PLAYERS
| Gene Adam | Vocal | 1st |
| John Greely | Vocal | 1st 2nd |
| Matthew Barlow | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
| Tim Owens | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th |
| Stu Block | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
| Jon Schaffer | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
| Randall Shawver | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th |
| Larry Tarnowski | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
| Troy Seele | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th |
| Jake Dreyer | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
| Dave Abell | Bass | 1st 2nd 3rd 4th |
| James MacDonough | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
| Freddie Vidales | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
| Luke Appleton | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
| Mike McGill | Drums | 1st |
| Richey Secchiari | Drums | 1st 2nd |
| Rodney Beasley | Drums | 1st 2nd 3rd |
| Mark Prator | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th |
| Richard Christy | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
| Brent Smedley | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
| Iced Earth (1990;1st) 6 | |
 CM 9977518 |
焦燥感のあるメロディを忙しなくリズムを切り替えながら繰り出してくるヘヴィ・メタルで、装飾は入れずに弦楽器隊だけで勝負してくるところはマッシヴで良い点でもあり淡泊さが勝って悪くなる点でもあり難しいところです。狂気を感じるヴォーカルのスクリームは私にとっては強力なアピール・ポイントになるので評価加算ポイントです。リズム・ワークはハードなエッジのギターとやや軽めのドラムで担っている感が強く、特にザクザク刻むリズム・ギターが前面に出てきてベースはリフの方に絡んでいく印象。メタリックなメロディを弾き出すリード・ギターも随所に顔を出してきます。
#1:場面展開を入れながらリズミカルに刻みまくる弦楽器隊に狂気じみたヴォーカルがキャッチーに絡む。#3:ヘヴィな中にもどこかポップなキャッチーさを持つ弦楽器隊がひたすらに刻んでうねる。#4:ドラマティックな叙情性を湛えてうねりまくるギターが耳を惹く。#8:大きく緩急をつけながら重苦しい情感を織り上げる楽曲をベースが支える。
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SONGS
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PERSONNEL
ADDITIONAL
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| Night Of The Stormrider (1991;2nd) 7 | |
 CM 9977528 |
ドラマティックなメロディ展開をゴリゴリにリズムを刻む弦楽器隊が引っ張っていくスタイルのヘヴィ・メタル。ギターはリフよりリズム重視なのでヴァースではやや色彩感が失われて淡泊にも感じますが、コーラスやギター・ソロにはしっかりメロディを絡めてきます。ベースが厚みを加えてくるヘヴィネス面も抜かりはありません。スクリームも交えながらパワフルに吼えるヴォーカルのパフォーマンスもヘヴィなアグレッションを支えます。ドラムはスネアとキックで程よい疾走感を飛ばしてきますがやや脇役のイメージ。
#1:キーボードとクワイアを効かせたドラマティックな緊迫感の中で忙しなく刻みまくるギターが良い。#2:緊迫感を伴ったメカニカルなリズムを刻む弦楽器隊のヘヴィネスが突っ走る。#3:場面展開を頻繁に行いながらメロディとリズムを刻み倒す演奏陣が魅力。#6:軽快にヘヴィネスを刻み倒す弦楽器隊に吼えかかるヴォーカルもリズミカル。#9:枯れた哀愁を漂わせながらキーボードも織り込んだ劇的なヘヴィネスが楽曲をリードする。
