IRON MASK

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Revenge Is My Name (2002;1st)
Hordes Of The Brave (2005;2nd)
Shadow Of The Red Baron (2009;3rd)
Black As Death (2011;4th)
Fifth Son Of Winterdoom (2013;5th)
Diabolica (2016;6th)
Master Of Masters (2020;7th)
PLAYERS
Phil LetaweVocal1st
Goetz MohreVocal1st 2nd 3rd
Roma SiadletskiVocal1st 2nd 3rd 4th
Mark BoalsVocal1st 2nd 3rd 4th 5th
Diego ValdezVocal1st 2nd 3rd 4th 5th 6th
Mike SlembrouckVocal1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th
Dushan PetrossiGuitar1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th
Vassili MoltchanovBass1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th
Anton ArkhipovDrums1st 2nd
Erik StoutDrums1st 2nd 3rd
Ramy AliDrums1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th
Youri DegrooteKeyboard1st
Richard AnderssonKeyboard1st 2nd
Andreas LindahlKeyboard1st 2nd 3rd
Mats OlaussonKeyboard1st 2nd 3rd 4th
Revenge Is My Name (2002;1st) 7

LMC 2229 2
 クラシカルなメロディを弾き倒すギターが牽引するメロディック・パワー・メタル。速さや攻撃性を重視したメタリックな楽曲を中心に並べていてインストゥルメンタル曲も多く、演奏面の方に力が入っているような内容。速弾きギターをプッシュした構成が基本形でキーボードで要所にサポートを入れてシンフォニックとまでは行きませんがクラシックの空気感を作ります。ベースもテクニカルに動きまくるフレーズでアピールしてくる場面は多いです。ヴォーカルは粘度高めに処理された中高音域を大きく揺らしながら朗々とメロディを歌い上げます。ドラムはスネアが高い位置で疾走してシンバルで華やかか装飾を入れてくるイメージ。
 #2:弾きまくり刻みまくる弦楽器隊がヴォーカルそっちのけで暴れ倒す。#3:勇ましく突き進むギター・リフにヴォーカル・ワークもヒロイックな雰囲気で応える。#5:軽く不穏な空気感も滲ませてオカルティックに展開する。#11:陽性のキャッチーなメロディをヴォーカルとギターで織り上げる。
SONGS
#songnotes
1Enemy Brother Overture
2Revenge Is My Name
3March Of Victory
4The Witch Burner
5Alien Pharao
6Dimension X
7Morgana's Castle
8You Are My Blood
9The Wolf And The Beast
10Secret Tunnel Of The King
11Hold The Light
12Warchild Requiem
PERSONNEL
Dushan PetrossiGuitar, Keyboard, Timpani
Phil LetaweVocal
Vassili MoltchanovBass, Flute
Youri DegrooteKeyboard, Piano, Guitar (on #9)

ADDITIONAL
Andrew MartinClarinet
Anton ArkhipovDrums
Aymeric RibotKeyboard
Marie-Carmen MendezViolin
Max LeclerqVocal
Paul LemoineContrabass
Peter "Dynamite" DierickxDrums
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Hordes Of The Brave (2005;2nd) 8

