website Fires Of Life (2013;1st) Virus Of the Mind (2014;2nd) Shadow Sleep (2016;3rd) Gravity (2019;4th) |
Parker Jameson | Vocal, Guitar, Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th |
Sarah Lynn Collier | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th |
Charlie Federici | Guitar | 1st |
Tony Keathley | Guitar, Vocal | 1st 2nd 3rd 4th |
Mike Buetsch | Bass | 1st |
Shaun Andruchuk | Bass | 1st 2nd 3rd 4th |
Spencer Weidner | Drums | 1st 2nd 3rd 4th |
FIRES OF LIFE (2013;1st) A | |
テクニカルなインスト陣が引っ張るメロディック・デス・メタル。イーヴルなリフを中心にして勇壮さや哀愁を叩き込んでいくツイン・ギターが強力。クリーンなトーンで弾き出されるエピックなメロディはたまにキーボードを伴って楽曲を彩ります。ソロは荒々しい構成にテクニックを誇示したい意図が見え隠れしますが、破綻はしていないのでポジティヴな点にカウントしてよさそうです。ヴォーカルは声量は少なめですが高めのピッチをブルータルに歪ませるなかなか悪くない声質。ベースはぼやけて動きはわかり辛いですが低音域をブーミーに埋めます。ドラムは強烈な叩きっぷり踏みっぷりでサウンドのばらつきも気にせずにガツガツと疾走します。
#1:流麗なギター・ワークを絡めながら爆走ドラムを先頭にして勇壮に突き進む。#2:煽情的な勇壮ギター・リフを疾走するドラムがパワフルにドライヴする。#3:ヴォーカル・ラインとリフが生み出すキャッチーな躍動感が魅力。#4:フォーキーな装いのキーボードを絡めて煽情力に厚みを持たせる。#6:キーボードとギターのリフがアグレッシヴな叙情性と高揚感を叩き込む。#10:フォーキーな勇壮メロディが悲哀の色を帯びていく展開を支えて暴れまくるドラムが強力。
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PERSONNEL
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VIRUS OF THE MIND (2014;2nd) B+ | |
シンフォニックな装いを随所に施したメロディック・デス・メタル。速度を抑えたノーマル・ヴォイスのパートは最初に NORTHER の名前が思い浮かびました。ヴォーカルはハーフウェットなデス声によるアグレッションと朴訥とした中音域による情感を組み合せて進行します。ギターはメロディックに弾きまくるスタイルを基調とし、苦悶の叙情メロディにも積極的です。キーボードはオーケストレーションの装飾で暗黒性と叙情性を高めます。ベースはかなり深くまで響く大迫力の重低音を放ってアクセントを付けます。ドラムは少々奥に引きますが圧巻の乱れ打ちはソリッドなサウンドでガツンと飛ばしてきます。
#1:メタリックなギター・ワークにシンフォニックなキーボードのアクセントを添えて疾駆する。#3:エネルギッシュに駆けまくる演奏陣がヴォーカルを煽る。#4:速度を落とした哀愁のメロディを効果的に配する。#5:キーボードを効かせたクラシカルな叙情メロディをはずむように繰り出す。#6:メロディックなうねりでフックを仕込むギター・ワークが良い。#8:激しく叩きまくるドラムをイーヴルなメロディで禍々しく飾る。
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PERSONNEL
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SHADOW SLEEP (2016;3rd) 5 | |
清濁2枚のヴォーカル体制をとるメタル・コア。シンフォニックな装飾を絡めたメロディのあるヘヴィネスが魅力的な一方で、コーラスに間延びしたノーマル・ヴォイスのパートを入れて高揚感を台無しにするので本当に残念ですが5点。バンドのスタイルがガラリと変わったので本作で離れる人は多そうな気がします。デス・ヴォーカルは暴力的に歪んだ深い咆哮が魅力的ですが、ノーマル・ヴォーカルはヴォコーダーを通したような無機的な中高音域でいまいち好みから外れます。ギターは明るめのメタリックなメロディを主体にしたテクニカルな弾きっぷりが良いです。キーボードはシンフォニックな装飾に忙しく働きます。ベースはぼやけてボトムに沈むことが多いですがテクニカルなうねりはしっかり供給。ドラムはインパクトは強めですが音が軽いので埋もれ気味。
#1:電子音キーボードの浮遊感にヘヴィな弦楽器隊とヴォーカルが切れ込んでくる。#2:ファストに刻みまくるギターとベースのリズムから放たれるメロディはキャッチー。#4:深みでのたうつベースのヘヴィネスがヴォーカルとギターを駆動する。#7:アラビアンなスケールのメロディをギターが弾きまくる。#8:シンフォニックな装飾を入れつつメロディックなギターが乱舞する。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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GRAVITY (2019;4th) 6 | |
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マルチ・ヴォーカル体制のメタルコア。ギターとドラムの攻撃性を土台に劇的展開を聴かせる曲構成が魅力で6点。メタルコアらしい間延びするコーラスのヴォーカル・ラインが退屈ですが、そこを許容できるならもっと評価は上がると思います。ヴォーカルは女声メインの男声はノーマルとデスの計3枚で入れ代わり立ち代わり適材適所のパフォーマンス。ギターはバッキングはおとなしめな分テクニカルなソロには力が入ります。ベースは動きは控えめに底まで伸びる低音を響かせて土台を築きます。ドラムは打数豊富でパワフルな硬いヒットをガンガン叩き込んで緩みがちな曲に鞭を入れます。
#2:デジタル風味でアグレッシヴに飛ばしまくるヴァースは良いがヴォーカルがぬるくなるコーラスが空気。#3:疾走感のあるヴァースとソロのメロディは魅力的に響く。#5:オーケストレーションでクラシック基調の劇的展開を飾る。#7:快活で爽快なメロディ・ラインを疾走ドラムがガンガン追い立てる。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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