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SONGS
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PERSONNEL
ADDITIONAL
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| Burnt Offerings (1995;3rd) 5 | |
 CM 9977538 |
緩急のついた場面展開を多用する劇的な構成のヘヴィ・メタルですが退屈な部分も少なくないので渋めの評価です。淡々とリフレインする演奏とのっぺりとしたヴォーカルが顔を出してくると集中力が途切れてしまいます。ヴォーカルは普段は力んだ中音域に魅力があるのですけれども。ギターが主導するメロディにはダークなドラマ性がありじっとりとスローに攻める傾向もあります。ベースはヘヴィネス重視なのでしょうがボワついた印象が強く、ソリッドなキックを土台にパワフルに叩きまくるドラムが駆動力を担います。
#3:テンポが速まるとスリリングな疾走感を叩き出す演奏陣に大仰なヴォーカルが加わる。#4:ひっそりと暴れ倒すリズム・ワークがブルータルに駆ける。#6:叩き散らすドラムを軸にした疾走パートは緊迫感が良い。
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SONGS
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PERSONNEL
ADDITIONAL
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| The Dark Saga (1996;4th) 7 | |
 CM 9977558 |
暑苦しいヴォーカルを中心にドラマティックな叙情成分を勇壮メロディに練り込んで、速さよりは重さに軸足を置いた方向性のヘヴィ・メタルを展開します。ヴォーカルはラフに吼えたり仰々しく芝居がかった中音域を出したりと表情は広め。ヘヴィなリズム・ワークを主導するギターもソロでは枯れた哀愁を弾き出して楽曲のカラーを固めてきます。ベースはわりとメロディに絡んできますしビンビン響くアタック音も耳を惹く良いアクセントになります。ドラムは踏みまくるキックはやや引いた位置であまり疾走感を出さないようにしている感じはあります。
#1:暑苦しいヴォーカルを若干の湿り気と共にヘヴィにプッシュする。#2:枯れた哀愁の滲むメロディとヘヴィなサウンドが心に響く。#4:軽やかでヘヴィなリズムの刻みに叙情メロディを載せるギターが良い。#5:リズミカルなドラムと弦楽器隊の駆動力にヴォーカルもキャッチーに跳ねる。#9:ギターが紡ぐ勇壮メロディをリズム隊がガンガンに追い立てる。
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SONGS
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PERSONNEL
ADDITIONAL |
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| Something Wicked This Way Comes (1998;5th) 7 | |
 CM 9977568 |
アグレッシヴなリズム・ワークと吼えるヴォーカルのぶつかり合いに哀愁のメロディを練り込んでドラマ性も持たせたヘヴィ・メタル。ヴォーカルは太い中音域で朗々と歌い上げる緩めのパートにも魅力はありますが、やはりアグレッシヴに吼えるところが強烈な印象を残します。哀愁ねメロディを弾き出しリズムをヘヴィに刻み倒すギターも魅力的ですがリズム・パターンにはあまり引き出しはなさそうです。ベースも圧はありますがそこまでアピールしてくる感じはありません。ドラムは打数以上に駆動力のあるパフォーマンスですが疾走するキックのサウンドは引っ込み気味で残念。
#1:ヘヴィに蠢くリズム・ワークにパワフルなヴォーカルとメロディックなギターが乗る。#2:枯れた哀愁をパワフルに叩きつけるヴォーカルが魅力。#3:荒れて吼えまくるヴォーカルに噛みつくギター・ワークもまた強力。#5:ブリブリ飛ばすリズム・ワークに暑苦しいヴォーカル・ワークを加えてマッチョ度を上げる。#8:ベースを効かせて緩めのテンポでスリリングに進行しながら突如コーラスで爆発する。#12:地下臭のする勇壮メロディをガンガンプッシュするドラムが良い。
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SONGS
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PERSONNEL
ADDITIONAL
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| Horror Show (2001;6th) 5 | |
 CM 9977598 |
ドラマティックな展開を入れたアグレッシヴなヘヴィ・メタルをやりますが、リズム・ワークがどうにも単調な印象でファットな低音で似たようなパターンを延々リフレインするところは今ひとつ。緩急だけでは何ともならなかったなと残念な面はあります。ヴォーカルは暑苦しく吼えまくる中音域にヒステリックなスクリームでアクセントをつけながらパワフルなパフォーマンスを披露。ギターは太いサウンドでリズムを刻み倒すスタイルが基本でアコースティックな情感も入れてはきますが全体的には色彩感は薄いです。ベースはかなりぼやけたボンボンと響く低音で動きがなかなか追えないのが非常にもったいない。ドラムは踏みまくるキックの駆動力を土台にしてパワフルに叩きまくります。
