Henrick Brockmann | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
D.C. Cooper | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
John West | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th |
Mark Boals | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
Jacob Kjaer | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
Marcus Jidell | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
Jonas Larsen | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
Steen Mogensen | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
Per Schelander | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
Andreas Passmark | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
Kenneth Olsen | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Allan Sørensen | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
Andreas Johansson | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
André Andersen | Keybaord, Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
LAND OF BROKEN HEARTS (1992;1st) B+ | |
シンフォニック・サウンドのキーボードがクラシカルなメロディを投下するメロディック・メタル。ヴォーカル・メロディやギター・リフはわりとオーソドックスなメロディック・ハード・ロック路線ですが、このキーボードが良い感じにアクセントになります。軽く歪むハイ・トーンのヴォーカルは所々に詰めの甘さはあるものの声質自体は魅力的で、叙情メロディとのマッチングも良いです。リズム隊は悪くないですけれど影は薄めです。
#2:クラシカルなキーボードの装飾を施しながら叙情メロディのハード・ロックを展開する。#3:高揚感あふれるコーラスのヴォーカル・メロディが魅力。#4:重厚さを加えながら哀愁のメロディをスケール大きめに紡ぐ。#8:シンフォニックなアクセントを加えながら叙情メロディをキャッチーに繰り出す。#10:民謡調のポップなメロディに少々振りかけた勇壮成分が効いている。#11:キャッチーなヴォーカル・メロディが魅力のハード・ロックにもキーボードの装飾は欠かさない。
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CLOWN IN THE MIRROR (1993;2nd) B | |
キーボードが主導するクラシック基調のメロディック・ハード・ロック。アルバム中盤からオーケストラ度が増していくにつれ曲の魅力も増しますが、前半はメロディとアレンジが少々噛み合わない感じもあります。ポップスのような女声メインのクワイア・チームが妙な存在感を放つ一方、ヴォーカルが音程や声の薄さなどで所々弱々しい印象になるのが気にはなります。キーボードに押されて元気のないギターとは逆に積極的にリフに絡むベースがよい動きをしています。
#2:コーラスのキャッチーな叙情メロディが良い。#7:哀愁を帯びたヴォーカル・メロディをキーボードのオーケストレーションで飾る。#9:ベースがポップなリフからソロまで暴れまわる。#10:シンフォニックなキーボードが飾る叙情性を添加した高揚感のあるヴォーカル・メロディが尋常でない破壊力を発揮。
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MOVING TARGET (1995;3rd) A | |
