PLAYERS
| Ronnie Atkins | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th |
| Ken Hammer | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th |
| Rick Hanson | Guitar | 1st |
| Ricky Marx | Guitar | 1st 2nd 3rd |
| Allan Delong | Bass | 1st 2nd 3rd |
| Kenn Jackson | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th |
| Renè Shades | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th |
| Phil Moorheed | Drums | 1st 2nd 3rd |
| Michael Fast | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
| Allan Tschicaja | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th |
| Allan Sørensen | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th |
| Alan Owen | Keyboard | 1st 2nd |
| Morten Sandager | Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
| Chris Laney | Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th |
| RED, HOT AND HEAVY (1984;1st) A | |
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疾走するリフの上にハスキーでパワフルなヴォーカルが乗る正統派メタル．このカテゴリーでは曲が良くなければすぐに淘汰されますが，リフ，メロディーともに高品質でした．ヴォーカルも魅力的で，ときおりクリアーになる高音域も今後バラードで活かせそうな甘さがあります．
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| FUTURE WORLD (1987;2nd) | |
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| JUMP THE GUN (1990;3rd) | |
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| SIN-DECADE (1992;4th) A | |
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ファストでヘヴィ，しかしキャッチーというヘヴィ・メタルの王道を往き，ラストまで息切れせずに走り通すガッツの入ったアルバムです．中音域から一気に突き抜けるハイトーンに熟成が感じられる強力なシンガーの存在も大きいです。哀愁すら匂わせるキャッチーなコーラス部は勿論のこと，テンポ・ダウンしたブレイク部でも魅力的な歌唱を披露します．
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| SCREAM (1994;5th) B | |
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メロディー重視路線を保ちつつ，低音域を強調してヘヴィネスを出した曲が多いのですが，しっとり系のバラードも収録しています．アグレッシヴな曲はラフな声質で，バラードではスムースな声質で歌える優れたシンガーがいるバンドならではの幅の広さが堪能できます．
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| SPOOKED (1997;6th) B | |
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過去作品と比べて，疾走感を抑えてギターのリフを前に出した感じです．曲の大勢に変化はありませんが，ラフなロニーの声を活かす魅力的なヴォーカルラインが健在であることがバンドの生命線と考えれば決して期待は裏切りません．
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| ANYTHING WORTH DOING IS WORTH OVERDOING (1999;7th) A | |
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ハードな音の中に上質のメロディーが詰め込んであり，正統派のヘヴィー・メタルが好きだという人ならば誰もが楽しめる佳曲が満載です．同時にキャッチーなハードポップもあり一般人にも惹きつけるモノがあると思います．
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| CARPE DIEM (2000;8th) B | |
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親しみやすいリフとキャッチーなコーラスを持った曲をハードに演るという「如何にも」な曲満載です．ケン・ハマーはギタリストとしてよりも優れたソングライターとしての自分に満足しているのか，押し付けがましいギターソロが無いのもこのバンドの特質と言えるかもしれません．ただブックレットは問題だらけ．
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| PLANET PANIC (2002;9th) B | |
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前作のキャッチー路線の反動か，今風のギター・サウンドでゴリゴリ攻める＃１，３などヘヴィーな曲が多くなっています．ヘヴィー志向の結果リフではピッキング・ハーモニクスを多用し，ドラムもかなり頑張っています．とはいってもメロディー優先の姿勢に変化はないので，ロニーのラフな声質がうまくマッチしているダークな要素を素直に曲の中に取り入れた感じのアルバムというところです．正直目新しい展開も特にはないのですが，ここまでくると変化はむしろ望まれざるものでしょう．
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| WAKE UP TO THE REAL WORLD (2006;10th) B | |