#1:爆走するリズム・ワークがブルータルな緊迫感を放つメロディを牽引する。#9:叙情性を練り込んだ勇壮メロディがアグレッシヴなドラムに乗って駆ける。#10:緊迫感に満ちたリフの刻みにキャッチーな大仰さのあるヴォーカルをぶつける。
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SONGS
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PERSONNEL
ADDITIONAL
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| The Glorious Burden (2004;7th) 8 | |
 CRCL-4823 |
パワフルな熱唱ヴォーカルの枯れた叙情性が刺さってくるヘヴィ・メタル。演奏陣のヘヴィネスに負けないパワー感を太い中高音域に込めて吼えるヴォーカルが強烈な印象を与えます。刻み倒されるギターのリズムにメロディックなソロが強力な抑揚を付けてきます。ドラムも速いキックを随所に散りばめながらパワフルな叩きっぷりで楽曲を牽引します。ベースはよく聴くと結構暴れ倒しているのですがなかなか聴き取れないのは大きな損失。
#1:埃っぽい哀愁をパワフルに紡ぐヴォーカルとギターが強力に響く。#3:軽快に疾駆するヘヴィなリズムに乗って暑苦しいヴォーカルが叫び倒す。#5:メカニカルな焦燥感のギター・リフを煽るヴォーカルのパフォーマンスも暑い。#7:哀愁を練り込んだ勇壮メロディを奏でるギターを先陣に強力な煽情力が突き進む。#8:キャッチーな哀愁の滲むヴォーカル・メロディをギターでも補完する。#9:重苦しいオーケストレーションにヴォーカルのパワフルなスクリームが映える。
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SONGS
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PERSONNEL
ADDITIONAL
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| Framing Armageddon: Something Wicked Part 1 (2007;8th) 5 | |
 SPV 98182 CD |
インタールードも入れながらドラマティックにストーリーが展開するヘヴィ・メタル。起伏のある展開と言えば聞こえはいいですが燃える曲と醒める曲の落差が大きく不完全燃焼感も残ります。ヴォーカルは緩めのテンポでもパワフルな中音域を張り上げて楽曲を牽引します。一方でギターはリフというよりはバッキングとリズムに注力する感じで、ベースも音圧や動きは控えめなのでメロディに乏しい印象も受けます。ドラムはやや遠い感じはありますが淡々と駆動力を打ち込んできます。
#4:オカルティックなメロディ・ラインを芝居がかったヴォーカルでなぞりながら煽り立てる。#5:前曲から間髪入れずに勇壮メロディを積み増して疾走する。#8:キャッチーな勇壮メロディに哀愁を一つまみ加えるヴォーカル・メロディが良い。#13:メカニカルにメロディを弾き出すギターをリズム隊が淡々と追い立てる。
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SONGS
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PERSONNEL
ADDITIONAL
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| Enter The Realm Of The Gods (2008;EP) 4 | |
 CM 9977578 |
フル・アルバム・リリース前のデビューEPとカバー・アルバムのカップリング再発盤。デビューEPはほぼ1stそのものな内容で、カバー・アルバムはほぼ原曲通りでいずれも特筆する部分はなく悪くはないですが積極的に聴く理由もありません。カバー・アルバムに関して言えば、ヴォーカルは中音域メインの歌唱であまり印象に残らないパフォーマンス。ギターはあまりヘヴィネスを出さずに原曲リスペクトのメロディ重視の姿勢。ベースは結構破壊力の高いヘヴィネスを突っ込んできてアピールします。ドラムは硬いスネアを軸とした軽快な叩きっぷりで楽曲を支えます。
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| SONGS CD1: Enter The Realm (1988;EP)
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PERSONNEL
ADDITIONAL
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| The Crucible Of Man: Something Wicked Part 2 (2008;9th) 3 | |
 SPV 91592 CD |
