Björn Strid | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
Peter Wichers | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th |
Ludvig Svartz | Guitar | 1st |
Ola Frenning | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
Daniel Antonsson | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
Sylvain Coudret | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
David Andersson | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
Ola Flink | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
Rasmus Ehrnborn | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
Jimmy Persson | Drums | 1st |
Henry Ranta | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th |
Dirk Verbeuren | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
Bastian Thusgaard | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
Carlos Del Olmo Holmberg | Keyboard | 1st 2nd 3rd |
Sven Karlsson | Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th |
STEELBATH SUICIDE (1998;1st) A | |
メタリックなギター・ワークにプログレッシヴなリズム・チェンジを絡ませるメロディック・デス・メタル.攻撃的というよりは勇壮な響きの強いギター・リフはクリアーなトーンのソロと相まってキャッチーな印象を与えます.対して暴力的な音圧で迫るベースがアグレッションをうまく補います.細かく変則的にリズムを変えたがるギター・リフに呼応するドラムも打数の豊富なプレイを聴かせます.絶叫型のハイ・ピッチなデス・ヴォーカルも勢いがあって良いです.
#1:勇壮なギター・メロディが印象的なオープニング.#3:メカニカルなリズム・ワークに緊迫感を与えるリフを投下.#7:隙間を持たせてダークに刻むリズムに緊迫感が漲る.#11:コーラスでメロディックに展開するギター・リフを向こうにドラムが全開で叩きまくる.
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THE CHAINHEART MACHINE (2000;2nd) A | |
メタリックなリフを爆走するドラムが牽引するメロディック・デス・メタル.ギターは比較的クリアーなサウンドで勇壮なメロディを刻むリフと叙情的な響きのソロを弾き出し,それをファットなベースが支えます.エッジは緩めながらもパワフルなアタックで迫るドラムは打数も多く強力なパフォーマンスを聴かせます.ハイ・ピッチがたまに苦しげなデス・ヴォーカルも直情型のキレっぷりがアグレッションを高めます.
#1:低域を響かせながらメカニカルにうねるリフが強力.#3:ドラムが展開する分厚い壁にメロディックなギター・リフがアグレッシヴに挑む.#5:爆走するドラムの上でリフが緩急を付けてリズミカルに駆け抜ける.#7:緊迫感のあるギター・リフで疾走しつつテンポ・ダウンした哀愁のメロディを編み込む.#8:緩急付けながらのギター・ソロが魅力.
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A PREDATOR'S PORTRAIT (2001;3rd) A | |
キャッチーなギター・ワークを核に清濁織り混ぜたヴォーカルが吼えるメロディック・デス・メタル.ヴァース,ブリッジではアグレッシヴなデス・ヴォイスでコーラスでは中音域のノーマル・ヴォイスに移行する構成が目立ちます.弦楽隊は特にベースがかなりファットな低音域を轟かせますがメロディを持たせたギター・リフやソロはクリアーなトーンで弾き出されるために音の分離は意外と良いです.この重低音に抗う手数豊富なドラムの圧力も魅力.
#1:不穏なメロディのギター・リフがアグレッシヴなドラムに牽引される.#2:叙情的なメロディを奏でるギターと対照的な暴れっぷりのヴォーカルとドラムが良い.#3:ギターとキーボードのキャッチーなリフ・ワークに畳み掛けるようなヴォーカルが挑んでいく.#4:緩急を付けながら弾き出されるスリリングなリフが魅力.#6:アグレッシヴに吼えまくるヴォーカルとその裏で叩きまくるドラムが強力.#8:ヘヴィなヴァース,メロディックなブリッジ,哀愁のコーラスと様々に表情を入れ替える.#9:ヘヴィなサウンドでキャッチーなうねりを弾き出す弦楽隊が聴き所.#10:感傷的な響きのメロディックなギター・ワークが耳を惹く.
