快な駆動力を打ち込んできます。
#2:コマーシャルに跳ねるヴォーカルとギターを爽快キーボードが飾る。#6:暑いヴォーカルの躍動感をギターとキーボードのメロディが軽快に牽引する。#8:ゆったりと哀愁を熱唱するヴォーカルがパワフルに響く。#9:スペーシーなキーボードと弾きまくるギターがキャッチーなメロディを展開する。#10:大爆発するドラムに負けじとベースのアピールも強めで良い。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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DEMONS DOWN (1992;3rd) 8 | |
BAD200901 |
叙情メロディをハードに紡ぐメロディック・ハード・ロック。厚めの演奏とエネルギッシュなヴォーカルが強力な煽情力を放つ内容で8点。叙情性を前面に出す曲にもマッチするパフォーマンスが堪能できます。ヴォーカルは軽く歪んだ中高音域でキャッチーなメロディ・ラインをパワフルになぞります。ギターはそれほど前面には出てきませんがリックやソロはラフに弾きまくってきます。キーボードは電子音で爽快メロディを入れますがやや頻度は少なめで装飾に回ることが多い印象。ベースは輪郭に弾力のある太いサウンドがメロディを保管してきます。ドラムは派手に響くスネアとシンバルでハードにビートを叩き出します。
#1:ヘヴィなベースにアグレッシヴに吼えるメロディックなヴォーカルを載せる。#2:重めの情感をパワフルに打ち出すヴォーカルとキーボードに向かってギターも吼える。#5:埃っぽい哀愁を切々とパワフルに織り上げるヴォーカルをキーボードが飾る。#7:ポップでコマーシャルな勢いがヴォーカルを先陣にハードに走り抜ける。#9:ブリブリ暴れ倒すベースに乗って奔放なギターとヴォーカルが跳ねる。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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WORLD UPSIDE DOWN (2006;5th) 8 | |
FR CD 283 |
叙情メロディをヴォーカル中心に織り上げるメロディック・ハード・ロック。哀愁が迸る楽曲が耳を惹く一方でヘヴィに攻める楽曲の求心力も高くて8点。メロディの良さもさることながら情感あふれるパフォーマンスの煽情力もまた侮れません。ヴォーカルは甘さと渋さをハスキーな中高音域に取り込んでメロディを歌い上げます。ギターはハードでメロディックなリフを弾き出しつつソロは結構な弾きまくり傾向。キーボードは電子音で煌びやかな情感をサポートする装飾を組み込んできます。ベースは音圧の強弱はありますが太いヘヴィネスをゴリゴリ叩きつけてきます。ドラムは若干こもり気味のサウンドですが重さのあるヒットでビートを作ります。
#2:ギターとキーボードが盛り上げるスリリングなメロディをヴォーカルがパワフルになぞる。#3:重めの哀愁をまとったメロディをヘヴィに繰り出してくるヴォーカルとギターをキーボードも厚めに飾る。#4:切々とした哀愁をパワフルに歌い上げるヴォーカルが強力に響く。#7:ノリよくヘヴィに走る弦楽器隊がキャッチーで良い。#9:埃っぽさを撒き散らす枯れた叙情メロディをヴォーカルを軸にして織り上げる。#11:ビッグな空気感を支えるドラムの叩き過ぎずとも存在感のある奮闘が良い。#14:ヘヴィに飛ばしまくるキャッチーなメロディを追い立てるドラムのパワー感が強烈。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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COME TO MY KINGDOM (2008;6th) 7 | |
FR CD 366 |
叙情メロディをヘヴィに弾き出すメロディック・ハード・ロック。ヴォーカルを中心として叙情メロディを次々に送り込んでくる内容で7点。爽快叙情メロディに反するようなヘヴィなベースが重めの空気感にも対応してきます。ヴォーカルは甘めの響きのあるハスキーな中高音域で粘度高めの情感を紡ぎます。ギターは基本的にはバッキングに徹しますがソロは結構前に出てきて弾きまくって行きます。ベースは厚みのある低音が強めに響いてかなりのヘヴィネスをねじ込んできます。ドラムはサウンド的には控えめになりますがインパクトは力強くて駆動力十分です。
#3:爽快さを備えた哀愁メロディをピアノで飾りながら展開する。#4:ヘヴィなベースに叙情性を隠せないキャッチーなメロディを載せて走る。#5:哀愁を炸裂させるヴォーカル・メロディをギター・ソロが引き継いで更に泣く。#8:キャッチーな爽快メロディの足元にはヘヴィなベースが動き回る。#11:軽快な哀愁をヴォーカルとキーボードで織り上げていく。#13:キャッチーなメロディ・ラインにも哀愁を練り込まずにはいられないヴォーカルが良い。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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CARTESIAN DREAMS (2009;7th) 6 | |