ゆったりと劇的にストーリーを展開するヘヴィ・メタルでコンセプト・アルバム的なインタールードなども挟んでくるのですが、それを踏まえても間延びする印象で聴き所も少ないので途中で飽きます。ヴォーカルの芝居がかった大仰な中音域も悪くはありませんが楽曲の退屈さをカバーするには至らず。ギターもリズムこそヘヴィに刻むものの緩い曲では単調に聴こえるので魅力は半減します、メロディにはたまに耳を惹くものがあります。ベースは芯の抜けた低音がぼんやり響く感じでこちらも魅力薄。ドラムは若干詰まり気味のキックに硬めのスネアを載せて駆動力を供給します。
#8:リズミカルに跳ねるドラムが暑苦しいヴォーカル・ワークを駆動する。#13:アグレッシヴに緊迫感を刻み倒す弦楽器隊が強力。
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SONGS
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PERSONNEL
ADDITIONAL
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| Dystopia (2011;10th) 6 | |
 9980272 |
勇壮メロディを暑いヴォーカルで繰り出すヘヴィ・メタル。勇ましさの中に哀愁を滲ませるメロディ・ラインをヴォーカルとギターで織り上げる内容で6点。淡々と進行する部分も感じられはしますが良いメロディが入ってくると盛り返してきます。ヴォーカルはマッチョな中音域から金属質ファルセットまで表現力豊かに使い分けてメロディの情感を高めます。ギターはヘヴィなリズムの刻みにメロディックなソロを被せて楽曲に色彩を加えます。ベースは強めの圧で弾力のある低音を打ち出してヘヴィネスを補強します。ドラムは硬めのスネアを軸に豊富な打数で疾走感をぶち込みます。
#1:勇壮メロディをアグレッシヴに吼えるヴォーカルが強力。#3:爆走するリズム・ワークがパワフルなヴォーカルを牽引する。#5:跳ねるリズムに勇壮メロディを叩きこむヴォーカルとギターが良い。#6:スピード感のあるリズムの刻みが若干抑え気味のヴォーカルを引っ張り上げる。#8:パワフルに吼えるヴォーカルをリズミカルに追い立てる演奏陣のパワー感も良い。
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SONGS
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PERSONNEL
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| Plagues Of Babylon (2014;11th) 5 | |
 9062-8 |
ドラマティックなヘヴィネスを走らせるヘヴィ・メタル。劇場展開を多めに配した内容ですがテンポが緩む部分でボルテージも緩む感じがあって5点。メロディ成分が弱めなところで集中力が続かないような印象が残ります。ヴォーカルは力む中音域を主体にパワー感で蹂躙していく印象。ギターはヘヴィなリズムの刻みと叙情メロディで攻めますがテンポの遅さでやや地味めな印象。ベースは奥の方で響くことはありますが全体的に埋もれます。ドラムは前に出てくる乾いたスネアでビートを作りながらシンバルで色彩を付けます。
#3:枯れた空気感を生み出すメリハリのついたギター・ワークが良い。#7:叙情メロディを歌い上げるヴォーカルをギターが飾る。#8:叙情メロディを歌い上げるヴォーカルをサポートするギター・ワークも良い。#10:ギターが作るホラーな空気感をドラムがパワフルに駆動する。
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SONGS
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PERSONNEL
ADDITIONAL
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| Incorruptible (2017;12th) 7 | |
 88985436042 |
暑いヴォーカルを勇壮メロディで飾るヘヴィ・メタル。アルバムの中だけでもメロディの類似性を感じるところが少なくありませんが、そこに目を瞑ればなかなか昂るメロディが詰まっているので7点。全体的にミドル・テンポの楽曲が並ぶため、ヴォーカル・メロディにはやや既視感を感じる部分がある印象です。マッシヴな中音域と金属質ハイ・トーンを操るヴォーカルのパフォーマンスは見事ですが、ヴォーカルの節回しのクセも前述の既視感の一因であるような気がします。ギターは機を見てはクリーンなトーンのメタリックなメロディを入れてきて暑さの中に叙情性を組み入れます。ベースはぼんやりしていてあまり存在感を発揮せず。ドラムは重いキックを中心に打数豊富に放り込んできてドライヴ力を強化します。
#1:暑いヴォーカルが歌い上げる勇壮メロディを攻撃的なリズムに乗せて走らせる。#3:ドラムが牽引する隙間多めのリズム・ワークにヘヴィな哀愁成分が引き立つ。#5:アグレッシヴなドラムがブルータルなシャウトを繰り出すヴォーカルと共に駆け抜ける。#6:ギター・ソロを中心にキャッチーなメロディで色彩感を強める。#7:スキャット的な演出を入れながらドラムがヘヴィに駆ける。#10:キャッチーに跳ねるリズムとヴォーカル・ワークが高揚感をもたらす。
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SONGS
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