ストリングス・サウンドのキーボードの装飾が豪華なメロディック・メタル。メタリックなメロディを流麗に奏でるギターとクラシックのエッセンスを濃密に振りまくキーボードの織り成す叙情的な世界観が強力な内容。ヴォーカルは若干鼻にかかったようなクセのある中高音域から金属質の超高音域へ伸びていく見事な歌唱を披露します。ポップス的な使われ方をする女声クワイアも楽曲に違和感なくアクセントを与えます。キーボードの厚みに押され気味ながらもボトムをしっかりと支えるベースも良いです。
#1:ストリングスの分厚いクラシカルなリフと叙情的なヴォーカル・メロディが強力。#2:感傷的なメロディを力強く奏でる。#4:暗黒臭を匂わせながらヴォーカルを主役としてゆったりと叙情メロディを紡ぐ。#7:叙情性を添加したキャッチーなメロディ・ラインが魅力。#8:穏やかな明るさを持つヴァースとは対照的に柔らかに暗黒臭を漂わせるコーラスが印象的。#9:叙情性を込めた勇壮なメロディをなぞるヴォーカルをクラシカルなリフが追い立てて走る。
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PARADOX (1997;4th) A | |
叙情性を帯びたヴォーカル・メロディを前面に出したメロディック・メタル。ストリングス・サウンドのキーボードが主導するリフはアルバムのイメージを支配してはいますがあまり華美にならず意外に隙間のある印象を受けます。その分ウェイトが増すヴォーカルは一聴する感じ薄口ながら曲を引っ張る魅力的な歌唱を響かせます。メタリックなフレーズのソロでは存在感を示すギターやキーボードに押されながらも要所でしっかりとインパクトの強いアタックを響かせるドラムも悪くないです。
#2:哀愁を込めたヴォーカル・メロディとキーボードのリフが凶悪な扇情力を生む。#3:クラシカルなキーボードに牽引された扇情力のあるキャッチーなヴォーカルが軽快に駆ける。#4:弦楽隊の存在感が増したメタリックなリフに載せた勇壮なヴォーカル・メロディが強力に響く。#7:キャッチーに跳ねるヴォーカル・メロディをリズム隊がけしかける。#8:壮大なオーケストレーションが哀愁のメロディを飾る入魂のエンディング。
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FEAR (1999;5th) B | |
オーケストラ・サウンドのリフをヘヴィなリズム隊が支えるメロディック・メタル。ホーン比率の増したオーケストレーションが耳に残りますがギター・ワークやヴォーカル・メロディはわりとメタリックです。輪郭の緩めなところのあるリズム隊ですが、ベースがファットに低音域を埋め、芯はあるドラムのアタックが楽曲の攻撃性に一役買います。超高音域までクリアーに伸びていくヴォーカルはメロディにはまると強力なパワーを発揮しますが、気を抜くとパワフルさのわりに細身がためにバックに呑み込まれるようなところは相変わらず惜しいです。
#1:緩急をつけた劇的な展開に感傷的なヴォーカル・メロディが強烈な光を放つ。#3:コマーシャルなリフがコーラスでヴォーカルを伴ってキャッチーに走る。#7:哀愁を漂わせるギターとキーボードが緩やかに紡がれるヴォーカル・ラインをプッシュする。
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PAPER BLOOD (2005;8th) A | |
キーボードが表に裏に暴れまわるメロディック・メタル。ストリングス・サウンドの装飾は若干抑え目にして電子音でファストなプレイを叩き込むキーボードが圧巻。相対するギターは速弾きに若干の粗さをのぞかせるもののハード・ロック・スタイルのプレイが上々です。超高音域まで伸びるハイ・トーン・ヴォーカルは声質が軽く歪んだように変化しており、声の厚みが増した感じがヴォーカル・メロディの良さと相まって好印象です。トレブリーで突き刺すような感じのプロダクションのせいか、ジリジリとしたノイズがかなり耳につくのはマイナス。バスドラの曇った音もせっかくの足捌きをスポイルしています。
#1:きらびやかな電子音のキーボードがとにかく弾きまくる。#2:ヘヴィにドライヴするギター・リフにキーボードとドラムがアクセントを加える。#6:クラシカルなキーボードとハード・ロックなギターがバトルするインスト。#7:緩急をつけて繰り出される叙情メロディの裏でドラムが良い動きを入れる。#9:感傷的なメロディを伸びやかに歌い上げるヴォーカルをスケールの大きな装飾が効果的に飾る。
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COLLISION COURSE (2008;9th) A | |