2M041 |
叙情味混じりのキャッチーなメロディを繰り出すメロディック・ハード・ロック。ヘヴィなリズム・ワークに王道展開の叙情メロディを載せるスタイルで6点。基本的にはヴォーカルを前面に押し出す方向ですが演奏陣もそれなりの存在感を放ちます。ヴォーカルは軽い粘性を感じる歪んだ中高音域で情感的にメロディを歌い上げます。ギターはメタリックなメロディに叙情味も取り込んだソロでアピールしてきます。ベースはかなりしっかりとした弾性のある低音が前に出てきてヘヴィネスを高めます。ドラムは少々ぼやけ気味の芯のないサウンドで重さのあるビートを打ち出します。
#2:ヘヴィな弦楽器隊が導くヴォーカルは重いヴァースからキャッチーさを組み込んでコーラスへ展開する。#5:ポップさのあるコーラスの叙情ヴォーカル・メロディがキャッチーに響く。#7:ダークでヘヴィなヴォーカルと弦楽器隊を電子音キーボードが飾る。#8:ヘヴィにギャロップするリズム隊に乗って叙情味を撒き散らすヴォーカルとギターが突き進む。#11:埃っぽさのあるギター・リフが抑えめに躍動してキャッチーなヴォーカル・メロディをプッシュする。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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BIG MONEY (2011;8th) 7 | |
FR CD 528 |
叙情メロディをパワフルに紡ぐメロディック・ハード・ロック。産業ロック的な叙情メロディをヘヴィネス利かせて織り上げる内容で7点。コマーシャル性のある楽曲をプッシュする方向性にあって奮闘するリズム隊はかなり好みです。ヴォーカルは軽く歪んだ中高音域でもったりめの情感を歌い上げます。ギターはソロに見せ場を作りながらハードめなエッジを立てたバッキングに努めます。キーボードは電子音で爽快な叙情メロディを奏でて楽曲の空気感を形作ります。ベースは強めに響く太いサウンドが楽曲の足元をヘヴィに支えます。ドラムは奥の方で広がるようなサウンドを華やかなシンバルを多用して飾ります。
#2:哀愁を湛えるヘヴィなメロディをポップ味も加えながらじっくりと紡ぎ上げる。#3:叙情ヴォーカル・メロディを軽快な演奏陣がハードに飾る。#4:爽快キーボードが飾る叙情メロディをヴォーカルも情感込めて歌い上げる。#8:キラキラしたキーボードの叙情メロディがヴォーカル・メロディを引き立てる。#11:軽快なヘヴィネスがキャッチーなヴォーカル・メロディを牽引する。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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PRECIOUS METAL (2014;9th) 6 | |
FR CD 638 |
キャッチーなヴォーカル・メロディを前面に出すメロディック・ハード・ロック。爽快叙情メロディを真正面からぶつけてくる王道展開の内容で6点。低音域をしっかり攻めてくる弦楽器隊のヘヴィネスが必要以上に楽曲を甘くしないのが好感触です。ヴォーカルは金属質な歪みのある中高音域でポップなメロディを歌い上げます。ギターはソロはテクニカルな主張を入れてきますが基本的にはバッキングが主体。ベースは厚めに響く低音でメロディのあるうねりを生んでかなり攻めてきます。ドラムは重さのあるキックを軸にしてビートは軽快に走ります。
#3:ポップ味もあるヴォーカル・メロディを爽快に飛ばす。#8:ダークなヘヴィネスを垂れ流すベースが重々しいヴォーカルを駆動する。#10:厚めのヴォーカル・ワークをビッグに彩るキーボードもテクニカルに弾き倒すギター・ソロも良い。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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INDESTRUCTIBLE (2015;10th) 7 | |
FR CD 693 |
ヴォーカルを中心に叙情メロディを快活に織り上げていくメロディック・ハード・ロック。強めのヘヴィネスを伴って王道路線を行く楽曲が魅力的な内容で7点。哀愁の滲む叙情メロディが魅力ですがハードに攻める楽曲もまた強力です。ヴォーカルはハスキーな高音域を多用してややもたれ気味にメロディを歌い上げます。ギターは基本的にはバッキングに専念しますが位置は前に出てくるので主張は強め。ベースは動きこそゆるめですが低音の圧は強くヘヴィネスをしっかり補充します。ドラムはやや抑えめに広がるサウンドですが強めにはじけるインパクトが適度なパワー感を伝えます。
