website Feel the Steel (2009;1st) Balls Out (2011;2nd) All You Can Eat (2014;3rd) Lower the Bar (2017;4th) Heavy Metal Rules (2019;5th) On the Prowl (2023;6th) |
Michael Starr | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Satchel | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Lexxi Foxx | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th |
Spyder | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
Stix Zadinia | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
FEEL THE STEEL (2009;1st) A | |
キャッチーなメロディとテクニカルなギターによるLAメタル・アルバム。ギターは正統派メタルからネオ・クラシカルまでテクニカルに弾きまくれる本物であり、ヴォーカルもシャウトができる歪んだハイ・トーンで非常に聴き応えのあるパフォーマンスを披露します。曲調もコマーシャル性のあるメロディを最前面に据えていて聴きやすい内容になっています。メインのリフなどは意図的な引用が目立つのでその点は割り切りですが、なまじ腕が立つだけに性質が悪いです。
キャッチーなヴォーカル・メロディで直球的に攻めてくる#1。中華系のメロディが浮いている#2は軽い叙情性を備えたメタル・チューン。ハーモニーを効かせたメロディックなギター・リフが強力に牽引する#4。要所で出てくる軽く叙情性を持ったクリアー・トーンのギター・ワークが格好良い#8。陽性のポップ・メタル#10はギターのトーンだけでリフを成立させる巧さも見せます。
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PERSONNEL
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BALLS OUT (2011;2nd) C+ | |
キャッチーなメロディ・ラインで攻めるハード・ロック。ハスキーな声質でダーティな雰囲気を出すヴォーカルとコマーシャルなヴォーカル・メロディとの組み合わせも上々ですが、楽曲自体にここという突き抜けたところが足りない印象。ギター・リフは比較的おとなしく、テクニカルなソロもキャッチーさが前面に出ます。ベースは芯のあるサウンドでリフへの絡みも多く、曲によってはヘヴィネスのブースターとして前に出てきます。ドラムも堅実なイメージですがヒットはパワフル。
#4:妖しくくねるギター・リフの足元をベースが支える。#6:ヘヴィにドライヴするドラムにキャッチーなヴォーカルとギターが載る。#11:ポップなヴォーカル・メロディを爽やかに走らせる。#12:メタリックなフレーズを弾き出すギター・ワークが良い。#13:ノリ良く飛ばしまくるヴォーカルにギター・リフが絡みつく。
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PERSONNEL
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ALL YOU CAN EAT (2014;3rd) B | |
コマーシャルなメロディのヘヴィ・メタル。明るくポップなメロディ・ラインの端々に上手さを見せるギターはヘヴィなリズム・ワークからクリーンなトーンでのソロまで存在感十分の働き。ヴォーカルは適度に歪んだハイ・トーンでねちっこくもエネルギッシュにキャッチーなメロディを歌います。ベースは堅実なプレイに徹しますが音圧を高めて前面に出てくる傾向。ドラムは音は丸いですがヒットは重くパワフルで駆動力は強力です。
#1:溜めを効かせながら攻撃的なメロディのギターが走る。#2:コマーシャルなヴォーカル・パフォーマンスとギター・リフが魅力。#4:哀愁をたっぷりと効かせたギター・ワークとヴォーカル・メロディが良い。#8:軽快なリフに重いドラムが良く響く。#9:ドライヴ力のあるハードなギター・ワークが先陣切って颯爽と駆ける。
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PERSONNEL
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LOWER THE BAR (2017;4th) 6 | |
SP001CD |
明るくキャッチーなメロディで進行するハード・ロック。コミカルなキャラクター性とハードな楽曲を両立させた内容ですが中盤からややあっさり気味なので6点。なんだかんだ言ってヴォーカルは上手いしギターも格好良いしで隙はないのですが。ヴォーカルはハスキーなハイ・トーンにポップなシャウトを織り込んだ遊び心たっぷりのパフォーマンス。ギターはキャッチーなリフとテクニカルなソロでギター・ヒーロー全開な佇まいが魅力。ベースは主張らしい主張はないですがリフにも絡んで仕事はしっかりこなします。ドラムは重いヒットでパワー感十分ですが叩きまくっている風でもなくガッチリと土台を構築。
#1:ボルテージ高く叫びまくるヴォーカルにポップなアクセントを加えるギター・ワークも良い。#2:爽快なリフを弾き出すギターにキャッチーなヴォーカルを合わせて走る。#5:ヴァースにコマーシャルなフックを仕込むギターが耳を惹く。#9:キャッチーなコーラスにわかりやすいフックを仕掛けるが軽い叙情性をまとうギター・ワークも良い。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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HEAVY METAL RULES (2019;5th) 5 | |
SP002CD |
コミカルな味付けのヘヴィ・メタル。明るく楽しいアティテュードでキャッチーなメロディを送り出すスタンスの内容で5点。ヴォーカルを前面に出したわかりやすくポップな楽曲を揃えて耳当たりは良い反面キラーなフックには欠ける印象。ヴォーカルはハスキーな高音域をラフに繰り出して楽曲の空気感を操ります。ギターはファニーな雰囲気の中にもメタリックな攻撃性をぶち込んできてヘヴィなアプローチに寄与します。ベースは堅実にボトム・ラインを敷く働きで存在感はしっかりしています。ドラムはあまり派手な動きは入れずにパワフルな骨格を構築します。
#5:哀愁を埋め込みつつもキャッチーなヴォーカル・メロディとメタリックにゴリゴリ攻めるギターが良い。#8:キャッチーな中にも仄かに叙情性を感じさせるメロディ・ラインが良い感じに流れる。#9:ヘヴィなリフからテクニカルなソロまでギターの格好良さが炸裂する。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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ON THE PROWL (2023;6th) 6 | |
SP008CD |
キャッチーなメロディをギターとヴォーカルで叩き出すハード・ロック。カッチリした演奏に遊び心のあるヴォーカルでキャッチーなメロディを織り上げる内容が魅力で6点。基本的にはヴォーカルを前面に出すような構成ですが演奏陣の格好良さもしっかりとアピールしてきます。ヴォーカルは若干ラフめのハスキーな中高音域でポップなメロディ・ラインを繰り出します。ギターはクリーンなトーンでのソロやリフでメロディをプッシュしてきます。ベースはやや抑えめなサウンドながらボトムでメロディを支えます。ドラムは重さに振ったサウンドでパワフルな駆動力を叩き出します。
#2:スリリングなメロディを弾き出すギターにヴォーカルも併せてくる。#4:若干の叙情性を漂わせるヴォーカルの足元でベースが埃っぽさを出す。#6:キャッチーな叙情メロディをハードに弾き出すギター・ワークが魅力。#8:爽やかなサウンドとメロディが軽快に走り抜ける。#9:ヘヴィな質感でヴォーカルとギターを支えるルースなリズム隊が良い感じ。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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