Gary Hughes | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
Vinny Burns | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th |
John Halliwell | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th |
Chris Francis | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th |
Neil Fraser | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
Dan Mitchell | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th |
Dann Rosingana | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
Steve Grocott | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
Shelley | Bass | 1st 2nd |
Steve McKenna | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
Mark Sumner | Bass | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
Greg Morgan | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th |
Frank Basile | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th |
Mark Zonder | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
Max Yates | Drums | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th |
Ged Rylands | Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th |
Don Airey | Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th 5th |
Paul Hodson | Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th |
Darrel Treece-Birch | Keyboard | 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th 16th |
TEN (1996;1st) B+ | |
哀愁のメロディアス・ハード曲が心に沁みる、メロディーラインといいリフといいかなりの良さです。ヴォーカルが中低音域の落ち着いた声なのでそれも影響しているのかもしれません。へヴィーメタル好きには何曲かポップすぎるものもあるけれど、それもまたいい曲なので許容範囲でしょう。
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THE NAME OF THE ROSE (1996;2nd) A | |
1stでの違和感の元凶だった変にポップな曲を棄て、得意技のメロディアス面を全面に押し出しているような感じになりました。あまり前に出てこないけれどもヴィニーのギターもあいかわらず暴れまわっているあたり、ギターフリークにも訴えるものがあります。
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THE ROBE (1997;3rd) A | |
へヴィーメタル曲が増えたのが特徴でしょうか。荘厳というかそういった雰囲気は元々あったけれど今回はそれがより一層増しています、多分ミキシングでそういうふうに聞こえるようにしたのだと思います。しかし、この霧がかかったようなミキシングは賛美両論分かれるでしょう。
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SPELLBOUND (1998;4th) A | |
今回から音像が変わり、よりへヴィーメタル的に各楽器の音の輪郭がはっきりしました(特にリズム隊)。この変化をどう受け止めるかで評価は変わります。この方がギターやメロディーラインがより鮮明になるので好きなのですが、イメージが変わったのでとまどうファンもいるでしょう。
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BABYLON (2000;5th) | |
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FAR BEYOND THE WORLD (2001;6th) A | |
ひとまず本作においてはファンの不安は杞憂に終わりました。叙情味あふれるヴォーカルラインとそれを彩るバッキング、そこにスパイスとして切り込んでくるヴィニーのギターが見事な調和を見せます。類稀なるメロディーセンスとそのメロディーを歌う為にあるような声を持つゲイリーの存在感が際立ったアルバムと言えましょう。更にアグレッシヴにもエモーショナルにも弾けるヴィニーのギターも奮っています。ソフトなバラードからギター・リフの効いたハードな曲まで全てに光るものを持った素晴らしいアルバムです。
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RETURN TO EVERMORE (2004;7th) B+ | |
Vinny
脱退の影響はハード・ロック色の減退という形に表れました.新加入のChrisはソロではそこそこ存在感を示しているのですが,リフでヴォーカルに絡んでいくような動きはうかがえず,歌モノのイメージが強くなっています.楽曲自体に目新しさは皆無ですし,ややもすると過去の焼き直し的な印象も受けますが,陰陽織り交ぜた叙情メロディを良い具合に力の抜けた中音域で歌い上げるスタイルはやはり良いのです.
2nd,3rd の頃の劇的な様式系の#1.ギター・ワークに変化が読みとれる#2.民謡調の#3もギター・サウンドが特徴的です.得意技のキャッチーなロック・バラード#4.キャッチーなヴォーカル・メロディの#5はギター・ワークもシンプルながら効果的です.叙情メロディが炸裂するパワー・バラード#7は本作ハイライトのひとつ.
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THE TWILIGHT CHRONICLES (2006;8th) A+ | |
枯れた哀愁をシンフォニックな装飾に載せて濃密に発散するメロディック・ハード・ロック・アルバム.基本的にはヴォーカルを最前面に配してキーボードが雰囲気を作り上げる内容ですが,ギター・リフもなかなかの仕上がりとなっております.ベースのバランスが若干強すぎる感もありますが,プレイヤーがギタリストということもあってリフへの絡み方は良いです.逆にドラムのサウンドは薄皮一枚被ったように弱く,特にバスドラがしょぼいのです.
哀愁を帯びたハードなギター・ワークと随所に差し込まれるクワイアが強力な#2.ケルティックな旋律で哀愁のバラードを歌わせれば流石の貫禄がにじみ出る#3.ヘヴィなサウンドのリフ・ワークが魅力の#4.#10のエピローグに入ってからのギター・ワークは前任ほどではないものの確実なレベル・アップを感じさせます.
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STORMWARNING (2011;9th) A+ | |
ギターを中心に劇的な叙情メロディを紡ぐメロディック・メタル.色気のあるリラックスした中音域ヴォーカルはメロディの陰陽を問わず相変わらず魅力的ですが,インスト陣の奮闘振りも耳を惹きます.叙情メロディをハードに奏でつつ結構自由にテクニカルなリックも叩き込んでくるギター・ワークが実に見事.スケールの大きな装飾を施すキーボードもある意味で安定しすぎるヴォーカル・メロディを補う良い仕事をします.プレイは地味目でもビリビリとしたラフなエッジが効いたベースも悪くないです.
