website Melancholy Beast (2004;1st) Legend Of the Bone Carver (2006;2nd) Immortal (2008;3rd) Disciples Of the Sun (2015;4th) Contingent (2017;5th) Epitaph (2020;6th) Bloodlines (2023;7th) |
Lance King | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Matt Barlow | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Terje Harøy | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
Michael Kammeyer | Guitar | 1st 2nd 3rd |
Toke Skjønnemand | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Jacob Hansen | Guitar, Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
Niels Kvist | Bass | 1st 2nd 3rd |
Morten Gade Sørensen | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
Jonah Weingarten | Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
MELANCHOLY BEAST (2004;1st) A | |
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PERSONNEL
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LEGEND OF THE BONE CARVER (2006;2nd) A | |
デンマーク産メロディック・メタル. 叙情味を帯びたメロディを疾走2バス・ドラムが牽引するメロディック・メタル.ツイン・ギターによるメロディックなギター・ワークにシンフォニックな装飾を施すキーボードが良い働きをします.よく伸びる高音域を備えたヴォーカルも楽曲の方向性にマッチした出色のパフォーマンスを聴かせます.圧力はないけれども張りのあるバス・ドラの音が好みのドラムは打数の多さがこれまた好みです.アルバムのプロダクションはクリアで良いのですが,ヴォーカルが入ると低音域が弱めになるので平坦に聴こえるやも知れません. キャッチーなヴォーカル・メロディと疾走するドラムが魅力の#3.ピアノ・サウンドの叙情リフとコーラスでの泣きのヴォーカル・メロディが強力な破壊力を持つ#4.ヴァースのスピーディーなリフ・ワークとコーラスでの叙情メロディがそれぞれに良い#5.煽情力の高いメロディに哀愁を込めたヴォーカルが見事な適合を見せる#7.コンセプト・アルバムのラストに相応しい勇壮なメロディを持つ#10は流石の盛りあがりを見せます. |
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PERSONNEL
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IMMORTAL (2008;3rd) B+ | |
デンマーク産メロディック・パワー・メタル. 叙情メロディを核にドラムを乱打するメロディック・パワー・メタル.ヴォーカルが線の細いハイ・トーンの Lance からパワフルに歪んだ Matt にスイッチしたことでパワー・メタル色が強くなりました.元々攻撃的なドラムを持っているので悪くない人選だと思います.リフを担うのはスローに奏でられるキーボードでギターはザクザクとリズムを刻む方向です.叙情的なヴォーカル・メロディは魅力的ではあるのですが,単体で曲を支配できるまでには至らず,翻ってリフの弱さが楽曲の印象を地味にしている感は否めません.ドラムは実打数よりも叩きまくっている印象を与える良いパフォーマンスを聴かせるのが良いです. コーラスの叙情メロディをキーボードが上手くブーストする#2.枯れた哀愁を滲ませるヴォーカル・メロディが心に響く#5.叙情性を込めながらも勇壮なヴォーカル・メロディが強力な煽情力を発揮する#7.ギター・リフが存在感を見せる#9はキャッチーなヴォーカル・メロディも良いです. |
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PERSONNEL
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DISCIPLES OF THE SUN (2015;4th) A+ | |
叙情メロディを厚い装飾で送り出すメロディック・パワー・メタル。良いメロディを良い演奏と効果的な装飾でダレることなく聴かせる内容が好みに直撃したのでA+評価。ヴォーカルは
David Readman