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NATURAL BORN CHAOS (2002;4th) A | |
ファットなリズム隊がアグレッションを支えるメロデス寄りのヘヴィ・メタル.ヘヴィに爆走するヴァースからテンポ・ダウンしてクリーン・ヴォーカルでメロディを歌う流れを主体としますが,ここにこだわり過ぎるあまりに散漫な印象を受けるのも事実.小細工せずにそのままブルータルに走りきればよいのにというもどかしさは好みの分水嶺となりそう.メタリックなリフを弾き出すギターと浮遊感をもたらすキーボードのコンビがメロディ面を担い分厚いわりに芯のあるリズム隊が攻撃性を撒き散らすインスト陣と激情を咆哮に載せるヴォーカルは見事なだけに楽曲の構成で損をしている感じが惜しいです.
#3:打数豊富なドラムの叩きっぷりが気持ちよい.#4:スペーシーなキーボードを舞わせながらヴォーカルがアグレッシヴに吼える.#6:キーボードやコーラスのメロディ・ラインに哀愁をにじませながら弦楽隊がヘヴィに駆け抜ける.#7:ヘヴィに轟くリズム隊に載せたヴォーカルのリズミカルな掛け合いが良いフック.#8:叙情性を添加しながらメタリックなリフがヴォーカルと激走する.#9:スペーシーなキーボードがキャッチーな雰囲気を作る傍らでヘヴィなリフがゴリゴリと疾走する.#10:クリア・トーンで哀愁を振りまくリフが凶悪.
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FIGURE NUMBER FIVE (2003;5th) C+ | |
スペーシーなキーボードの装飾を施したブルータルなヘヴィ・メタル.コーラスでのノーマル・ヴォイスのメロディ・ラインが叙情性に磨きをかけていますが,逆に中途半端感も増すという悪循環.ギター・リフはシンプル化の方向に向かっているようで,その一方キーボードの存在感が増しました.ベースとドラムの低音域のサウンドがもわもわと鈍くこもっているのがせっかくの良いプレイをスポイルしていて印象悪いです.
#1:キャッチーなヴォーカル・メロディでヘヴィに駆ける.#3:ゴリゴリとヘヴィにリズムを刻む弦楽隊がキャッチーに跳ねるヴォーカルをドライヴする.#4:勢いがありつつもキャッチーなコーラスのヴォーカル・ラインが魅力.#10:キャッチーな方向に振り切ったギター・リフやコーラスのメロディが耳を惹く.#11:忙しなく叩きまくるドラムに触発されるように動き回るリフも魅力.
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STABBING THE DRAMA (2005;6th) C+ | |
ブルータルなヴァース~ブリッジとメロディックなコーラスで構成されるヘヴィ・メタル.テクニックを見せながらも激情的に叩きまくるドラムが強烈な印象を残します.サウンド的にも高速バス・ドラが混濁しがちなところは残念ですが,アタック感のある攻撃的な音作りが良いです.楽曲はヴォーカルの表現力を前面に押し出すような印象があり,リフは軽い叙情性を絡めながら裏役に徹します.そのような調子なのでコーラスで義務のようにノーマル・ヴォイスでテンポを落とす私好みでない曲展開に退屈さを感じてしまいます.
#3:ドラムの圧倒的な打数が凄まじい.#6:衝動的に突撃するヴォーカルとその破壊力をサポートするドラムの存在も光る.#10:鬼神の如き叩きっぷりを披露するドラムが圧巻.#12:キーボードの持ち込む浮遊感の中で叙情性を垣間見せるメロディ・ラインが魅力.
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SWORN TO A GREAT DIVIDE (2007;7th) C | |
ヴォーカルを前面に押し出すヘヴィ・ロック.アグレッシヴな咆哮はそのままに高域方向にレンジを拡げたクリーン・ヴォイスが楽曲の叙情性を引き立てますが,やはり曲の展開が中途半端であり煮え切らなさが残ります.リズムに比重を置いたギター・リフはメロディの質が弱くなっている印象があって,好みの問題もあるでしょうが総じてヴァースの興奮がコーラスで失速しがちな内容になってしまっています.圧倒的な爆発力を誇るドラムもプレイは魅力的ですがキレも深みももう一歩足りないサウンドで損をしています.
