website High Speed GTO (2009;EP) Over the Top (2009;1st) Flying Tigers (2011;2nd) The Devils Cut (2013;3rd) Infernal Overdrive (2018;4th) |
Wyatt Anderson | Vocal | 1st 2nd 3rd 4th |
Joseph Michael | Vocal | 1st 2nd 3rd |
Chad Bryan | Guitar | 1st |
Erik Kluiber | Guitar | 1st |
Jake Dreyer | Guitar | 1st 2nd 3rd |
Will Wallner | Guitar | 1st 2nd 3rd |
James J LaRue | Guitar | 1st 2nd 3rd 4th |
Jon Leon | Guitar, Bass | 1st 2nd 3rd 4th |
Giovanni Durst | Drums | 1st 2nd 3rd |
Dylan Marks | Drums | 1st 2nd 3rd 4th |
HIGH SPEED GTO (2009;EP) | |
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PERSONNEL
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OVER THE TOP (2009;1st) B+ | |
IRON MAIDEN をベースにした80年代のB級メタルを地で行くスタイル.あまり歪ませないトレブリーなトーンのギターが忙しなく繰り出すリフ・ワークが非常に強力です.ギター・リフもそうならベースもモロに Steve Harris を意識したプレイですが,積極的に前に出てくる攻めの姿勢はかなり好きです.ハイ・トーン・ヴォーカルも高音域でどこか抜けた感じのするところが逆に魅力になります.借り物フレーズの多さが耳につくものの,それはそれとして割り切ってしまえば大いに楽しめる内容です.
直球ゆえに高揚感に満ちたギター・リフと勇壮なヴォーカルが強烈な煽情力を生み出す名曲#2.IRON MAIDEN のオカルティックな大作の影響下にある#5も悪くない曲です.ヴォーカルのパフォーマンスが実速度以上にスピード感を生み出す#6.リフやヴォーカル・メロディへのフックのつけ方が上手い王道路線の#7.ダークな#9はヴォーカル・パート以上に気合が入っているインスト・パートが聴き所.
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PERSONNEL
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FLYING TIGERS (2011;2nd) B | |
ベースを効かせた王道ヘヴィ・メタル.頻出する弦楽器隊の強い IRON MAIDEN 臭は鼻にはつきますが忌避するほどではありません.トレブリーなハイ・トーン・ヴォーカルのなぞるキャッチーで速いメロディ・ラインは大きな魅力です.クリーンなトーンのギターは音量的に控えめですが耳を惹くメロディをしっかりと投下します.リフの主導権を握るベースはギターの間隙を縫ってよく動き回ります.ドラムは奥に引いた感じのサウンドでプレイ自体も基本抑えめですがオカズの投入は躊躇いません.
#2:コマーシャルなメロディ・ラインのヴォーカルとギターが魅力.#3:哀愁のメロディをじっくりと歌い上げるヴォーカルが強力.#4:うねるベースを前面に出して軽快にドライヴするリフにキャッチーなヴォーカルを載せる.#5:ミドル・テンポで跳ねる曲自体は平凡ながらヴォーカルのパフォーマンスにフックがある.#7:緊迫感に満ちたギター・リフが疾走する.#11:暗黒臭を漂わせながらゆったりと練り歩くヴォーカルが魅力.
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THE DEVILS CUT (2013;3rd) B+ | |
ベースが積極的に牽引するヘヴィ・メタル.ギターが弾き出すリフとヴォーカル・メロディがキャッチーで魅力的.ヴォーカルはハイ・トーンをファルセット交じりで気持ちよく歌えるタイプで,高音域が少し詰まりますがクセと呼べるレベル.ギターは明るめのメロディをハーモニー・プレイを絡めながら奏で,ソロでは速弾きをねじ込んできますがテクニック面で危なっかしいところもあったりします.ベースはギター・リフとは違う位置にくっきりと分離して奔放に動き回ります.ドラムは膨らみ気味のサウンドで手数多めのプレイをします.
#2:動きまくるベースにキャッチーなヴォーカル・メロディを当てながら地下臭のする後半パートへ雪崩れ込む.#3:ポップな叙情メロディを紡ぐヴォーカルとギターをベースがブリブリとドライヴする.#4:メロディックに駆け抜けるヴォーカルとギター・リフが耳を惹く.#6:軽快に走るドラムとギターが叙情性を帯びるヴォーカル・メロディを牽引する.#8:明るいコマーシャルなヴォーカル・メロディをリズミカルに跳ねさせる.#9:ダークな雰囲気の中でヴォーカルが魅力的な歌唱を響かせる.
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PERSONNEL
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INFERNAL OVERDRIVE (2018;4th) 6 | |
M-014-2 |
キャッチーなヴォーカル・メロディを走らせるヘヴィ・メタル。ヴォーカルとギターはメタリックで良いメロディを弾き出すのですが、パクリ元がわかりやす過ぎる有名メロディの氾濫ぶりには閉口するので6点。せっかく格好良いメタルをやっているのにバンドの存在がジョークと捉えられそうで勿体ない。ヴォーカルは薄めでも力の入ったハイ・トーンで微妙なヨレ具合がむしろ良い方向に作用します。ギターは勇壮メロディのリフでヴォーカルをサポートしながらソロは速弾きを決めてきます。ベースは立ち上がりを効かせたサウンドでリフによく絡みます。ドラムは重さのあるキックを疾走させながらメリハリの利いた手業でリズムに変化を付けます。
#2:弦楽器隊が弾き出す勇壮メロディのリフに乗ってヴォーカルも調子よく走る。#4:叙情メロディに勇壮な響きを加えるヴォーカル・メロディからの流れをギター・ソロがテクニカルに引き継ぐその裏ではベースが結構暴れている。#5:軽い叙情性を伴って叩き込まれる勇壮メロディが高揚感を煽るが、ソロ・パートのパクリとマスタリングのミスがひどすぎて残念。#6:走りまくるリフとスクリームするヴォーカルが生み出すボルテージが良い。#9:軽妙なギター・リフに跳ねるリズムで毒気を抜きつつ叙情メロディが激しさを増しながら進行する。
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PERSONNEL
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ADDITIONAL
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