系統のパワフルな鼻声の中高音域で少々の粗はものともしない魅力があります。ギターは技巧よりも丁寧にメロディを奏でるスタイルで楽曲に感情を与えます。キーボードも厚めの装飾を担って全体的なバランスを取りながら空気感を醸成します。ベースはサウンド的にも主張少なく堅実なプレイ。ドラムはテクニカルな乱れ打ちを放り込んできますが、基本的には引いた位置にいます。 #2:爽快感と叙情性を両立するコーラスのメロディ・ラインが魅力。#3:スケール感のあるキーボードに乗せてゆったりと叙情メロディを歌い上げる。#4:強烈な煽情力を備えた叙情メロディを奏でるギターをドラムがハードにプッシュする。#6:ファストにのたうち回るヘヴィなリズム・ワークに追われてヴォーカルもエネルギッシュに走る。#8:コーラスの叙情メロディを伸びやかにパワフルに歌うヴォーカルが光る。#9:ダークな空気感を垂れ流しながらヘヴィに展開するギター・ワークが良い。 |
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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CONTINGENT (2017;5th) 7 | |
パワフルなヴォーカルを前面に出すメロディック・メタル。叙情性を練り込んだメロディを歌い上げるヴォーカルが魅力ですが、アルバムを通してゆったりめのメロディ・ラインに若干の類似性も感じるので7点。演奏面ではキーボード中心に劇的な展開を行いますが技巧的なアプローチはそれほど追求していないような印象を受けます。ヴォーカルは軽く鼻にかかった力強い中高音域が叙情メロディと良いマッチング。ギターはリフでは意外なほどに存在が消えますが、ソロはしっかり弾いていきます。キーボードはゆったりテンポの装飾が基本ですが前面で展開します。ベースはぼんやりとしていますが深いところにしっかり根を張ります。ドラムは打数と重さで楽曲のヘヴィな駆動力を一手に担います。
#2:シンフォニックなキーボードに緊迫感を持たせながらじっとりとヘヴィに展開する。#4:ピアノが奏でる叙情性をバックにヘヴィな弦楽器隊が蠢く。#5:メタリックなリズムの刻みと吼えるヴォーカルにキーボードが叙情性を添加して哀愁を滲ませるコーラスへと導く。#7:叙情性と勇壮さを携えて駆けるメロディをドラムがガツガツと追い立てる。#11:分厚い低音を響かせる弦楽器隊に乗ってゆったりと叙情性を紡ぎながらも吼えるヴォーカルのパフォーマンスは上々。#13:緩急をつけたコーラスの展開にフックを仕込んで高揚感を煽る。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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EPITAPH (2020;6th) 7 | |
AFM 734-9 |
キーボードの叙情メロディが沁みるメロディック・パワー・メタル。叙情性をパワフルに歌い上げるヴォーカルとそこに哀愁を被せてくるギターとキーボードのメロディの応酬が強烈にアピールしてきて7点。キーボードの主張が少々強すぎるところで全体的なバランス感覚が難しい印象は正直あります。ヴォーカルは力むと声が薄くなるのが妙な感じですがナチュラルめの中高音域に強弱をつけて叙情メロディを吐き出します。ギターは落ち着いたメロディ・ラインでヴォーカルをサポートしますがソロではそのメロディで泣かせにかかります。キーボードはわりと独立した立ち位置で哀愁メロディを追及している感じでアピールは強めです。ベースはそれほど前には出てきませんがボトムを堅実に埋めます。ドラムは若干引いた位置から暴れるところはきっちり暴れるメリハリを利かせたソリッドなプレイを披露。
#3:哀愁を炸裂させるコーラスの破壊力をキーボードがブーストする。#4:ヴォーカルとギターとキーボードで寄ってたかって哀愁混じりの勇壮メロディを走らせる。#7:ヴォーカルのヴァースで溜めてからのコーラスの盛り上がりが強烈な印象を残す。#8:パワフルなヴォーカルを前面に出しながらキーボードに叙情性を持ち込ませる。#12:緩急を付けながら叩きまくるドラムが勇壮メロディで飾られた劇的な展開を牽引する。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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Bloodlines (2023;7th) 6 | |
AFM 881-9 |
電子音のシンフォニックな装飾で贈るプログレッシヴ・メタル。神秘的というよりは暗めの重い叙情性を打ち出してくるスタイルです。中高音域ヴォーカルは魅力的ではあるのですが高音域で薄口になる辺りでちょっとアピールが弱まる感じもあります。キーボードはピアノや電子音でメインのリフを担いながら装飾も厚めに施してアルバムの空気感を形作る中核的立ち回り。ギターはどちらかと言えばリズム楽器な印象ですがソロはわりと弾きまくり傾向。ベースも必要最低限という感じでどっしりとした低音を敷きます。ドラムも全体としては控えめな印象はありますが随所に強力な叩きっぷりを聴かせます。
#2:哀愁を紡ぐキーボードとヴォーカルをヘヴィな弦楽器隊が支える。#4:焦燥感に哀愁を練り込んだメロディを急ぎ足で展開させる。#5:キャッチーさもあるヴォーカル・メロディにピアノがひたすら哀愁を振りかける。#7:疾走するドラムに速めの叙情メロディをキーボードとヴォーカルで合わせてくる。#9:スタスタと疾駆するドラムに乗せたヴォーカルとキーボードのキャッチーなメロディが良い。
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SONGS
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