#2:ダークなメロディを刻むギターが不穏な雰囲気を作り上げる.#4:叙情性を持たせたコーラスのヴォーカル・メロディをキーボードが飾る.#5:ドラムの暴れっぷりが素晴らしい.#13:浮遊するキーボードにメタリックな攻撃性を保持した叙情メロディが絡む.
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THE PANIC BROADCAST (2010;8th) A | |
動きの激しいギター・ワークが牽引するヘヴィ・メタル.コーラスはクリーン・ヴォイスでテンポ・ダウンしなければならないという呪縛から開放され,曲の魅力を損なう構成ありきの展開がなくなったのは歓迎すべき変化です.咆哮からファルセット気味の高音域まで表情豊かなヴォーカルの配置も絶妙.テクニカルなリズムに気を配りながらもメロディーを奏でるギターはソロも充実しています.ブーミーに膨らみすぎて実体を捕らえ辛いベースは少々残念.ドラムも音は埋もれ気味ですがプレイは流石の叩きっぷりです.
#1:リズムの炸裂音が響く中ヴォーカルがコマーシャルなメロディをアグレッションを保ったまま吐き出す.#2:動きの激しいギター・リフと対を成すコーラスの叙情性を含ませた勇壮なメロディが強力.#4:緊迫感を持ってメカニカルにうねるギター・リフの存在感が光る.#6:爆走するドラムと細かく刻まれるリフが駆け抜ける.#7:ギターとキーボードが柔らかな叙情メロディを流麗に紡ぐ意欲作.#9:叙情性に満ちたギター・ソロが強烈に耳を惹く.
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THE LIVING INFINITE (2013;9th) A | |
アグレッションをメロディと一緒に吐き出すヘヴィ・メタル.2枚組みですがどちらがどういう傾向ということもなく,双方とも十分なアグレッションの上に成り立ちます.清濁織り交ぜながら太い声を響かせるヴォーカルはメロディック・パートでも静かな迫力があります.ギターは弾きまくり傾向でリフも音符を細かく弾き出していくスタイル.シンセ・サウンドのキーボードも同様の傾向がうかがえますが,もう少しメロディック寄りのスタンス.ベースはぼんやりと低音域を埋めてあまり表立った動きは感じられませんが音圧はしっかりしています.ドラムもパワフルに叩きまくり踏みまくるのですがサウンド的に遠い感じが残念.
#A3:メロディックにうねり倒すリフとコーラスのヴォーカル・メロディがキャッチーに駆け抜ける.#A6:疾駆するドラムに忙しなく動き回るリフが載る.#A9:爽やかなメロディがコマーシャルなサウンドでヘヴィなドラムに載って繰り出される.#B2:アグレッションを滾らせるヴォーカルとドラムにリフが絡み付いていく.#B4:叙情性たっぷりに爪弾かれるギターを掴みにしてメロディックに攻める.#B5:エネルギッシュに叩き散らすドラムが強力.#B9:ヘヴィに走るリズム隊を跳ねるギターがキャッチーに包む.