LMC328
 ギターとヴォーカルのアグレッシヴなパフォーマンスが繰り広げられるメロディック・パワー・メタル。クラシックを基調としてメタリックに爆走する楽曲の高い煽情力が大きな魅力です。中でもパワフルに吼える中高音域ヴォーカルのアグレッシヴなパフォーマンスはアルバムの空気感を作り上げます。ギターも弾きまくり傾向をむき出しにしてガンガン突っ込んでくる勢いがあります。キーボードも普段はサポート的な位置にありますがソロ・バトルを仕掛けてくる積極性もあります。ベースはやや控えめな印象もありますが圧力自体は十分。ドラムも重さのあるキックが強力な駆動力を生みます。
 #1:クラシカルなメロディを紡ぐギターとキーボードをバックにパワフルに吼え倒すヴォーカルが強力。#2:疾走するドラムに乗って勇壮メロディを暑苦しく放るヴォーカルと弾きまくりギターが高揚感を高める。#3:抑えたテンポで哀愁を紡ぎながらもパワフルさは隠すつもりのないヴォーカルが楽曲を引っ張る。#4:キーボードのシンフォニックな叙情味とヘヴィなヴォーカルの組み合わせが効く。#8:叙情メロディをパワフルに放つヴォーカルが良い。#11:コマーシャルなキャッチーさを持つメロディを刻み倒すギターを先頭にエネルギッシュに疾走する。
SONGS
#songnotes
1Holy War
2Freedom's Blood - The Patriot
3Time
4The Invisible Empire
5Demon's Child
6High In The Sky
7Alexander The Great - Hordes Of The Brave (Part One)
8Crystal Tears
9Iced Wind Of The North
10My Eternal Flame
11Troops Of Avalon
PERSONNEL
Anton ArkhipovDrums, Keyboard
Dushan PetrossiGuitar
Goetz "Valhalla Jr" MohreVocal
Richard AnderssonKeyboard
Vassili MoltchanovBass

ADDITIONAL
Oliver HartmannVocal
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Shadow Of The Red Baron (2009;3rd) 8

AFM 562-2
 勇壮メロディを暑苦しく爆走させるヘヴィ・メタルが基本路線ですがヴォーカルを重ねた劇的な展開も入れてきます。クラシックの薫りもさせつつメタリックなメロディをキャッチーに弾き出すギターがリードする楽曲に熱いハイ・トーンを叩き込んでくるヴォーカルが強力な高揚感を放ってきます。そこに加わるクワイア・チームはオペラティックなパフォーマンスであることが多く重厚な空気感を醸成します。逆にキーボードは電子音で爽快感の方に軸足を置く印象。ベースは響きが強くヘヴィな空気感に貢献しますが埋もれがちな面もあります。ドラムも重さはありますがキックがこもった感じで疾走感は硬いスネアが受け持ちます。
 #1:パワフルなヴォーカルを前面に出して叙情味のある勇壮メロディを疾走させる。#3:歌劇的なヴォーカル・ワークに哀愁混じりの勇壮メロディがじっとりとした暑さをもたらす。#5:爽快メロディを暑くキャッチーに繰り出すヴォーカルとギターが良い。#6:フォーキーな情感を勇ましく繰り出してくるヴォーカルをギターとキーボードが彩る。#9:重めの哀愁をパワフルに歌い上げるヴォーカルのパフォーマンスが強力。#10:ヘヴィな疾走感で飛ばす勇壮メロディにキーボードの爽快感を合わせる。
SONGS
#songnotes
1Shadow Of The Red Baron
2Dreams
3Forever In The Dark
4Resurrection
5Sahara
6Black Devil Ship
7We Will Meet Again
8Universe
9My Angel Is Gone
10Only The Good Die Young
11Ghost Of The Tzar
12Fifth Son Of Winterdoombonus, 2015
13The Picture Of Dorian Graybonus, 2015
PERSONNEL
Andreas LindhalKeyboard
Dushan PetrossiGuitar, Orchestration
Erik StoutDrums
Val Halla Jr.Vocal
Vassili MoltchanovBass

ADDITIONAL
Lars Eric MattssonGuitar
Oliver HartmannVocal
Phil GiordanaOrchestration
Roma SiadletskiNarration
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Black As Death (2011;4th) 7