#1:ピアノが主導する哀愁のメロディにウェットなヴォーカルとハードなギターが載る.#2:コーラスで緊迫感をくすぐってくるメロディとギター・ワークが印象的.#4:心持ち斜に構えた感じのヴォーカルとギターがかっこよい.#5:クリーンなツイン・ギターが先導してキーボードが引き継ぐ叙情メロディが強力に響く.#8:ヴァースでのヴォーカルとギターの静かな掛け合いにテンションが高まる.#9:フォーキーなあざといギター・リフとスケール感のある装飾が凶悪な殺傷力を発揮する.
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HERESY AND CREED (2012;10th) A | |
ヴォーカルの魅力を押し出したメロディック・ハード・ロック.枯れた哀愁をまとって進むメロディ・ラインとそれを増幅するヴォーカルとのマッチングが見事.隙あらばピロピロと弾きまくるギターはそれ自身では割とメタリックな方向に行こうとしていますが,キーボードとメロディを補完しながら展開していくのであまりヘヴィな印象は受けません.ベースは芯のあるサウンドで積極的にリフをリードしていくのが良いです.ドラムは少々埋もれ気味ですがプレイ自体は悪くないです.
#4:哀愁のメロディを練り上げるヴォーカルと弾きまくり傾向のギター・ワークが強力.#5:切々と哀愁を紡ぎ上げていくヴォーカルが流石の魅力を発揮.#7:ソリッドに走るベースを土台にキャッチーなメロディをヴォーカルとキーボードが繰り出す.#10:ハードなギター・リフがドラムを引き連れて駆ける.#12:リズミカルに走りながらコーラスに叙情性を叩き込んでいくヴォーカルが良い.#13:ベースが先導する序盤から徐々に色彩感を増していくメロディ・ラインが魅力.
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ALBION (2014;11th) S | |
情感豊かなヴォーカルを前面に立てたメロディック・ハード・ロック。枯れた哀愁を漲らせるメロディ・ラインが真に秀逸。ヴォーカルは力の抜けた中音域をヴィヴラートで泣かせながら悠々と突き進みます。ギターはテクニカルなソロにもしっかりとメロディを練り込んでエネルギッシュに走ります。キーボードはサウンドに奥行きを持たせて楽曲のスケール感を向上。ベースはばやけながらも厚めの低音を這わせてボトムをしっかりと埋めます。ドラムは引き気味ですが堅実な駆動力の供給に努めます。
#1:スタスタと走るドラムに乗せて軽快な叙情性を撒き散らす。#2:哀愁を込めた煽情的なメロディ・ラインをヴォーカルとギターが軽快になぞる。#4:民謡色に彩られた勇ましいヴォーカル・ワークが凶悪に熱い。#6:スケール感のあるリフを余裕を持って乗りこなすヴォーカルが流石。#8:キラキラとしたバッキングにヴォーカルとベースが重めの叙情メロディを被せる。#9:明確な殺傷力を発揮する哀愁のメロディ・ラインを丹念に織り上げる。
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ISLA DE MUERT (2015;12th) B+ | |
トリプル・ギターが躍動するメロディック・ハード・ロック。民謡調叙情メロディをスパイスに勇壮さと郷愁をハードに紡ぎます。ヴォーカルは安定のジェントルな中音域で肩ひじ張らずに味のあるメロディをなぞります。ギターはクリーンでトレブリーなトーンでヴォーカルとかち合わないようにして入れ代わり立ち代わりメロディックに弾きまくります。キーボードは装飾メインですがデジタルな音色でソロにも噛みこんできます。ベースは底の方でぼやけてはいますが低音域の厚みをしっかりと確保。ドラムは堅実なプレイであまりアピールはありません。
#1:民謡調の勇壮メロディをトレブリーに飾るギターが良い働き。#3:ハードに歪んだギター・リフにキーボードとヴォーカルが不穏な空気感を加えるもコーラスはキャッチー。#5:ベースが支える土台の上でキャッチーな疾走感でメロディが走る。#7:オリエンタルで呪術的な薫りのメロディでギターが弾きまくる。#9:ハードなドライブ感のギターとベースでヴォーカルを走らせる。#10:叙情メロディをリズミカルに歌い上げるヴォーカルをギターが代わる代わる飾りに行く。
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GOTHICA (2017;13th) 7 | |
ウォームなヴォーカルを中核としたメロディック・ハード・ロック。エモーショナルな大作よりは明るい雰囲気の楽曲が幾分多めで、そちらの路線でも魅惑的な声を響かせるヴォーカルはやはり素晴らしく7点。ヴォーカルは楽曲に合わせてややエネルギッシュなように聴こえますがジェントルな中音域の枠はキープ。ギターは太めの音で常に誰かしら弾いている感じですが、混雑しすぎないようにミックスで抑えている様子。キーボードは叙情性を求める楽曲においてはリフにもソロにも顔を出してきます。ベースはサウンドこそぼやけがちですがボトムの厚みの形成に忙しいです。ドラムはエッジを落とした音で奥の方から硬めの駆動力を供給。