キーボードがクラシカルな装飾を分厚く織り込むメロディック・ヘヴィ・メタル。ねっとりとした独特の溜めを利かせるハイ・トーン・ヴォーカルと叙情メロディの親和性が非常に高く、豪華布陣のクワイア・チームもほぼゲスト・ヴォーカル的な勢いで主張してくるなどヴォーカル面の充実度も高いです。少々エフェクト過多気味でエッジのぼやけたドラムは出るべきところは豊富な足数を武器に突っ込んできます。ギターはクラシックよりもメタルなフレーズを弾くときの方が活き活きとした風なので、逆にキーボードとの共存が上手くいっているのかもしれません。
#2:メタル色を付けながらコーラスのヴォーカル・メロディに扇情力を持たせた。#3:粘度の高いハイ・トーンが哀愁のメロディを引き立てる。#4:疾走するドラムとストリングスのスリリングなリフが緊張感を与える。#7:分厚いキーボードがアラビア風メロディの不穏な雰囲気をブーストする。#9:フックを仕掛けつつも緊張感を保ったヴォーカル・ラインが魅力。
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X (2010;10th) A | |
80年代ハード・ロック・スタイルのリフにクラシカルな装飾を施したヘヴィ・メタル。所々 WHITESNAKE
臭が強めな印象もありますがメロディは流石の高品質。クリアーに伸びるハイ・トーン・ヴォーカルと分厚いクワイア・チームの連携も上手くフックを仕掛けていきます。キーボードはどちらかといえばオルガン調のサウンドでのリフを軸にシンフォニックな装飾を展開していく感じのプレイになっています。輪郭はぼやけていながらも圧力のあるサウンドで叩きまくるドラムの存在感も大きいです。
#3:ダークなリフにヴォーカルが暗黒臭のする叙情メロディを被せる。#5:ストレートにロックするリフ・ワークにキャッチーなヴォーカル・メロディが映える。#6:劇的に展開する楽曲をドラムがアグレッシヴに牽引する。#9:ヴォーカルの上手さが光るクラシック基調の入魂のバラード。#10:クラシカルなソロを挟みつつメタリックなリフとヴォーカルが駆ける。
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SHOW ME HOW TO LIVE (2011;11th) B+ | |
厚めのクワイアにハイ・トーン・ヴォーカルを響かせるメロディック・パワー・メタル。シンフォニックなキーボードの装飾とゴージャスなクワイアが盛り立てる叙情メロディと、それを金属質スクリームを織り交ぜながら歌い上げるヴォーカルが強力に響きます。ギターは存在感がかなり希薄で、完全にキーボードに呑まれてしまってる感があります。その代わりと言うべきかベースは結構前面に出てきてヘヴィネスを振り撒きます。ドラムは音の厚みに若干負け気味ですが、駆動力をしっかりと供給します。
#2:コーラスのヴォーカル・メロディにポップな明るさと叙情性をミックスさせる。#4:哀愁を滲ませるヴォーカルのパフォーマンスが大きな魅力。#5:ゴリゴリと存在感を主張するベースと歌謡曲なメロディをなぞるギターとキーボードがクワイアで彩られたヴォーカル・メロディを牽引する。
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A LIFE TO DIE FOR (2013;12th) A | |
クラシック基調のメロディック・メタル。分厚いオーケストレーションが重厚な美旋律を築き上げます。その厚みに真っ向から相対するヴォーカルのパワフルな中高音域とそこから伸びる高音域が流石です。ストリングス・サウンドをメインにしたキーボードがクラシカルなリフを担い、ギターはソロを中心にメタリックなメロディを弾き出す分業体制が主です。ベースは輪郭よりも音圧を重視したサウンドでボトムをヘヴィに埋めて存在をアピールします。ドラムは行き場をなくして奥に引っ込みますが、手業をメインに安定したリズム叩き出します。
#1:悲哀を撒き散らすキーボードの装飾がヴォーカルとギターの穏やかな叙情性を盛り上げる。#2:キャッチーなヴォーカル・メロディをリズム隊がドライヴする。#5:コーラスのキャッチーな哀愁メロディを魅惑的に歌い上げるヴォーカルが凶悪。#7:コーラスのヴォーカル・メロディにフックをつける流石の歌唱が光る。
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DEVIL'S DOZEN (2015;13th) B | |