MICP-11024
 ハイ・トーン・ヴォーカルと速弾きギターによるクラシカルな雰囲気のあるヘヴィ・メタル。緩い曲では若干トーン・ダウンしますがメタリックな速い曲には高揚感があります。突き抜ける粘性ハイ・トーンを響かせるヴォーカルのパフォーマンスは上々ですがやや埋もれる印象も受けます。ギターのクラシカルな速弾きソロはキー・パーツになりますがメタリックなメロディのあるリフ・ワークも魅力です。キーボードは装飾が多めの感じですがリフもソロもきっちりサポートします。ベースは輪郭緩めでぼやけはしますが動きは激しくエネルギッシュです。ドラムは疾走するキックに重さのあるスネアでゴリゴリの駆動力を叩き込みます。
 #3:ギターとキーボードが織り上げるクラシカルな叙情メロディが良い。#4:爆走する演奏陣にキャッチーな緊迫感をぶつけてくるヴォーカルが魅力。#7:高揚感のある勇壮メロディを歌い上げるヴォーカルを中心として疾駆する。#8:ヴォーカルとキーボードが生む緊迫感を疾走するリズム・ワークが牽引する。#9:ヴォーカルとギターのキャッチーな叙情メロディが響くコーラスが良い。#11:パワフルに踏みまくるドラムが強靭な駆動力でクラシカルな緊迫感をリードする。#12:ドラマティックな叙情メロディを歌い上げるヴォーカルがその魅力をブーストする。
SONGS
#songnotes
1From Light Into The Dark
2Black As Death
3Broken Hero
4Feel The Fire
5Genghis Khan
6God Punishes, I Kill
7Rebel Kid
8Blizzard Of Doom
9The Absence
10Magic Sky Requiem
11Nosferatu
12When All Braves Fall
13Sons Of The Sunbonus
PERSONNEL
Dushan PetrossiGuitar, Orchestration
Mark BoalsVocal
Mats OlaussonKeyboard
Ramy AliDrums
Roma SiadletskiVocal
Vassili MoltchanovBass

ADDITIONAL
Göran EdmanVocal
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Fifth Son Of Winterdoom (2013;5th) 7

AFM 464-2
 もったりしたハイ・トーン・ヴォーカルを演奏陣がゴリゴリのヘヴィネスで駆動するヘヴィ・メタル。粘性のあるハイ・トーン・ヴォーカルがなぞるメロディは叙情成分をふんだんに湛えていて演奏陣のメタリックなパフォーマンスとのギャップ感が良い方向に作用します。ギターが刻む強めの圧のリズムとメロディックなリフをキーボードがシンフォニックに飾ってクラシカルなエッセンスも匂わせます。ベースは派手な動きは抑えめですが弾力のある低音をボトムに敷いて足元を固め、ドラムはスネアとシンバルで軽快なビートを打ち出してやや埋もれるキックの分まで駆動力を生みます。
 #2:哀愁も滲ませる勇壮メロディをオールドスクールなキーボードで飾りながら疾駆する。#4:緊迫感をデジタル味もあるヘヴィな質感で刻むギターにキーボードが和風のアクセントを入れてくる。#5:埃っぽい空気感の中でポップな勇ましさを持つコーラスが魅力的に響く。#9:勇壮メロディを紡ぐギターがヴォーカルを引っ張っていく。#12:アグレッシヴに走るドラムを土台にギターとキーボードの緊迫感が突き進む。
SONGS
#songnotes
1Back Into Mystery
2Like A Lion In A Cage
3Only One Commandment
4Seven Samurai
5Fifth Son Of Winterdoom
6Angel Eyes, Demon Soul
7Rock Religion
8Father, Farewell
9Eagle Of Fire
10Reconquista 1492
11Run To Me
12The Picture Of Dorian Gray
PERSONNEL
Dushan PetrossiGuitar, Keyboard, Orchestration, Bass
Mark BoalsVocal
Ramy AliDrums
Vassili MoltchanovBass

ADDITIONAL
Andreas LindahlKeyboard
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Diabolica (2016;6th) 7