#1:弦楽器隊のハードなサウンドに叙情味を帯びた重厚なヴォーカルを合わせる。#3:哀愁を振り撒くギター・ワークに乗せてヴォーカルが情感あふれるパフォーマンスを繰り広げる。#5:コマーシャルなメロディを爽やかに歌い上げる裏でベースは結構効いている。#7:スケール感のある哀愁メロディを切々と紡ぐ。
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PERSONNEL
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ILLUMINATY (2018;14th) 8 | |
FR CD 897 |
ジェントルなヴォーカルを中核とするメロディック・ハード・ロック。ゆったりとしたヴォーカルとハードなギターが織り成す情感が心に沁み渡る貫録の内容で8点。メタリックに攻めたりポップに走ったりと変化球を入れながらも肝となるウェットな哀愁はしっかりと猛威を振るいます。ヴォーカルは肩の力の抜けたナチュラルな中音域をメインとしつつも曲の要求によってはハードな攻め方もしてきます。ギターはリフは潤沢な重なりをしていては速弾きがそこかしこに配されますがソロ以外はあくまで従の位置。キーボードは電子音の装飾とピアノ中心で過度にシンフォニックにしないような印象のパフォーマンス。ベースは堅実に厚い基礎を構築して楽曲の流れをしっかりとまとめます。ドラムはスネアと金物を中心としたビートの供給に努めます。
#2:速弾きギター・ソロとキラつくキーボードで勇壮メロディを走らせる。#5:ヴォーカルとギターで致死性のウェットな哀愁をじっとりと練り上げる。#6:メカニカルなギター・リフに合わせてヴォーカルもアグレッシヴに攻める場面もありつつコーラスは普通にキャッチー。#7:軽やかなキーボードに妖しい叙情性を含ませて跳ねる。#9:スリリングなメロディを弾き出す弦楽器隊を中心に楽曲がハードに展開する。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL |
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HERE BE MONSTERS (2022;15th) 8 | |
FR CD 1192 |
叙情メロディをウェットに紡ぐメロディック・ハード・ロック。重めの情感をヴォーカル中心に紡ぎ上げるスタイルで派手さはなくとも強力な煽情力を発揮していて8点。じっとりとしたアルバム前半から後半に入ると幾分カラッと感もある構成になっています。ヴォーカルは曲調の陰陽を問わず中高音域をジェントルに響かせて情感を紡ぎます。ギターはリズムにハードなエッジを加えてきますが叙情メロディにもしっかりと貢献。キーボードは電子音でメインのリフを担う印象が強くあまり装飾要員ではない感じです。ベースは厚めのくっきりと太い土台を築いて楽曲の重心を下げます。ドラムはシンバルを中心に華やかですがインパクトはやや抑えたサウンド。
#2:哀愁メロディを弾き出すヴォーカルとピアノを弦楽器隊がハードに支える。#3:ピアノとヴォーカルの織り成す情感がコーラスでギアを上げてギター・ソロまで繋がる。#4:ヘヴィな弦楽器隊に乗せるヴォーカル・メロディも不穏な色を帯びる。#6:フォーキーな情感を込めつつ叙情メロディを牽引していくギターが良い。#9:刻むギターとオルガンにハードな埃っぽさを見せつつ叙情性が展開する。#10:しっとりとした情感をキーボードを中心にドラマティックに彩る。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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SOMETHING WICKED THIS WAY COMES (2023;16th) 6 | |
FR CD 1284 |
キャッチーなメロディを歌うヴォーカルを前面に出すメロディック・ハード・ロック。落ち着いた雰囲気をヘヴィな演奏で組み上げていく内容で6点。演奏陣のパフォーマンスも決して悪くはありませんが基本的には叙情ヴォーカル・メロディを立てる方針です。ヴォーカルはジェントルな中音域で力の入り過ぎないパフォーマンス。ギターは若干のハードな側面も見せつつメロディックにクリーンなトーンを弾き出します。キーボードは基本的には電子音の装飾を担い、ピアノなどで情感をブーストしてきます。ベースは太いサウンドでボトムにしっかりとした厚みを加えます。ドラムは奥に引いて軽めのスネアとシンバルでビートを作ります。
#2:ハードめのリズムの刻みに叙情メロディのリフにとギターが躍動する。#3:爽快メロディを軽快に走らせるヴォーカルとキーボードが良い。#5:リズミカルな叙情味を繰り出してくる埃っぽいヴォーカルが魅力。#9:ピアノの躍動感を受けたヴォーカルの疾走感が心地よく響く。#10:さらっと重い哀愁を紡ぐヴォーカルを引き継ぐギター・ソロも哀愁にまみれる。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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