中高音域ヴォーカルを軸としたメロディック・パワー・メタル。シンフォニックな装いがあまり鈍重にならずに、ヴォーカルと一緒に駆ける様が魅力的でB評価。ヴォーカルは中高音域主体でエネルギッシュかつ叙情的な歌唱に、決め所で鼻にかかったハイ・トーンのアクセントを付けます。ギターはソロに注力する印象で結構な弾きまくり傾向のプレイ。キーボードはリフは幾分抑えめですが、ヴォーカルが入らないところではしっかりと前に出てきてクラシカルな旋律を奏でます。ベースは判別性は悪いですがボトムの音圧で楽曲を支えるポジション。ドラムは打数充分にパワフルなキックを中心に安定した駆動力を供給します。
#2:軽快に駆けるヴォーカルが牽引するメロディをシンフォニックに飾る。#4:ストリングスを交えたスピード感のあるリフにギター・ソロも奮闘。#6:ポップに跳ねるヴォーカル・メロディに当てるフォーキーな管楽器が耳を惹く。
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CAST IN STONE (2018;14th) 6 | |
KICP1874 |
キーボードが牽引するメロディック・パワー・メタル。クラシカルなメロディをメタリックに展開する内容でキラーな一曲には欠けますが水準は高く6点。リズム隊の存在感が大きめなのでよりメタリックな印象が増すのかもしれません。ヴォーカルは中高音域を主体にパワフルに伸びていく高音域をアクセントに使って叙情性をアピールします。ギターはソロでの速弾きに力を入れて普段は控えめ。キーボードはシンフォニックな装飾を施しながらリフからソロまで弾きまくり傾向を隠しません。ベースはやや奥に引くこともありますがテクニカルに動きまくって存在感を放ちます。ドラムは少々膨らんだサウンドでエッジはぼやけますがその分パワフルな叩きっぷりが駆動力を増します。
#2:叙情性をまとわせて弾きまくるキーボードとギターをドラムがガンガンプッシュする。#3:キーボードがリードする叙情メロディに勇壮成分を練り込んでヴォーカルが駆ける。#4:コーラスの高揚感をもたらすヴォーカルの裏で動きまくるベースも良い。
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DYSTOPIA (2020;15th) 5 | |
0121100-2NPP |
壮麗な装飾を施されたメロディック・パワー・メタル。クラシック基調のメロディにメタリックなヴォーカルとギターが絡んでいく内容ですが肝心のメロディが弱めで5点。ゲスト・ヴォーカルの出番が結構あるのでマルチ・ヴォーカルのメタル・オペラ・プロジェクトのような印象もあります。ヴォーカルは艶のある中高音域の叙情メロディとのマッチングが魅力ですが高音域は若干荒れがち。ギターはソロ・バトルにおいて存在感を発揮しますがちょっとしたオブリも印象的。キーボードはシンフォニックな世界観の構築に忙しいですが電子音でテクニカルなソロもガンガン放り込んできます。ベースは基本的には埋もれるポジションですが前に出るときはエッジのあるサウンドで決めます。ドラムは前半は甲高い金属的なサウンドが今一つしっくりきませんが後半は改善されてパワフルなアタックが駆動力を生みます。
#6:ヴォーカルとギターのラフな雰囲気をキーボードはゴージャスめに彩る。#8:叙情メロディを朗々と歌い上げるヴォーカルのパワー感が良い。
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PERSONNEL
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DYSTOPIA - PART II (2022;16th) 4 | |
1022090-1NPP |
シンフォニックに彩られるプログレッシヴ・メタル。マルチ・ヴォーカル的に進行する内容なのですが肝心の楽曲が弱く4点。一曲一曲は悪くないもののアルバム通してほぼ同じテンポとパターンのメイン・メロディというのは流石に飽きます。ヴォーカルはパワフルな中高音域を軸にしてゲストを積極的に絡めて抑揚をつけます。ギターはクラシカルなアプローチの速弾きが主体になりリズムにはあまりピールはしてきません。キーボードはストリングス系統のサウンドで楽曲を飾る一方でソロは燃え上がる電子音の速弾きを叩き込んできます。ベースは圧のある太いサウンドがメロディも伴って迫ってきます。ドラムはやや遠めですがパワフルなヒットを軽快に叩き込んできます。
#2:ヴォーカルが入れ代わり立ち代わり出てくる一方で弾きまくるキーボードとギターのソロ・バトルも聴き所。
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PERSONNEL
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