#1:ドラマティックな叙情メロディをベースがヘヴィに駆動する。#2:キャッチーなメロディ・ラインを快活に歌い上げるヴォーカルが良い。#3:哀愁メロディをヴォーカルとギターが軽快に紡ぐ。#7:ドライヴ感のあるリフを弾き出すベースとギターがヴォーカルを牽引する。#8:哀愁の滲むヴォーカル・メロディをキーボードがスリリングに仕立てる。#10:弾きまくりギターの煽情力をキーボードで飾りながら突き進む。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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SAINT OF THE LOST SOULS (2017;11th) 7 | |
FR CD 780 |
叙情性があふれるヴォーカル・メロディを前面に出すメロディック・ハード・ロック。爽やか路線から哀愁路線まで水準を超えるメロディ・ラインが堪能できるので7点。全体的には産業ロック的な爽快な方向性が優勢な印象です。甘さを内包した高音域が魅力のヴォーカルは高いキーでやや詰まり気味な印象もありますが声質とメロディのマッチングは絶妙。ギターはメロディックなソロに注力しますが、ハードな空気感の曲にはしっかりと存在感を発揮します。煌びやかな電子音キーボードは楽曲の雰囲気をヴォーカル以上に左右する重要な働きをします。ベースは結構厚く深い音でメリハリを効かせてボトムで動きます。ドラムは浅めでもインパクトのある音作りでオカズをしっかり主張します。
#1:キラつくキーボードを軸に分離よく聴こえてくるベースが駆動力を発揮して引っ張る。#2:哀愁を滲ませながら軽快に走るヴォーカル・メロディが魅力。#4:弦楽器隊にヘヴィな雰囲気を出させ、キラキラキーボードがメロディの明暗をコントロールする。#5:柔らかなヴォーカル・ワークを穏やかに紡がれるバックのメロディに乗せる。#8:重めのギターとドラムが引っ張るブルージーな演奏にヴォーカルも枯れた哀愁を加える。#10:ファットなベースとビッグなキーボードが作る不穏な空気感が良い。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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NEW WORLD ~ NEW EYES (2020;12th) 5 | |
FR CD 1031 |
叙情メロディを埃っぽく垂れ流すメロディック・ハード・ロック。AOR色の強いコマーシャルな楽曲はクセのなさが淡泊さにも映り5点。アルバム後半は盛り返してきますが大逆転には至らない印象。ヴォーカルはハスキーな中高音域を武器にコマーシャルなメロディ・ラインをなぞります。ギターは基本おとなしいですがたまにソロで鬱憤を晴らす場面もあります。ベースは輪郭は緩いですが芯のある太いサウンドでボトムからどっしりと支えます。ドラムは音に埋もれがちですがメリハリのある快活な叩きっぷりを披露します。
#6:重めのギター・リフに哀愁のメロディを乗せるコーラスのヴォーカル・メロディが良い。#7:キーボードの装飾をお供にヴォーカルが哀愁メロディにフックを仕込みながら軽快に走らせる。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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SAINTS AND SINNERS (2022;13th) 6 | |
FR CD 1254 |
キーボードが主導するメロディック・ハード・ロック。ソフトなタッチの叙情メロディを展開する方向性の内容で6点。もったり感のあるヴォーカルに印象が引きずられるところもありますが演奏自体は結構パワフルに進行します。ヴォーカルは粘度高めの中高音域に出力不足を感じさせることも多いです。ギターはバッキングでは堅実ですがソロは良いメロディを叩き込んできます。キーボードは楽曲の空気感を作る一方で少し浮き気味になることもあります。ベースは音数の主張は抑えめですが弾力のあるサウンドはしっかりと響きます。ドラムは軽やかにはじけるスネアと金物でビートを作ります。
#2:軽快に行進するドラムに浮遊感のあるキーボードのファンファーレを重ねる。#3:軽やかな叙情性を紡ぐリフに厚めのヴォーカル・ワークも映える。#5:叙情メロディを繰り出すキーボードとヴォーカルにギター・ソロが加勢する。#8:ゴージャス感を出して飛ばすギターにベースも追走する。#11:ヘヴィな情感を突き出してくるヴォーカルを演奏陣も厚めに飾る。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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