Kobi Farhi | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Yossi Sassi | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th |
Matti Svatizky | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th |
Chen Balbus | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Idan Amsalem | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Uri Zelha | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Sami Bachar | Drums | 1st 2nd |
Matan Shmuely | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Itzik Levi | Keyboard | 1st 2nd |
Eden Rabin | Keyboard | 1st 2nd 3rd |
THE BELOVED'S CRY (1993;Demo) | |
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PERSONNEL
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SAHARA (1994;1st) | |
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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EL NORRA ALILA (1996;2nd) | |
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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MABOOL (2004;3rd) S | |
基本的にはヘヴィかつメロディックなギター・リフにより展開していきますが,効果的に導入される中東メロディと女声ヴォーカルが特徴的です.パーカッションを組み合わせたアコースティック中東メロディは流石に本場の方々らしく,他のバンドで聴かれるものとは音数も音の厚みも違います.さらに欧米スタイルのメロディも陰陽問わず非常に質が高く,特にギターはリフ,ソロともに魅力的なプレイを連発します.耳につくところでは QUEENSRŸCHE や DREAM THEATER の影響下にある感じです.ヘルプのドラムも結構良い働きをしていると思うのですが,引き気味のミックスのためあまり目立ってないです.ヴォーカル・スタイルは Hansi Kürsch 系列の中音域と乾式デス声の両刀.ちなみにアコースティック・ライヴは PAIN OF SALVATION のそれに匹敵する情感に満ちた良い内容でした.
コンセプト・アルバムの序曲に相応しい勇壮かつ叙情的なメロディの#1.メタリックなリフと叙情メロディに中東フレーバーを盛り込んだ#2,同系統で静と動の対比をより明確に行う#3.80年代米ヘヴィ・メタル的な導入部から一転するデス・メタル色の強いコーラス・パートが強力な#6.こちらも米ヘヴィ・メタルなツイン・リード・ユニゾンで始まる#7はエモーショナルにもテクニカルにも弾き倒せるギター・ソロが秀逸.寂々とした荒涼感に満ちた#7.ストリングスによる凶悪なまでの哀愁に満ちたイントロから始まる連作#10~12は終幕に相応しいアグレッションと静かな余韻を残します.
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PERSONNEL
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THE NEVER ENDING WAY OF ORWARRIOR (2010;4th) A | |
本場の中東メロディをプログレッシヴ・メタルの味付けで繰り出す内容.ヴォーカルはデス・ヴォイスは抑え目にしてナチュラルな中音域と女声ヴォーカルをメインに据えた方向性で攻めてきます.このヴォーカルが作り出す雰囲気を引き立てながら,メタリックにプログレッシヴにと叩き込まれるツイン・ギターがまた秀逸なのです.あまり歪ませずに緩急をつけて情感豊かに弾き出されるメロディの数々は見事の一言.頻度はそこそこながらも民族楽器の加える叙情感も良いスパイスとなります.メンバーとしてのクレジットはないですが,ドラムの叩きっぷりも良いです.
女声ヴォーカルがメインを握るキャッチーな中東調の旋律が魅力の#1.哀愁を匂わせながらプログレッシヴなリフが場面展開を重ねていく#2.アコースティック・ギターが哀愁を叩き込んでいく#3.動きの細かいギター・リフに呼応して様々な方向からバスドラが叩き込まれる#4.ダークな導入から叙情的な中盤そして扇情的な終盤とそれぞれに魅力的なギター・ワークを配した#5.憂いに満ちた入魂のギター・ソロを聴かせる#7.メタリックな攻撃性を交えながら叙情メロディを展開させていく#9.叙情的なメロディが余韻を残す#15でもギター・ワークが光ります.
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PERSONNEL
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ALL IS ONE (2013;5th) A+ | |
中東メロディで構築されるプログレッシヴ・メタル.ストリングスを効果的に加えた叙情メロディを中心にしながらヘヴィネスもしっかりと供給します.ヴォーカルは郷愁を呼ぶナチュラルな中高音域があくまでも主戦力ですがデス・ヴォイスもワン・ポイントで復活させました.ギターはリフの上ではストリングス・セクションに譲る部分も多いですが,エレクトリックでのメタリックな攻撃性とアコースティックでのエスニックな叙情性を魅力的に弾き出します.ベースはボトムを結構な存在感を持って這い回ります.ドラムは所々にパーカッションでアクセントをつけながらガツガツと叩いてきますがサウンドが少々こもり気味なのが残念.
#1:うねるベースの上でギターとヴォーカルのキャッチーなメロディが踊る.#2:ヴォーカルがリードする中東メロディを載せてリズム隊がハードに進行する.#3:ストリングスに導かれる哀愁のメロディを情感たっぷりに歌い上げるヴォーカルが凶悪.#4:コーラスで感情を爆発させるヴォーカルのパフォーマンスが耳を惹く.#6:哀愁のメロディにグロウルが激情を添加する.#7:ポコスカと叩きまくるパーカッションがポップな印象を作るがメロディ・ラインは叙情的.#8:あざといまでのエスニックな哀愁成分を滾らせる.#9:中東の妖し気なヴォーカル・メロディを存分に炸裂させる.#10:クライマックスへ向けて哀愁を迸らせるメロディ・ラインをリズム隊がヘヴィにドライヴする.
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UNSUNG PROPHETS & DEAD MESSIAHS (2018;6th) 6 | |
88985499102 |
オリエンタルなメロディと楽器で攻めるプログレッシヴ・メタル。オリエンタルな叙情表現もメタリックな攻撃性もそれぞれに良いのですが、全体的にストリングスのまったり感が勝ってちょっと落ち着いた感じになるので6点。オリエンタル・メタルはバンドのアイデンティティなのでここを変えて欲しいなんて言うつもりは毛頭ないんですけれども。ヴォーカルは軽く鼻にかかる中音域をメインにしますがグロウルの破壊力も大きな魅力。ギターは他の民族楽器に押されがちですがメタリックなリフやソロにはしっかり貢献。ベースはあまり浮かび上がってくる感じでもないですがボトムでしっかり動き回ってメロディをサポートします。ドラムは豊富な打数もメロディに埋もれ気味ですが攻撃性がマイルドになるのでこれはこれで狙い通りなのかも。
#1:柔らかな叙情性からヘヴィな攻撃性に至るダイナミックな展開の中でベースはブリブリと主張が激しい。#2:リズミカルにデス・ヴォーカルを走らせながらヴォーカル・ワークやハンド・クラップなど細かなフック作りも忘れない。#7:緊迫感のあるメロディをドラムが疾走させるもののストリングスが勢いを殺すミスマッチに煮え切らなさを感じる。
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