website Metal Slave (2009;1st) Declaration Of War (2011;2nd) Trial By Fire (2013;3rd) Blind Faith (2017;4th) Eye Of the Storm (2020;5th) |
Andy La Guerin | Vocal, Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th |
Yngve Frank | Guitar | 1st |
David Andersson | Guitar | 1st 2nd 3rd |
Patrik Gardberg | Guitar | 1st 2nd |
Thomas Johansson | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th |
Julian V Eriksson | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th |
Peter Andersson | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th |
Jonas Källsbäck | Drums | 1st 2nd 3rd 4th |
Fredrik Skold | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th |
METAL SLAVE (2009;1st) B+ | |
キャッチーなヴォーカル・メロディを主軸に叙情性や攻撃性を適量盛り込んだメロディック・パワー・メタル.NWOBHM の色が濃い比較的シンプルなリフを主体としてジャーマン・メタル由来のリードを叩き込んでいくギターが良い感じです.少々音程の甘い歪んだ声質のヴォーカルは中音域のパフォーマンスに波はあるものの高音域のメロディが上手くはまると強力な扇情力を発揮します.ベースは要所でよい動きをしていますが引っ込んだミックスでよく聴こえないのが残念. #1:コーラスの扇情力の高い勇壮メロディが強力.#4:パワフルなアタックを響かせるドラムとそれを支えるヘヴィな弦楽隊が効いている.#6:軽い叙情性をもって駆けるギター・リフとヴォーカル・メロディが耳を惹く.#7:叙情性を湛えたヴォーカル・メロディに力点が置かれている.#8:勇壮なヴォーカル・メロディをリズミカルに跳ねるリズム隊が牽引する.#9:ファストに駆ける IRON MAIDEN 調の弦楽隊と叙情性を軽く添加したキャッチーなヴォーカル・メロディが魅力的. |
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PERSONNEL
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DECLARATION OF WAR (2011;2nd) C+ | |
ツイン・ギターが牽引するジャーマン寄りの正統派ヘヴィ・メタル.キャッチーなメロディを奏でるギター・チームはソロではテクニカルな速弾きを投下します.所々にヘナチョコ感を漂わせる歪んだハイ・トーンがなぞるヴォーカル・メロディは今ひとつフックが足りない感じがあります.恐らくはこのあたりからくる地味目な印象が最後まで拭えないというのがこのアルバムの弱みのように思います.エッジは緩めながら低音域をしっかりカバーするリズム隊は悪くないです. #2:キャッチーなギター・リフに載せてコーラスのヴォーカルが跳ねる.#4:キャッチーなギター・ワークを織り交ぜながら駆ける.#7:コーラスの叙情的なメロディを軽く鼻にかかったヴォーカルが引き立てる.#11:オカルティックな雰囲気で進行するなか,リズム隊が存在感を発揮します. |
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TRIAL BY FIRE (2013;3rd) B | |
勇壮メロディのヘヴィ・メタル.冒頭でエピックな雰囲気をさせつつ快活な方向性に進んでいくのですが,いずれの路線でもリズム隊が強くプッシュされています.ヴォーカルはヘヴィなインスト陣に張り合うには声量的に弱いですが,軽く歪んだ中高音域は高音域の音程の振れも吹き飛ばす勢いがあって悪くないです.ギターはテクニカルな主張はさておいてメタリックなリフとソロに注力する傾向を堅持.ベースは輪郭はあまり立っていませんがファットにボトムを埋めます.ドラムはかなり前面に張り出してくる炸裂音で楽曲の攻撃的な雰囲気を作り上げている感じです. #1:勇壮なメロディをキャッチーに響かせるコーラスが強力.#3:ストレートにロックするギター・リフをソリッドなドラムが牽引する.#8:叙情的なヴォーカル・メロディをドラムがアグレッシヴに牽引する.#10:ベーシックなリフをエネルギッシュに繰り出すギターとそれに載るヴォーカルの勢いが良い.#11:叙情的なヴォーカル・メロディの間を縫ってメタリックな煽情力をぶちまけるギター・ワークが魅力. |
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BLIND FAITH (2017;4th) 8 | |
キャッチーなヴォーカル・メロディで攻めるヘヴィ・メタル。ヴォーカル・メロディやギター・ワークが80年代のLAメタルを思わせるキャッチーなスタイルで魅力にあふれており8点。ヴォーカルは軽く歪んだ中高音域で若干の粗が逆に魅力になります。ギターはヘヴィなバッキングの合間にメロディックなオブリを入れつつソロはテクニカルに弾き倒します。ベースはビキビキと威勢の良い音も感じ取れますが基本的には底に沈みがち。ドラムは重さは十分ですがハイ・ハットの方で軽快なビートを刻む印象が強いです。
#1:キャッチーな叙情メロディを穏やかに歌うヴォーカルをハードに駆動する。#2:軽い哀愁成分を秘めて軽快に走るヴォーカル・メロディがキャッチーに響く。#3:攻撃性を押し出すギター・ワークにヴォーカルもボルテージを上げて挑みかかる。#4:ポップなヴォーカル・メロディをハードなリズム隊が走らせる。#6:コーラスの明るくポップなヴォーカル・ワークに良いフックを仕込む。#8:重い叙情性をリードする弦楽器隊にじっとりとしたヴォーカルも加勢する。#10:枯れた叙情性を匂わせるヴォーカルとギターが格好良い。
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EYE OF THE STORM (2020;5th) 5 | |
EPR 025-2 |
アグレッシヴな弦楽器隊が牽引するヘヴィ・メタル。ギターのメタリックなプレイには惹かれますがヴォーカルのパフォーマンスの弱さが気になり5点。メインのメロディはオーソドックスなコマーシャル路線ですがギターとベースの躍動感がしっかり前に出てくるのが良いです。ヴォーカルは中高音域で勢いはありますがラフな音程と声の薄さがネガティヴに聴こえます。ギターはメタリックなリフを弾き出しながら結構自由にリックを叩き込んできてそれが良いアクセントになります。ベースは響きが強すぎる感じもありますが速い動きで楽曲のヘヴィネスを高めにかかります。ドラムはシンバルでビートを作る感じでキックとスネアはベタッとこもったサウンドでも圧の高さは感じ取れます。
#3:ヴォーカル廻りにコマーシャルなメロディも入れつつハードにギターが攻め切る。#4:軽い哀愁を入れながら走るコーラスのメロディを演奏陣がゴリゴリ追い立てる。#9:ブルータルに跳ねるベースにプッシュされたギターがリフにソロに大暴れする。#11:スリリングなギター・リフとそれを走らせるリズム隊がアグレッシヴに響く。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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