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デンマーク産ヘヴィ・メタル．ドラムが ROYAL HUNT とも絡んだ Allan にチェンジ． キャッチーなメロディのヘヴィ・メタル路線ながらやたらとベースの効いたサウンドになっています．ヴォーカル・スタイルも少し抜けたような高音域主体になっています．楽曲は高品質のギター・ワークを主体として陽性のメロディで進行するのですが，キラー・チューンの欠如からアルバムの印象が弱いのです．時折らしい叙情メロディが顔を出したりするのですが全体的にあっさり目で緊張感に欠けるというところで損をしてる感じ． PAUL GILBERT が好きそうなポップなギター・リフの＃２．哀愁をたっぷりと含んだ叙情メロディが炸裂する流石の＃４．メタリックなインスト・ワークがコーラスの叙情メロディを盛り立てる＃９．ミドル・テンポで落ち着いた感じの＃１１は叙情的なヴォーカル・メロディの殺傷力が見事． |
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| PANDEMONIUM (2010;11th) A+ | |
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キーボードによる叙情性の導入が効果的なヘヴィ・メタル．ヴォーカルはアグレッシヴに吼えるパートもありつつ基本は哀愁成分を含んだメロディをクリアーに歌い上げるスタイルをとっており，メロディの良さがストレートに伝わります．ギター・リフはヘヴィに攻めてくる一方で，メロディの鍵を握るキーボードが見事な働きで叙情性を投下していきます．リズム隊に耳を向けるとベースは縁の下に入っている感じですが，ドラムがパワフルなアタックで前面に出てきていて良いです． 緊張感のあるキーボード・リフを主体にしてアグレッシヴに疾走する＃１．殺傷力の高い哀愁を込めたキャッチーなヴォーカル・メロディが凶悪な＃３．ポップなヴォーカル・メロディにもどこか影を感じさせる＃５．ダークな雰囲気をかもし出すギターとキーボードのリフをドラムがパワフルに牽引する＃６．暗黒性の叙情メロディを奏でるキーボードが不穏な雰囲気を煽る＃９もヴォーカル・メロディはキャッチーで魅力的です． |
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PERSONNEL
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| MOTHERLAND (2013;12th) C+ | |
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程よく歪んだ中高音域を操るヴォーカルを前面に出したヘヴィ・メタル．ヴォーカル・メロディのパターン化は，特にテンポ・ダウンを伴うコーラス・パートにおいて気にはなりますが，ヴォーカルの魅力自体は堅持．リフはヘヴィなギターと電子音キーボードがそれぞれの棲み分けでオーソドックスな展開に持ち込みます．ベースは結構な厚みで着実にボトムを支えます．ドラムも引っ込み気味なプロダクションですが，しっかりとした駆動力は供給していきます． ＃４：ダークなメロディをアグレッシヴに紡ぐヴォーカルが流石の働き．＃５：キャッチーな哀愁メロディを軽快に繰り出す．＃１２：叙情性を帯びたキャッチーなヴォーカル・メロディをヘヴィなリフがドライヴする．＃１３：哀愁のメロディをスケール感たっぷりに織り上げる． |
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PERSONNEL
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| KINGMAKER (2016;13th) 8 | |
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表現力豊かなヴォーカルを中核とするヘヴィ・メタル。メロディを確保しながらもヘヴィに攻める演奏とそれに負けないヴォーカルのパフォーマンスが強力で8点。コーラスではコマーシャルにならないといけない病に罹患している節はありますがそれを差し引いても好きな内容です。ヴォーカルは魅力的な中高音域でスムースな情感からラフな攻撃性までパワフルに歌い上げます。ギターはヘヴィなリズム・ワークでヴォーカルをサポートするスタンスですがイントロやソロではメタリックなメロディを弾き出します。ベースはファットなサウンドでギターに追従して深いところをしっかり埋めます。ドラムは打数よりも破壊力のある重さを重視でグイグイ前に出てきます。
#3:明るくポップなコマーシャル路線のメロディにもヘヴィなリズムを効かせて軽快に走る。#4:ヘヴィな低音を響かせながら叙情性を帯びたヴォーカル・メロディを放つ。#7:キーボードで緊迫感を足しながらダークなメロディをヘヴィに展開する。#9:アグレッシヴなヴァースからコーラスは一転してキャッチーになるのはお決まりの流れでもヘヴィネスは確保。#10:炸裂音を轟かせるリズム・ワークにヴォーカルも不穏さを覗かせて呼応する。#11:オルガンのアクセントを入れてヘヴィにうねるリズムに乗ってヴォーカルはしっかりメロディックに攻める。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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| UNDRESS YOUR MADNESS (2019;14th) 6 | |
 FR CD 993 |
ハスキーなヴォーカルを中心としたヘヴィ・メタル。キーボードも積極的に取り込んだコマーシャル路線がうかがえますがヴォーカルのボルテージは高く6点。リズム隊もヘヴィネスを堅持していて必要以上に甘くなっていないのが良いです。ヴォーカルは若干抜けは悪いですがよく枯れた中高音域を力ませてキャッチーなメロディを歌い上げます。ギターは意外とリフではおとなしくソロの方でメロディ成分を供給します。キーボードは結構なデジタル臭さで楽曲に干渉してきます。ベースはボトムまでよく響くヘヴィなサウンドでリフに絡んで攻撃性を担います。ドラムは打数よりも一打の重さを強めるようなサウンドでパワフルな駆動力を生みます。
#2:キャッチーな叙情メロディをデジタルな装飾で飾りながらハードに進行する。#3:爽快なヴォーカル・メロディを気持ちよく軽快に繰り出すが足元はしっかりヘヴィ。#4:キャッチーなメロディで攻めるコーラスをデジタルなキーボードで飾る。#6:キャッチーなメロディを強弱をつけてパワフルに叩きつけるヴォーカルが魅力。#7:スリリングに走るバンドをコーラスのキラキラしたキーボードがマイルドに仕立てる。#10:重量感をもたらすリズム・ワークに乗ってヴォーカルがパワフルに放つキャッチーなメロディが良い。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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