AFM 561-2
 クラシカルな薫りのする勇壮メロディをアグレッシヴに弾き出すヘヴィ・メタル。基本的にはマッシヴなメタル路線ですがたまにコマーシャルなポップ路線も織り交ぜてくるので気分転換になります。パワフルに吼える中高音域ヴォーカルがそれらをひっくるめて暑苦しくメタリックに仕上げていく様も聴き所。ヘヴィにゴリゴリ弾き倒していくギターはメロディ面でも攻撃性とキャッチーさを両立させて、キーボードの電子音の装飾と共に楽曲に色彩を加えます。ドラムは響きのあるシンバルと硬いスネアで重いビートをガツガツ叩き出して駆動力を供給。ベースは深いところにいますが輪郭がぼんやりとしていて動きが聴き取りづらいです。
 #2:スリリングに飛ばしまくるギター・ワークに暑くキャッチーなヴォーカル・メロディを当てる。#3:抑えたテンポでオカルティックなヘヴィネスを打ち出してくる弦楽器隊にヴォーカルが絡みつく。#8:ダークな空気感を撒き散らすギターとヴォーカルのメロディがヘヴィに突き進む。#9:キャッチーな哀愁メロディをリードするキーボードとギターが強力な煽情力を発揮する。#12:忙しくガチャガチャと整合性はあまり考えずにやりたい放題やり切った感のある無軌道な大作。
SONGS
#songnotes
1I Don't Forget, I Don't Forgive
2Doctor Faust
3Galileo
4Oliver Twist
5March 666
6All For Metal
7The Rebellion Of Lucifer
8Diabolica
9The First And The Last
10Ararat
11Flying Fortress
12Cursed In The Devil's Mill
PERSONNEL
Diego ValdezVocal
Dushan PetrossiGuitar, Keyboard, Orchestration
Ramy AliDrums
Vassili MoltchanovBass

ADDITIONAL
Andreas LindahlKeyboard
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Master Of Masters (2020;7th) 8

AFM 765-2
 ヴォーカル周りがメロディ、パフォーマンス共に充実したメロディック・パワー・メタル。クレジットはさらっと流されてますがヴォーカル・チームがバックグラウンド含めてかなり強力な布陣で、パワフルな中高音域によるクラシカルでキャッチーなメロディを繰り出してきます。ギターもクラシカルな速弾きを随所に組み込みつつも普段は意外とヴォーカルに華を持たせるようなスタンス。リズム隊は質実剛健な立ち回りで、ベースは基本的に底の方にぼんやり敷かれている感じであまり表立ったアピールはなく、ドラムもあまり前に出ては来ませんが堅実に駆動力を供給します。
 #1:フォーキーなアクセントも加えつつクラシカルな叙情メロディが展開していく。#2:勇壮メロディを奏でるギターがヴォーカルをけしかけて走る。#3:勇ましさに軽い哀愁を振りかけたヴォーカル・メロディをキーボードがシンフォニックに飾る。#4:ゆったりと情感を繰り出すヴォーカル・チームの魅力がコーラスに表れる。#5:ボルテージ高く疾走する勇壮メロディに速弾きギターが装飾を重ねる。#6:哀愁のメロディを弾き出すギターとキーボードにヴォーカルまで加わるコーラスが強力。#8:仰々しくヴォーカル・チームがメロディを歌い上げるその周りはオペラティックに飾り立てる。#12:ミドル・テンポで突き進む重厚な演奏に乗って勇壮メロディを歌い上げるヴォーカルが強力に響く。
SONGS
#songnotes
1Never Kiss The Ring
2Tree Of The World
3Revolution Rise
4One Against All
5Nothing Lasts Forever
6Dance With The Beast
7Wild And Lethal
8Mist Of Loch Ness
9My One And Only
10A Mother Loved Blue
11Sagittarius A
12Master Of Masters
PERSONNEL
Dushan PetrossiGuitar, Keyboard, Orchestration
Mike SlembrouckVocal
Ramy AliDrums
Vassili MoltchanovBass

ADDITIONAL
Oliver HartmannVocal
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