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THE RIDE MAJESTIC (2015;10th) A | |
幅広い表現力を持つヴォーカルを中心としたヘヴィ・メタル。ギター・ワークにポップな面を見せながらもアグレッシヴなヴォーカルが踏ん張って攻撃性をキープしていてA評価。ヴォーカルは荒れたハイ・ピッチの咆哮と太い中音域のノーマル・ヴォイスで感情に抑揚をつけます。ギターはややブラックな方向へも行きますが基本的にはメタリックなメロディに叙情性を添加したリフを弾きます。キーボードは装飾に注力する印象が強くあまり前面には出てきません。ベースはモコモコしてわかり辛いですがリフのボトムを埋めます。ドラムは奥に引いて埋もれてはいますが、安定した叩きっぷりの良さは伝わります。
#1:メロディックなギター・ワークにテクニカルな味付けを施して駆ける。#3:スリリングな響きも持ったキャッチーなメロディをドラムがヘヴィに支える。#6:ブラックなギター・リフと妖しいコーラスのヴォーカル・メロディに破壊的な衝動を乗せて疾駆する。#8:緩めのテンポでヴォーカルの感情表現が際立つ。#9:キャッチーなオカルト性を滲ませるヘヴィなギター・ワークにヴォーカルも同調する。#11:キャッチーなメロディ・ラインを展開するギターとヴォーカルが耳を惹く。
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VERKLIGHETEN (2019;11th) 9 | |
NB 4406-2 |
キャッチーなメロディをアグレッシヴに叩きつけるヘヴィ・メタル。メロディとアグレッションを混然として放つ楽曲の煽情力がたまらなく魅力的で9点。ギターが余裕を持って奏でるメロディにはコマーシャルな印象がありますがリズム隊がゴリゴリ駆動するので甘くなりません。ヴォーカルはヴァースでもコーラスでも柔軟に清濁切り替えるスタイルで楽曲に抑揚を付けます。ギターはメロディ重視のスタイルでわかりやすくキャッチーなフレーズを軽快に弾き出します。キーボードはバックでの装飾がメインになりますが要所は締めてきます。ベースはちょっとモコモコ感を強めにボトムを埋めてきます。ドラムは豊富な打数で快活なアグレッションをこれでもかと注ぎ込んでくる良いパフォーマンス。
#2:キャッチーなヴォーカル・メロディをアグレッシヴに追い立てる演奏陣の軽いブラック臭が良い。#4:哀愁の旋律を前面に出しながら随所にヴォーカルのアグレッションは叩き込む。#5:キャッチーなギター・ワークに叙情性を一つまみ振りかけて駆ける。#6:ドラムが緩急を付けつつも爆走感で前面に立って楽曲を引っ張る。#7:淡々としたリズムにヴォーカルとキーボードで叙情的なフックを作る。#8:軽快な疾走感をヘヴィに繰り出すリズム隊に乗ったヴォーカルの煽情力が爆発する。#9:ギターが先導する勇壮メロディがキャッチーに駆ける。#10:軽い哀愁を帯びたメロディを躍動感を持って送り出すヴォーカルとギターの足元をドラムが支える。#11:ポップに跳ねるギター・ワークがブラックなのにやたらとキャッチー。#12:ヴォーカル・ワークにフックを仕込んでリズミカルな叙情メロディを放つ。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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ÖVERGIVENHETEN (2022;12th) 7 | |
NB 5945-2 |
フォーキーな叙情性をアグレッシヴに放つプログレッシヴ・メタル。ポップからブルータルまで様々な表情を見せるパフォーマンスでキャッチーな叙情メロディを織り上げる内容で7点。一曲一曲は良いのですがアルバム全体としての方向性はものすごく散漫なのは少々気になりました。ヴォーカルはナチュラルめの中高音域をメインにブルータルな咆哮も交えます。ギターは叙情メロディを紡ぐ方に力が入っていてアコースティックのフォーキーな空気感も良いです。キーボードは電子音の多彩な装飾を施して楽曲のカラーを補強します。ベースはボトムで響いているのはわかりますが基本的には浮上してきません。ドラムは丸めのキックと硬さのあるスネアで適度な疾走感をヘヴィに叩き込みます。
#1:ギターとキーボードが紡ぐフォーキーな哀愁がヘヴィなリズム・ワークに乗って疾走する。#4:軽快に叙情メロディを放つギターとヴォーカルがキャッチーに響く。#5:疾走するキャッチーなギター・リフにコーラスでコマーシャルなエッセンスを加える。#8:ハードな空気感を出しつつキャッチーに跳ねる叙情メロディを軽快に繰り出す。#10:叙情性を練り込んだヴォーカル・メロディがドラマティックな空気感を作る。#12:テクニカルに暴走するドラムに乗せたメカニカルで奇妙なギターのメロディが耳を惹く。#13:壮大さも感じるような勇壮メロディを刻み倒しつつ躍動感を持って展開する。
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